アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

東海鉄印収集旅行(岐阜・三重編)

前回、いつかやりたいと言ってから実に一年以上が経ってようやく東海地方の続編である。
もう鉄印なんぞ集めてる人はいないのではないかと思うほど、鉄印は話題にもならないネタになってしまった。

(↓前回)

zyxwvutakasaki.hatenablog.jp

松本10:30→12:54中津川13:49→14:30多治見14:55→15:24美濃太田 中央・太多線

奈良井・木曽福島の寝覚の床の風景はダイナミック。前日の疲れで眠くて早くもこのまま帰りたくなってきた。

中津川行きは、さすが三連休なのか松本駅から一度もセミクロスふたりがけが開くことはなかった。
中津川は岐阜名物栗きんとんの本場であり、駅の横のビルの土産屋は栗だらけ。

津川駅そば「根の上そば」

 

美濃太田15:34→15:57関市役所前…関17:06→17:25美濃太田

北濃行き普通列車は、中学生などで40人ぐらい乗っていて関市内の小さな駅でもひっきりなしに乗り降りがある。

とりあえず関市役所前駅で降りてマンホールカードの収集に勤しむ。

関市役所前駅はもともと近くの高校を名乗る駅名だったらしく特に市役所に近いというわけでもない。関駅から関市役所も十分歩ける。駅付近の直線はかなり写真映えする風景でなかなか良い。


この日は「関刃物まつり」が開催されていて、普段人気のないはずの関市役所近くにもシャトルバスがひっきりなしに往来していた。個人的にはあまり休日にまでこういう場所に来たくはないのだが・・・

臨時列車が出ていたらしいが情報をつかめず。そのまま関駅まで歩いて鉄印1カ所目をもらった。

しかもせっかく貰ったマンホールカードをこの後どこかで落としたらしく、行方不明になってしまったことは痛恨の念である。

 

美濃太田17:36→18:07岐阜18:32→18:36笠松18:40→19:02新羽島 

名鉄羽島線は岐阜からの直通は少なく、ほぼすべての電車が笠松で乗り換え。かなりのローカル線でだるい。

新羽島駅

今日も明日も岐阜羽島に泊まる。
F1グランプリだからなのか3連休だからか知らないが、名古屋に泊まろうと思っていたのに全然宿が空いてなく、羽島の大野伴睦像を拝みに来るという事態になってしまった。
交通費を含めると大して安くなっていないのはご愛嬌。

大野伴睦夫妻像(岐阜羽島駅前)

岐阜羽島駅はゆったりとしていて好みの駅。駅の周りに飲食店は少ないが、少し歩いたところには点在している。
中華料理店で夕食を食べたあと、部屋のベッドに倒れ込んだ。この日はかなり仕事の疲労があり、関駅以降はクタクタだった。

 

岐阜羽島9:51→10:02名古屋10:07→10:40四日市 東海道新幹線・関西線

新幹線で悠々と名古屋駅まで来て四日市までは順調だったが、伊勢鉄道普通列車がF1客で満員で乗れず計画が狂った。F1開催の凄まじさを早速味わせられた。

乗れるわけない…

四日市から近鉄四日市は結構距離があり、快速みえもすし詰め状態のため、打つ手もなく、孤島のような伊勢鉄道のホームで一時間待った。JR四日市駅の周りの廃れ具合もなかなかのものである。

 

四日市11:44→11:56鈴鹿12:17→12:57松阪 伊勢鉄道紀勢線

なんとか鈴鹿駅で降りて鉄印収集。自分だけではなかったので一安心。

伊勢鉄道は全然会社の色がないというか、本当はJRなんじゃないかと思ってしまうほど車両以外に会社の存在を感じられない。鈴鹿駅に本社があるので通過利用だとなおさら。なんか近所のおじさんが片手間に駅員やってるような感じの会社。

ちなみに鈴鹿駅には伊勢鉄道が開業してからの記念品や思い出品が陳列された一角があるので、なかなか見所はある。

鈴鹿で乗る快速みえは案の定激混みだったが、さすがにここでは乗り込む。

鈴鹿サーキット稲生駅で大量下車。鈴鹿サーキット稲生駅を発着する臨時列車はほぼ全てJR東海の車両が使われているため、伊勢鉄道としてもやれることはやっているのかもしれないが…
普段と客数が違いすぎるこの2日間だけ出来ることは限られているんだろう。

伊勢鉄道の2両編成はかなり珍しい(鈴鹿駅)
松阪13:09→14:33伊勢奥津15:08→16:34松阪 名松線

せっかく三重方面まで来たので名松線に6年ぶりに乗ることでした。
名松線とは、国鉄時代に特定地方交通線制度で廃線勧告を受けながらも未だに存続している唯一の路線である。要は利用客が日本トップクラスに少ない路線ということ。
乗客10人ぐらい。家城駅から先も日常利用客がいることに驚いた。
この路線は家城駅の近くにある白山高校の学生で支えられていると言われている。

「勝手に名松線応援団」という各所で掲示中のポスターでも白山高校の学生が活躍されていた。
まあ平日はそれでいいとしても…休日はなんともコメントのしようがない。

途中からずっと雨でかなり仄暗い三重山中の風景になった。

伊勢奥津駅

名松線の終着駅、伊勢奥津には休憩所兼「観光案内所ひだまり」という施設があるのだが、この過疎路線で運営しているのは大したものだと思う。
結局伊勢奥津まで全く昼メシにありつくことができず、「ひだまり」に売っていたあまご(稚魚)の唐揚げをようやく食べて昼飯にした。
この「ひだまり」が営業していない時間に伊勢奥津駅に来ても、全くやることがないので注意。
店員の方におもてなしのお茶をいただいた。早い時間帯に来れば弁当も売っているらしい。観光グッズを買うぐらいしか私にはすることができないが、少しでも貢献となれば幸いだ。

松阪16:41→18:07名古屋 紀勢線快速みえ20号

津からもF1の客が乗ってくる。どういうこっちゃと思ったが、鈴鹿サーキット稲生駅からだと名古屋行きに座れないのでわざわざ引き返してきているらしい。

この列車の前は40分ほど列車のこない時間帯となっていてどんな混み様になるのかと戦々恐々としていたが、この日はレース自体のスケジュールが雨で遅れていて、ピークがこの列車の頃には来なかったらしくそこまで混まなかった。

個人的には県庁所在地で唯一訪れていない津駅に降り立つという目標があったのだが、前後のゴタゴタで結局達成できず。

まあ伊勢奥津駅も津市だし、いいか…

この日も、淡々と名鉄竹鼻線に乗り、宿に帰って松坂駅で買った「赤福」を夜食にした。

 

岐阜羽島7:54→8:20大垣8:41→9:11本巣 名阪近鉄バス樽見鉄道

新幹線の轟音と名鉄の車輪の音で起きる。
名阪近鉄バスに乗って大垣駅へ。今どき田舎でもないのにICカードの使えないバス路線があるのか…(一応来年対応予定らしい)

岐阜羽島駅大垣駅に抜けるこの路線と、養老鉄道駒野駅まで抜ける路線バスがある。どちらもそれほど本数はないがピンポイントの移動では役に立つ。

 

樽見鉄道線に乗るのは16年ぶり2回目。
樽見鉄道は2005年まで春季に客車の臨時列車が走っていたが、私は当時何も知らず2006年に期待して現地まで来て乗れなかった苦い思い出がある。
iモードと貧弱なインターネットしかなかった頃の話なので、振り返るとしょうがない。

本巣駅

客の動きを見る限り、本巣駅よりモレラ岐阜駅が乗降のメインのようになっていた。
樽見駅まで行ってうすずみ温泉に入浴する予定だったが、今回は気力がないため撤収。岐阜県内はそこら中に「清流ミナモ」というキャラクターがコロナ対策ポスター等で使われており、やたらと見かけるため覚えてしまった。今日の目的はこの時間にしてすでに終了…おいおい…

 

本巣9:17→9:46大垣10:11→11:39豊橋11:42→12:15浜松 東海道線

東海道線でテクテク帰路に着く。今年の3月にも同じような事をやって途中でギブアップしているのに懲りない奴…

浜松駅から歩いて3分のところにある「丸浜」さんは3年ぶりだがとてもいい。竹3100円。新幹線に貢ぐカネを、うなぎにすべて注ぎ込む行為は快感。
この旅行の最大の楽しみは正直ここにあったと言っても過言ではない。このために働いてきたのよっていう気分になれる。

丸浜

 

浜松14:10→15:21静岡16:03→17:20熱海 東海道線

予定通り8000番台の車が来て安堵。
この車は今年3月に中央線から静岡地区に移ってきて、静岡地区の移動に新たな選択肢が加わった。
しかし運用列車は静岡地区の全体の総数からすると限られているため、何も考えずに乗ってもおそらく乗ることはできない。

313系8000番台(元セントラルライナー車)

クロスシートで移動できるのはいいが、この区間の上り列車で右側に座っていると、浜松ー掛川間では新幹線とほぼ並走しているため、見せしめのように何本ものぞみが通過していく。

ロングシートのときはあまり車窓を気にしていなかったためなおさら。

静岡ー熱海間を陽が出ているうちにクロスで通ることは今までなかったので、東名高速の車窓がなかなか新鮮であった。

浜松と静岡で休憩を取った。
静岡地区は普通列車といえどもガラ空きの列車はあまりないため、これぐらいのゆとりが東海道線行脚には必要。

静岡には「うなぎボーン」という菓子土産があり、何気なく買ったこの商品がどストライクで帰ってからしばらく毎日食べていた。まあ土産はそこら中うなぎパイだらけだった。

三島→函南

見事大垣ー東京間をクロスシートで横断することに成功した。
この車両は所定外の列車に充当されることが多く、この日も半分ぐらい代走だったので計画がうまくいくか疑心暗鬼だったが、静岡地区の運用などを調べて下さっている熱心な方々の情報のおかげで、読み通り熱海行きにも8000番台が入った。ありがとうございます。
真鶴ー早川間で拝んだ月がとても美しかった。

 

今回はこれにて終了。

結果論にしても、岐阜羽島で宿をとったおかげで本当に愛知をほとんど回らず岐阜と三重しか回っていないという稀有な旅行になった。
ただ、普通に観光するならおとなしく岐阜か名古屋に宿をとるに越したことはない。
3日間もかけて書き置き鉄印を3枚集めるというのは目的を見失う感に苛まれ続けた。気分転換にはなっているらしい。

あと阿佐海岸鉄道(徳島)と南阿蘇鉄道(熊本)が残っているが、当分行く気にならない。

[今回の成果]
鉄印 35→38/40種類