アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

オホーツク三湖めぐり(2)

■網走641→958釧路 釧網本線

台風22号の接近で暴風・波浪警報が発令されるなか、どのように帰るか非常に悩んだが、通常運行のようなので釧網線に乗る決断をした。

 

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昨日考えた方針。

 

・可能な限り釧網線に乗る。
・柔軟な対応の取れない弟子屈町内泊はキャンセルする。
・網走発5時の時点で運休になったらオホーツク2号に乗る。
・網走発6時の時点で運休になったら大雪2号に乗る。
石北線も運休になったらバス。
釧網線が途中で止まったら、その時はあきらめる。

 

釧網線全線に乗ることで、JR北海道全線(北海道新幹線除く)完乗となる。

根釧地域の気候の不安定さや、またこの土地まで足を運ぶ多大な労力を思うと、この旅で乗りつぶしに関してはケリをつけたかった。どれだけ遅れても構わないから、普通列車でいいから、早く乗りつぶしというゲームを終わらせたい。 

乗客5~10人。標茶から15人に。キハ54は車重39トンもあるから風にも強いのか。どこぞの省エネ電車の約1.5倍ある。

風速18メートル予報の出ていた弟子屈町内を定刻で走り抜けた。

磯分内付近でタンチョウを、茅沼、塘路付近でシカを目撃。

釧路湿原の車窓は唯一無二の風景。日本のどこに行ってもこの車窓は見れない。

 

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定刻に釧路着。

私の北海道鉄道物語がようやく完結した。物心つきはじめて北海道の鉄道に初めて乗ってから13年余、ついに一つの節目を迎えた。

 

和商市場をざっと歩く。客引きが多いのでさっさと駅に戻り、駅の喫茶店でブログの記事を書く。釧路は相変わらず冷たい風が吹き荒ぶ街だが、結構好きな街である。

 

■釧路11:24→15:07南千歳 スーパーおおぞら6号

 

自由席の乗車率約3~4割。

新得と安平町の温泉に立ち寄る予定だったが、後続のとかちが40分近く遅延しているとのことだったのでそのまま空港へと向かった。

ここ数年のJR北海道は、とにかく早く目的地に着かないと、何か良からぬ事が起きるような気がして落ち着いて乗ってられない。

まあ、社会人として、旅が翌日にずれ込んでもいいや…と悠長に構えるわけにもいかなくなっていることも大きいけども。

 

16分遅れで南千歳着。

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■千歳19:00→20:40成田 VNL922 

1時間遅れ。今年すでに成田を4回も利用している。

(終わり)