▼紀伊勝浦852→858太地 紀伊勝浦938→951太地駅1013→1019くじら館 熊野交通・太地町営バス
なんと朝っぱらから、信号故障で特急くろしおが運休。
友人の機転の利いた判断で、並行して走る熊野交通バスで太地へ出ることにした。
こういう事態になった時に一人だと、私の性格的になかなか次の行動へ踏み込めないので、これは助かった。
バスでたどり着いた太地駅。「新宮行き普通は運休です」という無線放送が繰り返し流されており、列車に乗るのを諦めて帰って行く客を何人か見た。
太地町では落合博満野球記念館に行く予定を組んでいたが、結局記念館に行くのは無理そうだということになり、くじらの博物館を訪問することにした。
この原因は、無論特急くろしおが遅れたからである。ただそれに加えて太地町の「町営じゅんかんバス」のダイヤ改正後の時刻が、この日までインターネット上ではどこを探しても見つからなかったこともある。
なぜそんな面倒なことをしなければならないかと言うと、帰りのバスにつながる紀勢線普通の時刻が、(よりによって)改正で繰り上がっていて、記念館に行くにはそれがきちんと接続していることを確認しないといけなかったからである。
そのうちアップされるだろうと思っていたが、本当に現地(紀伊勝浦駅)の観光案内所で時刻表を見るまで、行くかどうかの判断を下せなかった。
いまどき旅程の時間を確定できないまま現地まで来てしまうなんてアナログすぎると思っていたが、それだけ遠い土地へきているということだ。郷に入れば郷に従え。
くじら館では餌やりやシロイルカの唸る姿を見られてなかなか面白かった。
オフシーズンだから空いてたというのもあるらしいが、都会の水族館ならショーで選ばれた数人しかできない体験だ。
▼くじら館1138→1145太地1151→1221串本1232→1248潮岬
朝の遅れは回復していた。
折り返しになるはずの紀伊田辺発新宮行が運休になっていたため、太地で足止めされるのではないかと危惧していたが、ちゃんと来た。
潮岬に来るのはこれで3回目。
最南端の碑近くにあった売店がなくなり、環境省管轄のセンターに替わっていた。
それに伴い、旧売店で売っていた最南端証明書をもらうには潮岬タワーに登る(=入場券を買う)必要があるという。前回来たときも買ったはずだが、一応今回も購入した。
結果的に初めて潮岬タワーに上ることになった。
潮岬は自分が来ると、いつも雨。
ここで昼飯とする。メガ天丼というのを注文した。
所詮観光地の食事が出てくるのだろうと思っていたが、かなり量のある本格的な丼が出てきて驚く。
あまり時間がなく早食いしたため、かなり胃がもたれた。美味でした。
▼潮岬1348→1409橋杭岩1427→1432串本 熊野交通
橋杭岩の先に帆船が浮かんでいた。なんなんだあれはと友人と話す。
シー・シェパードかと思ったがこれはとんだ誤解で、旅行後調べると海洋訓練船の日本丸が実習で立ち寄っていたとのことだった。
この日と翌日(16日)しか滞留していなかったらしく、偶然いいものを見た。
▼串本1449→1613紀伊田辺1617→1701御坊 紀勢線普通
あとは帰るだけ。
かなり退屈な車内だった。
芳養で高校生が多数乗ってきた。
▼御坊1706→1714西御坊1720→1728御坊1733→1835和歌山 紀州鉄道・紀勢線
せっかくここまで来ているので、紀州鉄道線に寄る。
自動放送もなく、廃れた踏切やガタガタの線路に衝撃を受けた。
往復ともに乗客は5人程度。ほとんどバス同然であった。
▼和歌山1838→1943天王寺1950→1956鶴橋 阪和線・大阪環状線普通
「くろしお」に乗っても大して短縮にならないので淡々と北上する。阪和線の(純粋な)快速はなかなか速い。
この線は国鉄型車両が健在なので、機会があればじっくり途中下車したい。
鶴橋の西口は関東人からすると異国の雰囲気であった。
ついに大阪環状線にも新型車両が入るらしい。
▼鶴橋2004→2019大阪2030→[新快速]→2059京都2111→[のぞみ188号]→2329東京
新幹線へ10分乗換は落ち着かない。これがビジネスならいいのかもしれないけど。
キャンペーン中ということで「のぞみ」車内にてSuicaでコーヒーを買い、付箋セットをもらった。
(おわり)
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼