アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

秋風吹きたる津輕路の旅(1)

◆新庄6:30→7:32湯沢 奥羽線普通

 

6時起床。乗客20名程度の大半が、この後DC号に乗るらしき同業者だった。

 

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湯沢では約500m離れたところにあったセブンイレブンで食糧を買い込んだ。本当は地場スーパーで買うのが醍醐味だが、ビフレは朝早くまだ営業していなかった。

 

◆湯沢8:12→12:41青森 奥羽線特急「583系青函DC号」

 

話題を提供してやまない583系に、初めての乗車。

二ツ井あたりまで2時間半友人と喋り倒し、大鰐温泉新青森間は寝落ち。また一つ経験値が貯まった。

叶うなら、ぜひ次回は三段寝台で…

 

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青森駅を訪れたのは1年半ぶり4回目だが、昼食をとるのは初めて。今までいかに変則的というか、変な時間にばかり訪れていたかがわかる。まあその背景には、今は無き急行はまなすの影響が大きかったが…

「おさない食堂」の「味噌ホタテ鍋定食」を嗜んだ。

 

アウガ地下の市場に寄り、「亀吉」を確保。

 

◆青森14:05→14:37川部14:50→15:10黒石 奥羽線普通・弘南バス

 

ここからは、コスパの良い「津軽フリーパス」で移動する。

 

1日4本しかない川部発黒石行きのバスに乗り継ぐと奇跡的に青森滞在時間を30分弱延ばせることに気づき、即実行。なぜかこのバスは津軽フリーパスでは乗れないので実費を支払う。

 

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沿道はりんごの木でいっぱい。冬に来ていると気づかないこと。

 

 

◆黒石15:15→15:50虹の湖公園16:00→16:20青荷温泉 弘南バス・送迎バス

 

黒石でバスを乗り継ぐ。

乗客8人ぐらいで、全員青荷温泉まで一緒であった。

虹の湖から青荷温泉は、おぞましいほどの山道を行き、途中からは砂利道になり、急勾配の連続の先にあった。人里離れた一軒宿。

 

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テレビもねぇ、ラジオもねぇ、携帯もつながらねぇ…電源もねぇ…

 

この日は広島東洋カープの優勝決定戦の日で、ファンでない私もプロ野球史が塗り替えられる日になるだろうとの思いは強かった。

割と観戦を楽しみにしていたのだが、結局吉幾三の世界この隔絶された環境に阻まれ、翌日虹の湖公園に戻るまで試合の結果がわからなかった。

まあ昭和初期までの人びとの生活を疑似体験している、と思えばね…

 

夕食のけの汁(郷土料理)は具だくさんで私の好みに合い、3回もおかわりしてしまった。夕食会場は津軽色に塗られたような雰囲気に包まれていた。

 

太宰治もこの環境で暮らしていたのかなぁと想いを馳せた。

昔の人の方が、思索に充てる時間はずっと長かっただろうと思うし、そこから名文学が生まれたのだろうなぁ。

 

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いまは、誘惑が多すぎる。私も、誘惑に弱すぎる。