超ローカル線の三江線を踏破することと、奥出雲おろち号への乗車が目的の一人旅です。
旅行中に書いたので、メモみたいになっている箇所が多いのはご容赦ください。
8/28~9/2
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東京2310→(快速ムーンライトながら)→553大垣558→631米原703→941姫路1007→1027相生1029→1139岡山1210→1309福山1533→1623府中1649→1943吉舎(運転打ち切り)
これでMLながらは片道を1回とかぞえると今回で8回目です。もう「ながら族」の称号をもらっても仕方ない域でしょう。
図の通り、足が伸ばせないのでほとんど寝られずじまいでした。
米原で、大勢が接続のよい新快速に乗り換えましたが、この後の接続を考えて優雅に始発に乗ることにします。
新快速みたいな車両が関東でも走っていれば快適だとは思うものの、やっぱり関西だから導入できる内装でしょう。
姫路までたっぷり寝ました。姫路名物のえきそばを食べます。なによりもホームにそば屋があるのがイイ!
ここから播州赤穂行きに乗り換え、相生で再び乗り継ぎ岡山へと抜けます。
スマホにしてから使えなくなっていた国盗りがここで復活!テンション上がる!
洗面用具忘れたことに気付き、三原行きを降りて駅前のドラッグストアへ。ついでにゆうちょ銀行にも。
福山でなにをするか全く考えていなかったので、尾道や鞆の浦へ行こうかと考えましたが、電車やバスに乗れなかったりしたらあとあと面倒になりそうなのでパスしました。
笠岡が、岡山と広島の県境にあるのは意外。
金光・大門という、関東人にとっては無名の駅で学生が降りて行きます。
福山で下車しさっそく福山城へ。
月曜日ということもありほとんど人がおらず。博物館の類も休館だし…(泣)
福山城公園をだらだらと散策しても1時間ぐらい余ったので、駅に入っていたサンマルクで荷物の整理をしていました。
1533発の福塩線府中行きは25分も前に入線。JRでは珍しいと思います。横尾~新市間の記憶がない。要するに寝ていたということですorz
府中は規模からして乗り換えるような駅ではないような気が…。ここから長きに亘るディーゼル車の旅が始まるのだ!
三次ゆきは出発早々、ノロノロ運転。この辺りの路線は減速が多いというのは耳にしていましたが、やっぱりじれったいです。
上下で交換待ち。発車したところで、指令により停車。運転士の近くに座っていたのでよく聞こえました。
梶田~三良坂は大雨なので減速するとのこと。
その状態で備後安田という駅まで走ったものの、備後安田~吉舎間の山間部で運転見合わせ。
1時間近く缶詰め状態。とんでもないところで、落石でも来たら間違いなく死ぬな、と正直覚悟していました。
安芸矢口まで行くというばあさんが慌てていた。車内には8人。
1時間超遅れてようやく吉舎に着く。駅前タクシーで代行輸送。相席で5人乗車はここまで強制的でなければ、なかなか出来ない芸当…。
運転手のじいさんが、近所の学生の名前まで覚えていたのが印象的。無線で何を話しているのか自分には全くわからん…
飯南町(島根)まで行くというおばさんがいて、運転手のじいさんが乗せて行ってあげるよと、信用してくれみたいな口ぶり。
三次に着いたのは20時半近く。駅員と矢口ばあさんの交渉を眺めつつ、退散。
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三次547→931江津1032→(快速アクアライナー)→1133出雲市1217→1226川跡1228→1239出雲大社前1549→1600川跡1603→1612出雲市1634→1718松江→(徒歩)→松江しんじ湖温泉1845→1922雲州平田
なんとか起床。ネカフェは入会金、飯、シャワー代など加算したら結構な金額になった。しかし目玉が飛び出るほどではない。
念願の三江線に乗車。万が一寝過ごしたときは木次線経由しかないなと考えていましたが、ホント、山陰に抜ける選択肢の少なさには脱帽…(笑)
このへんはもうバスが主流なんですね。
全然人が乗ってこない。三次で乗ったのは全員旅行客だし、仕方なく三次から回送している感じ。
口羽で29分停車。このさきの浜原駅での待ち合わせのための時間調整ですが、なにもすることがない。写真ばかり撮っていました。運転士はヘビースモーカー。
地元客は一人もいないとさすがに彼(運転士)も察したのか、「次の宇都井駅は三江線が36年前の8月に全線開業した時に作られた駅で、地上30メートルの高さに駅があります。わずか1分の停車ですが撮影する方はどうぞ」と粋な計らいをしてくれました。
宇都井を出発したあと、自分はキシリッシュを噛んだりしながら睡魔と闘っていましたが、疲労により潮(うしお)駅の前で気絶状態に。
江の川に寄り添うように走り続ける。
景色もまんざら悪くはないので観光列車でも走らせてみれば面白いと思ったが、この乗車時間の長さではさすがに飽きられると思いました。自分でも眠りこけてしまうほどなのに…
川戸でけっこう乗ってくるのかと思ったが、そうでもなく喜んでいいのか、悲しいのか。
車内の平均年齢がどんどん上がって行きます。江津で階段を上がる際虚しくなった、とはこの後知り合う友人の弁。
江津駅前は一部の官公署しかなかったので、アクアライナーが来るまで駅のベンチに座ってぼーっとしていた。
時間の流れが山陽とこうも違うものか。
温泉津でさっき三江線で一緒だった人が乗ってきた。あれ?
さっきまであまりに鈍足だったので、この列車は快適だ。
出雲市で下車。電鉄出雲市駅のロッカーに荷物を入れようとしたとき、その人にバッタリ。「さっきから一緒ですよね!」同い年だとわかり、会話が弾む。
割子そば美味。自分はこの漢字が読めませんでした。
初めて会った間柄なのに、お互いの近況について、1時間近く雑談…。
大社本殿は工事中。若年層が多かった。工事が終わったらまた来たい。その時には…
時間が余ったので旧JR大社駅に寄る。
たいへん大きな駅舎で、廃止したのがもったいないと思うほどだった。構内は線路があったものの草ぼうぼうで、ベンチが転がってたり、哀愁漂う風景。
こういう旅行の時は疲労からきまって口内炎ができるのだが、今回は症状ないので大変気分が良い。
出雲大社前でデハニ50系の車内見学。映画にも使われた車両だ
ホントは松江しんじ湖温泉方面に行く予定だったが、知り合いともっと話したいので急遽変更してJR松江へ。
宍道湖がめちゃくちゃきれい。島根に来た、という感じがした。左側に陣取って正解。
広い。湖の向こう側に畑電が走っているとはとても思えなかった。
松江で彼と別れる。旅程を確認すると明日は備後落合で交差するらしいので、またその時に会えるはずだ。
松江駅に降り立つ。ホームに何もない。出雲市のほうがターミナルらしい。
松江しんじ湖温泉駅まで想像以上に距離があり、かつ飯を食うところも皆無だった。ファミマの幕の内弁当で我慢する。
眠かったので、食べる量がどうであれ睡眠には関係ないと思い始めていた。その関係で時間がなく、松江城の近くまで行けず。足湯も時間があれば入りたかったな…
畑電の一畑口~雲州平田で寝る。
この雲州平田駅の近くにきょうの宿があるのだが、よく寝過ごさなかったものだ。気づいたら走る向きが逆になっていた。
旅館がどこにあるのかわからなくなり道に迷う。この自分が迷うとは不覚。旅館のあるところは全く大通りではなかった。
おかみさんに割引券をもらい、「割烹温泉ゆらり」という温泉へ。
ゆっくり入って来なさいというおかみさんの言葉通り1時間近く湯に浸かっていた。のんびりできるいい温泉だったと思う。となりにガストがあったので驚いた(この日はガストがヘッドラインニュースに載る前日のことである)。
宿泊客は自分だけ。犬の鳴き声だけが響く。蚊がいてあまり寝付けず。
(つづく)