最近溜まった切符をきちんと整理しなければならないと思い、リングファイルを買って収納作業に明け暮れています。
その中でやはり枚数が多いのは圧倒的に青春18きっぷでした。
振り返ってみると私が18きっぷを初めて買ったのは2004年冬季。今まで何枚買ってるんだろうか…
下車印を集め、常備券(赤券)も買い、一時は北東パスとの併用もしたし、18きっぷに関してはもはや未練はないと言っても過言ではありません。
ただ大学の時にこの切符を使い込んで身についた貧乏性がなかなか離れず、卒業してからも未だに最初から最後まで普通列車に乗る旅行をしてしまいます。
まあお金を使って経済を回すのが社会人たる姿勢だという思いはあるので、今後近いうちに18きっぷは局所的に使うスタイルに変えていきたいなぁと思います。
そういうわけで、今回書くのは烏山から弥彦までを1泊2日でまわった、18きっぷ消化旅です。
◇上野608→[527M]→751宇都宮805→[327D]→859烏山
関東で乗らないまま残っていた数少ない線が烏山線である。
まあ単にきっかけを掴めなかっただけ。
烏山線というと、私がまだ旅行に疎かったころ、烏山駅と真岡鐵道の市塙駅を結ぶバスがあることを知り、これを使って一筆書き日帰り旅をやるぞと勇んでプランニングしたことを思い出す。
しかし結局その案は実現に至らないまま10年が経ってしまった。
今もそのバス路線はあるが、真岡鐵道は未だに訪問したことがない。
終点の烏山では折り返しまで1時間半近く時間があったので街中を散策した。
「山あげ会館」は立派な施設だった。次回は隣の滝駅にある「龍門の滝」を訪問したい。
復路、途中の大金駅でアキュムという蓄電池電車行き違った。
烏山線は非電化だが、時刻表の列番表記において、このアキュムは末尾がM(電車扱い)となっているので判別できる。
将来的には烏山線の全てをこの電車で運転する予定とのこと。
ただこの電車を導入する陰で少しずつ烏山線の本数は減らされている。
寝台特急を廃止するときに「老朽化」で押し通そうとするのと同様、何かを派手に主張するとき、別の何かから意図的に目を逸らそうとしていると思ったほうがいい。
◇烏山1025→[330D]→1114岡本1117→[1545M]→1201黒磯1234→[2137M]→1336郡山1346→[3235M]→1401磐梯熱海
烏山を挟んだので東北本線北上の退屈感も若干和らいだ。
順調に郡山まで到達したので、時間調整の意味合いも込めて磐梯熱海温泉に寄る。
郡山からの磐越西線は強風の影響で遅れていた。この快速列車(3235M)はまだ順調に走っていたのだが……
磐梯熱海温泉で今回行ったのは「きらくや」という場所。
日帰り専門ではないようだが、600円でサウナ、休憩室も利用できるのでお得感がある。
日帰り客は自分しかいなかったので快適に過ごせた。
◇磐梯熱海16041706→[1234M]→16201722郡山1941→[1215M]→20442110会津若松
休憩室で運行情報を調べていると、次に乗る予定の「あいづライナー3号」が強風の影響で運休になったことを知る。
駅に戻って案内を見ると、次発の会津若松行きは運転予定とあったが、上りの郡山行きが1時間以上遅れると駅員氏からアナウンスがあった。
ゆえに、このまま磐梯熱海駅にいると2時間近く待たされる羽目になる。
外も吹雪いてきたし、さすがに勘弁と思い、一旦郡山へ戻る決断をした。
そんな顛末で郡山に戻ったが、折り返し会津若松行は相当な混雑で乗車を断念。
まあ前を走る会津若松行きが2本とも運休になって、2両編成が来たらそりゃ混んで当然である。
仕方ないので郡山でさらに時間をとり、19時41分発の「あいづライナー5号」に乗ることにした。(※3,4号だけが運休になっていた)
郡山のヨドバシでiPhoneのケースを新調し、そこから歩いて15分ほどのところにある喜多方ラーメン屋に入った。
美味だったが、やっぱり自分は味噌派なのかもしれない。
「ままどおる」など適当に土産を買い込み、ホームへ。
「あいづライナー」は今年3月のダイヤ改正で臨時化することが決まっている。(※3月以降も臨時で走ることになったそうです)
2005年ごろ「会津デスティネーションキャンペーン」を大々的にやっていたとき、この車両を使って特急「あいづ」という列車が上野ー会津若松間で運行されていた。それに乗ったとき以来である。
指定席はガラガラだった。
リニューアル編成なので外観はともかく車内はきれい。座面の移動もできる。
おかげで磐梯町まで爆睡してしまった。
今後どうするのか知らないが、廃車にするのはあまりにもったいなさすぎる。踊り子やあかぎで走らせても十分だと思うし、ムーンライトえちご復活、とかならないものか。
約25分遅れで、会津若松到着。
郡山と比べて格段に積雪が増えた。
(只見線編へつづく)