アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

幌延糠南クリパ初参戦(1)

毎年クリスマスの時期に行われている幌延町の奇祭「糠南クリスマスパーティー」に参加するための旅行。
※第一話はグダグダの前哨戦なので、お急ぎの方は第二話へお進みください。

富良野14:14→14:59東鹿越15:13→16:21新得16:41→17:42帯広

本当はジェットスター旭川発就航日*1と糠南クリパ*2が重なる予想だったのだが、一週ずれたため、就航日でなくなってしまいただのLCCによる成田-旭川フライトになった。
千葉県民からすれば成田発なだけで、平日は総武・京葉線朝ラッシュの魔境に揉まれることなく飛行機に乗れるので有り難い。
この旅行自体クリパ以外の目的が当初あまりなかったのになぜか4日間も休暇を取ってしまったため、前半は単なる観光。

旭川空港から富良野駅まではふらのバスで移動。
積雪のため約30分遅れで運行。
途中で酔ってしまい、大泉さんヘリ状態のようになり富良野駅に到着。
私の高速バス車両への耐性のなさは相変わらずであるが、今回は急激な周辺気温の変化と寝不足もある。

富良野駅発 東鹿越行き

東鹿越行きは乗客15人を乗せて発車した。根室線富良野新得間は2024年3月で廃止されることが決定している。根室線に乗るのは昨年の訪問で最後だと思ったが意外と来てしまうものだ。
私は今回この旅行の前にようやくスノーシューズを購入した。
さすがに糠南で普通の靴で行くわけにはいかないことに気づき、前日の夜に受け取るという準備の悪さ。
実際この靴で雪道を歩くと、なぜ今まで持っていなかったのかと思うばかり。
昨年の入場券集めの時に、自分がどれだけ雪を舐めくさったような軽装備で各駅を走り回ったりレンタカーを運転したりしていたのかと虫唾が走る。よく事故を起こさなかったものだと我ながら呆れてしまう。

(大変参考になるブログ↓)

blog.livedoor.jp


昨年根室線に乗ったときは暗闇だったので、山部・金山等最後の各駅の風景を記録できたのは良かった。

東鹿越駅

 

東鹿越から代行バスに乗り換え、新得へ移動。
途中幾寅駅でほとんど降りてしまい、結果的に富良野から新得まで私と同じ移動をしているのはもう一名しかいなかった。
鉄道員」のロケで使われたキハ40は2005年に廃車となり、幾寅駅の駅前に保存されている。

2023年になってもキハ40が現役で走っている事自体が驚異的であるが、ついに2025年3月で全道引退となることが新聞記事で明らかになった。

www.hokkaido-np.co.jp


昨年の北の大地の入場券集めまでで追いつくしたので未練はない。
道内キハ40が最後に残るのは函館線の長万部以南だけと予想するが、どうなるか不透明な部分も大きい。

新得駅の前は区画整理をしていて、工事の人がせわしなく駅前を動き回っていた。
新得―帯広間は普通列車で学生たちの乗り降りの激しい中、帯広まで移動し本日の行程終了。
もう一日だけで疲れ全快となかなかいかないので、休息時間をちゃんと取らないとだめだったと反省。

鳥せい」で焼き鳥等
帯広…🚙…三国峠…🚙…旭川

翌日は旭川まで移動し、旭川から宗谷線幌延に向かう。

…というところだが、旭川の滞在時間を使って市内にある北鎮記念館を訪問。

北鎮記念館

旭川自衛隊の町。自衛隊というよりも戦前から続く第7師団の軍都と言ってもいい。記念館は無料で入館できるが、戦前からの軍事面での歴史や展示物がてんこ盛りで全く見飽きることがない。
第二次大戦より前というのは軍人がしたためた文章などを読んでいても、今や廃れたような表現が多彩にあり、現代と全然違う世界が広がっていたように感じられ郷愁を感じずにはいられない。展示をじっくり読めば、あと1時間〜1時間半程度はいられそうな量であった。

旭橋

なかなか旭川の郊外を観光することは(旭山動物園を除き)今までなかったので、同行者に感謝です。

*1:2023年12月15日。

*2:2023年12月24日開催。