帰路はJR西日本が昨年から販売中の「懐鉄入場券」が今月末で発売終了になるため、北陸エリアコンプリート+北陸線お名残乗車というテーマ。大阪ミナミから奈良経由で富山まで行く。
- 新今宮7:04→7:56奈良8:17→9:02宇治9:05→9:21京都 大和路線・奈良線
- 京都9:45→10:35近江今津10:43→11:15敦賀11:37→12:08武生 湖西線・北陸本線
- 武生13:09→13:29福井14:11→14:58小松15:31→15:48金沢16:07→16:30富山 北陸本線・北陸新幹線
新今宮7:04→7:56奈良8:17→9:02宇治9:05→9:21京都 大和路線・奈良線
まず大和路線奈良行きに乗車。この列車は201系での運転。
201系は今や全国でこの大和路線だけで走っている。令和6年までは残るそうだが、関東では平成24年に全廃されていることを考えると走っているのが奇跡的ですらある。おそらくこれが人生最後の201系の乗車となるだろう。
奈良方面行きでは、前から5両目が電磁モーターをたっぷり堪能できるのでおすすめです。
前日から気温が15度近く下がっており、薄着で来たことを後悔するばかりであった。
車内は終始ロングシートに2・3人という感じで、志紀・柏原・王寺で乗り降りが多かった。
奈良で営業開始早々、緑の窓口に並び入場券購入。
次は205系の普通京都行きに乗り込む。こちらも関東人からするとまだ走っているのかという感じしかない。205系のこの色は、今は奈良線でしか走っていない超希少種と言っていい。
奈良線の駅はかつて「赤い青春18きっぷ」(2016年販売終了)を販売していた駅が多く、買いに行こうとして色々調べたので駅名だけは鮮明に覚えている。山城青谷や玉水駅まで切符を買いに来ようとしていたことがあった。結局奈良線の駅には行くことはなかったが、懐かしい。
宇治駅で快速に乗り換えて、京都駅到着。
京都9:45→10:35近江今津10:43→11:15敦賀11:37→12:08武生 湖西線・北陸本線
京都からは新快速で敦賀へ向かう。この日は北陸地方荒天予報のため、新快速は近江今津で車両交換となった。
近江今津駅は天気はそこまで悪くないものの強風が吹き荒れていて、体感温度が著しく低く死にそうであった。近江今津からの4両編成はそこまで混んでいなかった。
敦賀駅は北陸新幹線開業目前ということもあり、そこら中に北陸新幹線の掲示物が百花繚乱。
このあとの駅でもいくつも同じような幕や掲示物があった。
新幹線ができると開業区間の各駅は名古屋や大阪に1本で行けなくなる。
特に福井県は東京指向エリアに組み込まれて経済的に大丈夫なのかと思わなくもないが、福井県は私が国内で泊まったことが過去一度もない県というぐらい不案内である。今後の地域の変化を見守ることにする。
敦賀駅の乗り換え時間が15分弱しかなかったので、みどりの窓口の混みようによっては入場券の購入が危ういと感じていたが、辛くも先客1名のみで乗り切った。
ちなみに新快速で敦賀駅に着くと一番後ろの4号車が最も出口に近いです。(新幹線開業後は知りませんが…)
武生駅では今庄そばの出店で昼食。高齢のおばあちゃんに対応していただく。
今庄はそばの産地で有名とのこと。もう40年以上やっているらしい。
飲酒して暴れた人がいたから待合室が飲酒禁止になったことなどを、待合室の客に滔々としゃべっていた。
家で過ごすとYouTube中毒になって全然気分転換もあったものでもないので、他愛もない行動でも、外の空気を浴びることは大事だと感じるばかりである。
武生13:09→13:29福井14:11→14:58小松15:31→15:48金沢16:07→16:30富山 北陸本線・北陸新幹線
淡々と武生から福井駅に移動。福井行きのワンマン2両編成は非常に混んでいたが、全員座れる程度。
福井駅から小松駅へも普通電車で移動した。この辺は総じて在来線はJRでなくなる。
乗り納めしている人は結構いるかと思ったが、そこまででもなく。12月はまだ早いか。
この後も淡々と富山まで懐鉄入場券を集め続け、北陸エリアはコンプリートできた。
この入場券はとにかく在庫や値段どうこうよりも、発売場所である各駅の「みどりの窓口」に並ぶ時間を確保して旅程を崩さないということが最重要であった。
金沢駅は在来線改札でも販売していた。
大阪駅では140円の入場券を買うのに45分も並ぶ羽目になり、金沢も大阪に劣らないほど混んでいたが、案内係の駅員に窓口以外でも売っていることを教えてもらったのがファインプレーで、さっさと新幹線に乗り込める果実を得た。(おわり)