アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

魅惑のウズベキスタン(2)観光都市ブハラ

タシュケント・ユーニイー22:33→6:18ブハラ-1駅

夜行列車は定刻に着き、ブハラ駅から中心市街地へ移動。

ブハラ-1駅

朝っぱらから、デイユース利用してホテルで9時ごろまで休憩。夜行が割安といえども、結局ホテルで休憩することになるので費用面は大して変わらない。
今日の行程は何一つ決まっておらず、決まっているのはブハラを一日観光することだけだった。
ラビハウズ前の池から、9時半ごろスタート。
ブハラはウズベキスタンの中でも観光スポットが比較的まとまっている都市として知られており、バスなどをあまり使わなくても一通りの観光地を回ることができる(ギジュドゥヴァンを除く)。
ヨーロッパ系の観光客を早くも多く見かけることになった。
朝早くの時間帯でも観光客が多くいたが、皆歩く速度が緩やかであり異国を感じた。

◆アブドゥルアジスハーン・メドレセ、ウルグベク・メドレセ

徒歩15分ぐらいで着く。

アブドゥルアジスハーン・メドレセ

 

建物の前で写真を撮っていたら、いかにも暇そうな親父に話しかけられ、日本人か、案内しようかなどといわれる。
私はこういう系の人はあまり好きではないのだが、初見の街で何もかも店を理解して回るのは難しいので、甘んじて言われるがままにコウノトリバサミの店に連れて行ってもらい、購入。これは当初からの目的にしていたことだったので良かった。
その後別の店にまた連れて行かれるのかと思ったが、私の家が近くだから上がって行けみたいなことを言われる。
家でプロフ定食をごちそうになった。こういう不意のイベントは楽しんだもん勝ちなんだろう。
私は睡眠薬とか入ってるんじゃないかと思ったが、そんなこと考えちゃいけませんね。

親父に礼を言った後、スザニの店を少し回ってイスマイール・サーマーニ廟方面へ向かった。

アルク

アルク城では他の施設と同じように入場料を払って一通りの施設を見学。

アルク城入口

城内のベンチで休憩していたらナヴォイ(隣町)から来たという学生グループの先生に話しかけられ雑談する。
現地の人に頻りに聞かれるのは日本語以外の第二外国語はあなたたちにとって何なのかということであった。
日本って日本語があれば生活できてしまうからな…そういう感覚が国内にいると失われがちになる。
なぜかその先生の希望で記念撮影をして帰ることになり、アルク城の観光の思い出はこのイベントにすべて持っていかれた。

その後公園方面に移動し、レストラン(Bolo Khauz)でチャイハナを取る。この休憩を取ることが、過酷な日程のアクセントとして効いていた。

ウズベキスタン名物・チャイハナ文化

その後も公園内で淡々と廟やモスクなどを見続け、最後にデフコン・バザールに寄りホテルに戻った。
帰りに先ほどの店でスザニを購入した。店員がものすごい熱心に説明するので断りきれず購入したというのが実態。

購入したスザニ(30$)


だがこの後訪れる都市でも、スザニは常に観光地価格の場所が多かったのであながち間違いではなかったか。

◆ラビハウズ

夜は最初に当てにしていた店が予約だけで満席だというので、ブハラでは最も有名であると思われる「ラビハウズ」のオープンデッキで夕食をとった。

レストラン・ラビハウズ


17時半ごろに訪問したが、人気の店で座席が取れるかギリギリのタイミングだった。
ラビハウズは大半の観光ガイドに載るほどの知名度を誇りしかも池のほとりの屋外という絶好の立地の店だが、それにしては料理が良心的な値段である。
昼にプロフを食わせてくれた親父は、ラビハウスはめちゃくちゃ高いみたいなことを言っていたが、全然そんなことはなかった。

ラグマン 大満足


池の横での晩餐をしっかり楽しめたと思う。私たちが出るころには座席の確保すら困難なほどの混雑になっていた。
ただ私にとってこの日薄着で活動し続けたことが祟り風邪をひいたことは、誤算だった。21時頃就寝。