- 富良野8:12→8:21上富良野8:46→9:01富良野 富良野線
- 富良野駅9:25→10:00芦別駅→道の駅スタープラザ芦別→赤平駅→旭川駅
- 旭川13:59→14:55剣淵15:12→15:55旭川 宗谷線
富良野8:12→8:21上富良野8:46→9:01富良野 富良野線
最後の日。残っているのは上富良野・芦別・赤平・剣淵の4駅である。
起床してJR北海道運行状況のホームページを開いたら、根室線は午後まで運休になっていた。朝からがっくり。そうかい…
とりあえず予定通り富良野線で上富良野駅だけ巡って戻る。富良野駅の折り返し列車からは学生が大挙して降りてきた。
上富良野駅は若手駅員が一人で切り盛りしていた。
昨日から水分不足だったことに今更気づく。
この旅行の前後で根室線の富良野~東鹿越間が動いたのは昨日だけであった。富良野まで列車で辿り着けたのは本当に僥倖であった。
富良野駅9:25→10:00芦別駅→道の駅スタープラザ芦別→赤平駅→旭川駅
駅前のトヨタレンタカーでクルマを借り、レンタカーで芦別方面へ。
駅レンタカーは冬季休業。
トヨタ様、富良野の地で冬季も営業してくださり本当にありがとうございます。
ルーミーというクルマを借りた。
富良野線で旭川に行きゃいいじゃないかとはいえ、赤平はともかく芦別は平日しか窓口やっていないため、また来られる保証がない。
これだけ条件の揃っている中でこんな近くまで来て諦めたくない。その執念だけであった。
芦別市・赤平市内は富良野を上回る凄まじい降雪量で運転するのに苦労した。特に赤平市内。こりゃ運休になるのもしょうがない。
4号線から新城峠を通って旭川市街地へ。
途中芦別付近で事故りかける。雪道で無闇にスピード出すもんじゃないと切に思った。神居古潭付近も予想外の吹雪で悶えながら運転し旭川に着いた。
でもやっぱりクルマはいいなぁ、暖を取れるし。道民が自家用車に傾倒するのも分かる。
旭川駅舎内にある「菜の花プラザ」という食事店が良心的な価格。味噌ラーメン640円。後でまた来よう。
平日だが昼時でもかなり盛況であった。(ライラック号が運休していたためもあるだろうが)
このあと、旭川駅ではずっとこの暖かい観光物産コーナー内でぬくぬくと過ごしていた。
旭川13:59→14:55剣淵15:12→15:55旭川 宗谷線
最後の1駅は剣淵駅。
大雪のため名寄以北はすべて運休、特急も全部運休、札幌方面も18時まで運休。とんでもない修羅場を用意されている。何事も起こってくれませんよう…
山線の倶知安行きのときも思ったが、学生以外の地元客の年齢層が高すぎる。トイレの自動ドアも操作できない。十年後の地方社会はどうなってしまうのか。
また雪が激しくなってきた。
剣淵駅は無人駅だが簡易委託駅のため、駅前の「丸八小沢商店」で切符を購入することになっている。
剣淵は営業時間がそこまで長いわけでもなく日曜は休みであり、また宗谷線のダイヤ上さらっと訪問するのが難しいので、先延ばしにし続けて最後まで残ってしまったのだった。
ただ、商店のドアが開かない。どうやら無人らしい。
無人の場合は向かいの新聞店を訪問してくださいと書いてあった。
慌てて新聞屋の横の経営者とみられる小澤家の電鈴を鳴らす。
この一連のくだり、折り返し列車まで15分しかなかったためかなり焦った。
82枚目は普通の民家で購入するという、忘れられない形で全駅訪問を達成した。キリ番だったので「よかったね」と声をかけられた。
こうして雪の降りしきるなか、大団円を描いてフィナーレとなった。
<今回の成果>
北の大地の入場券 78→82/82種類
費やした有給休暇: 8日 旅行日数:29日
【総括】
やっと終わった。
集め終わってうれしいというより、もう渡道しなくて済むという安堵が大きい。
振り返ると十勝の旅行ぐらいまでは集めていて楽しかったが、その後は旅行の度に淡々と駅を回る修行の如く、ここでやめたら今まであくせく走り回って積み重ねてきたものが無に帰すというプレッシャーのみで終盤は動いていた。四国八十八カ所巡りに近いような感覚なのかもしれない。
この入場券は販売途中で道内数多くの駅が廃止されたため、一部の入場券では裏の地図の駅表記が変わっている。
新旧収集するために2周目もやる人がいるらしいが、とても私にそんな気力は残されていなかった。
数が多くてやりがいはありますが、私は道民でもないので、コンプリートはもう二度とやりたくないですね。
クルマで訪問した駅は7駅。
オール列車というわけにはいかなかったが、すべて自力で集められたから、まあ赦してください。文句言うならやってみなさい(暴言)。
ただ観光しているだけの日が上記には含まれるので、頑張れば20日ぐらいに圧縮できるかもしれない。
この入場券蒐集で痛感したのは当然のことだが、一人で飛び回るにも限度があるということに尽きる。
人間、時間は有限である。今後の人生において糧にしていきたいと思います。
(完)