2年半にも及んだ入場券集めも最終章。ついにこの旅行で集め終わる計画。
行く前から富良野周辺の大雪で根室線が運休しているなど不穏な予感が漂っており、今回で終わるかは未知数と言わざるを得ない。
この旅行は元々11月上旬に行く予定だったのだが体調不良のためオールキャンセルとなり、図らずも大雪の時期になってしまった。
しかも休暇の都合で当初4日間の予定だったのを3日間に圧縮している。
残っている12駅、果たして全て回れるのだろうか。
もうやれるだけやって、天候は諦めよう。そんな諦観からのスタート。
- 新千歳空港9:30→10:47小樽 千歳・函館線快速エアポート
- 小樽10:53→12:12倶知安12:35→13:37熱郛 函館線
- 熱郛14:00→14:45ニセコ 函館線
- ニセコ17:12→17:23昆布17:43→19:50小樽 函館線
- 小樽19:57→20:39桑園20:45→21:23当別21:29→22:13札幌 函館線・学園都市線
新千歳空港9:30→10:47小樽 千歳・函館線快速エアポート
外国人が大挙してUシートに乗ってきて私の横も埋まる。ようやく入国解禁されたのを肌で感じた。
小樽10:53→12:12倶知安12:35→13:37熱郛 函館線
さっそく小樽で入場券を…と思ったが乗客の多さに気圧されて素直に乗り換えるのみ。まあいいや。帰りに買おう。
倶知安行き(2両)は、小樽時点で70人ぐらい乗っていて座れなかったが余市で座れた。
倶知安駅からの長万部行き(1両)は混み過ぎで通勤電車宛らになってしまった。この車内環境で高額運賃とは、そりゃ一般客は乗らないよなぁ。
長万部行きがシカとぶつかったりしたら完全に計画詰みなので、冷や冷やしながら前面展望を見ていたが、何とか4分遅れで本日第一の目的地、熱郛に着いてくれた。
熱郛の入場券を買うためには、このパターンが列車利用では最も滞在時間が短い。他のパターンは蘭越〜長万部間の絶望的な本数の少なさもあり、滞在3時間超になるものばかり。
熱郛駅から道の駅までグーグルマップ基準で往復18分だが、長万部行きが定刻に着いたとしても倶知安行き列車が来るまで23分しか猶予がない。これを俗に「熱郛ダッシュ」と呼ぶ。
個人的にはこんな再訪の難しいところまで来て冒険したくないと思っていたので、北海道中央バスの寿都-長万部線(1日1往復・休日運休)を活用したかったが断念し、熱郛ダッシュに挑戦した。
難なく「道の駅くろまつない」まで往復して入場券を購入できた。第1関門、熱郛ダッシュを成功させて安堵。
熱郛14:00→14:45ニセコ 函館線
ニセコに戻って「茶房ヌプリ」で勝利の昼餐として、カレーセットAを頂く。
函館山線エリアは駅近くにコンビニもない駅が多いので、計画段階でカレーは織り込み済みだった。焼き野菜おいしい。
この時間に開いている食事処があるだけで私としては十分なぐらいだ。これで20時ぐらいまでは持つだろう。
この日は氷点下4度。
時間が余り駅前温泉「綺羅乃湯」にも入った。
私はこの温泉に2013年にも入っているのだが、前回の記憶がない。
当時は「SLニセコ号」で来たのだが、山線はSL自体全く走らなくなり、すっかり様変わりしてしまった感じがする。
ニセコ17:12→17:23昆布17:43→19:50小樽 函館線
ここまで乗った列車全てで海外からの客をわんさか見た。H100形だからそこそこ乗ってるように見えるのかもしれない。
昆布駅では駅裏の幽泉閣という宿泊施設で販売しており難なくゲット。やった、これでもう山線に来なくて済む。
昆布からは小樽行きに乗り一気に戻る。
乗客の数はそうでもないのだが、乗客一人一人が持っている荷物がなまら多いため私を含めH100形では狭苦しい。
この時間に乗っている外国人は一体どこへ行くのだろうか。湯冷めして倶知安から余市まで爆睡していた。
この小樽行きが10分以上遅れると小樽の入場券が買えなくなる(小樽の窓口営業時間が20:00までのため)がこれもクリア。
好きでこんな際どいことを敢えてしているわけではないと一応言っておきたい。
小樽19:57→20:39桑園20:45→21:23当別21:29→22:13札幌 函館線・学園都市線
その後札沼線も特に問題なく往復し、なんとほぼ予定通り計画した旅程を完遂。
今日5箇所廻れたことは大きい。冬の北海道でこの結果は素晴らしいことだ。
明日からはそうもいかないかもしれないが、遂にゴールが近づいているのを地図を眺めて感じる。
【本日の成果】
北の大地の入場券 70→75/82種類