アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

北の大地の入場券ラリー第三章(3)ー新得→摩周編ー

2021年9月19日(日)

柏林台7:35→8:41新得 根室本線

今日はキハ40で根室線を満喫。それだけ。私の最近の旅行動機の半分ぐらいがキハの追っかけと化している。
柏林台でもセコマ朝食、新得でもセコマで飲み物を調達。昨日から何回コンビニにいるのかというレベルでセコマファンと言えどももはや難民と化しているレベル。別に営業時間内であればフクハラ(道内チェーンのスーパー)で全然事足りるのだが、いかんせん行動時間が異常であるため選択肢が少なくなってしまう。

この柏林台から乗っているのは宿泊所の時間制限のためと、十勝清水駅の入場券を回収しにきたためである。柏林台7時35分発の普通列車は十勝清水で16分ほど停車するため購入が容易。十勝清水駅周辺には朝早くからやっているコンビニが全くないので、新得往復。

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新得行き(十勝清水)

 

新得9:25→10:23帯広10:28→13:16釧路 根室本線

帰りの普通列車帯広行きはなかなかの混みようだった。30人ぐらい乗っていたか。

この春で釧路周辺の各線が開業の節目を迎えるためキハ40の国鉄標準色が復刻されて走っている。ただこの色はキハ52,22という先代車両の色であり、キハ40自体は過去にこの色をまとって走ったことがないので、復刻という表現が正しいのかは微妙。 

しかも釧路からはわずか1年で撤退することになる。
ここまではH100形をひたすら製造すればよかったが、残るヨンマル現役の路線は将来の危ういところばかりなので製造ペースの舵取りが難しそう。

釧路と根室で記念乗車券が発売されていた。
どちらも復刻色が前面に押し出されているが、せめて片方は花咲線を30年近く走っているキハ54が前面に来てほしかったな。いまの40代以下にとってはキハ54が花咲線らしいと思える。

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根室線 厚内駅

 

この普通列車は池田ー釧路間で唯一2両編成で運転される列車。国鉄色が復活連結。浦幌から先は7人ほど、独り身の旅行客ばかりだった。厚内ー白糠間では太平洋を望む。電線があるのでそこまでの解放感はない。音別ー白糠間の馬主来沼(ぱしくるぬま)の風景が案外良かった。上厚内・直別・尺別・古瀬、みんな信号場に格下げされてしまった。今回行ける範囲で道の駅は全て回ろうという気概でいたが、白糠の道の駅だけはバスにしてもどうにも上手く組むことができず泣く泣く諦めざるを得なかった。新富士で若干人が乗った以外はほぼ乗ってくる客はいなかった。

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根室線 厚内~音別間



 

釧路13:26→14:19厚岸15:04→15:52釧路16:05→17:22摩周 花咲線釧網線

相変わらず混む。駅から徒歩圏内の道の駅コンキリエは駅と比べ物にならないほど観光客で賑わっていた。

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道の駅から眺める厚岸市街地

厚岸から釧路駅に戻って再び釧網本線乗り換え。普通列車同士の乗り継ぎなどほぼ考慮されない北海道で、こんなに乗り継ぎがスムーズにいくパターンは極めて稀と言っていい。

乗客20人ぐらい。しかし釧路湿原などでどんどん降りていく。結構車内が空いてきたのはいいがとにかく腹が減ってしょうがない。新得で買ったホットシェフ以降何も食べてない。厚岸から摩周まででシカに4,5回遭遇しており見ていてヒヤヒヤした。

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摩周駅

 

摩周は食べる場所はあるもののいかんせん広い町なので、宿も駅から5分ぐらいだと思っていたのに15分近くあった。北海道あるあるだが距離感覚が完全にバグっている。道の駅までは歩いて25分ぐらいかかった。
道の駅の終了時間が迫っているせいで駅前にある「ぽっぽ亭」という豚丼屋に寄ることができず、この街こそ車で来なければならなかった場所と実感するばかり。
道の駅でカントリーサインを買おうとしたらなんと宣言による時短で17時で閉館となっていた。まあリサーチ不足と言えばそれまでだが割り切れないものが残った。「ぽっぽ亭」に行けばよかった。

とりあえず今日昼何も食べてないので空腹を補うべく国道沿いの豚丼屋まで歩いて、野菜蕎麦セットをかきこんで食べたがわさびの味が効いていてとてもうまい。生き返った。地のものは最高だ。帯広の豚丼には摩周の豚丼ソウルフードとしては認識されている。この店もやっていなかったらもう限界だった。まあ前後の駅に比べればコンビニもあるしドラッグストアもあるし飢えはしないぐらいのものは揃っているのでまだいいのかもしれないけど。

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摩周豚丼セット

摩周温泉市街は活気がない。宿自体は良かったが、宿の周りは廃業したホテルや空き家が目立った。

宿に帰ってどうにも北の大地の入場券のホームページとこのブログで計上している数が合わないので、計算し直すと入場券のカウントを誤っていたことに今更気がつき何をやってんだという気持ちになる。もう少し旅の振り返りをきちんとやらないと。最近は忙しくておろそかになっていると反省。

まあでも今回の遠征で入場券過半数をついに超えたということになる。あまりも無謀すぎる挑戦に少し光が見えてきたような気がする。

まあそれでも残っている場所の地図を見ると北は豊富、南は今別(青森県)まであるし、気が遠くなりそう。そもそもこの入場券制度が完走するまで続いているか分からないが、このペースだとまだ3年ぐらいかかる。

2021年9月20日(月)

摩周6:36→6:59標茶 釧網線

朝5時10分に起床し朝風呂に入り朝から活動。この入場券集めは窓口の時間が極めて朝よりの駅が多いので私の行動ペースもおのずと朝方になり、健康にはいいのかもしれない。

今日は釧網本線全通90周年の記念すべき日。調べると確かに1931年9月20日全線開業とある。釧網線の摩周・標茶は入場券集めの上で窓口の営業時間が極端に短く、ダイヤ上でも両駅を一気に廻ることができない。釧路・網走からの距離もかなりあり道東最大の鬼門。釧網線悪天候ですぐ運休するので、2駅(特に標茶)、果たして無事に回収できるのか。天気予報は快晴。釧網線は信用しきれないが身を委ねたも同然。気が抜けないとぼやいているが、私にできることなどもはや何もない。

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スタート(摩周駅)

川湯温泉始発普通列車釧路行きの乗客は摩周から乗った4名のみ。駅に来るはるか遠くから列車の迫る音が聞こえるというのはなかなか新鮮だ。磯分内駅の近くではタンチョウを間近に見ることができて満足。何事もなく標茶到着。
標茶のことをいくら調べても出てくるのは「冬の湿原号」のことばかり。町固有のグッズもなさそうだし観光の街じゃないのか。まあ10年前と比べて今は暇に困らない道具がいっぱいあるし、2時間あっても何とかなってしまうのがねぇ。いいのやら悪いのやら。

歩いて10分ぐらいのところにあるセイコーマートで最後の買い物。結局この旅行でセイコーマートに何回入ったのか。もうただのファンでしかない。

セコマで朝食鮭フライ海苔弁当(430円)。美味い。これはコンビニ弁当の一線を越えた商品。本物の鮭。(ファンのコメントです)

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セコマ朝ごはんセット(標茶駅にて)

いつも旅行中は鼻づまりや鼻のかゆみが一気に快癒するということは、やはり普段の生活が駄目だということ。
最後に、ホームにある標津線のモニュメントを眺めた。

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標津線起点の標

標茶8:59→10:00釧路10:11→10:25大楽毛10:36→10:55釧路空港 釧網線根室線

釧路行き普通列車はなかなかの混雑ぶり。

結局何事もなく起点の大楽毛駅に戻ってきた。初めて乗ってから実に17年余。ありがとうキハ40。もう見てくれがボロボロだけど、これが最後ではないと思うがまたどこかの路線で会いましょう。

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ありがとう、釧路のキハ40系


結局行きも帰りも釧路空港の最寄り駅である大楽毛駅を活用して、今回の遠征は幕を閉じた。釧路空港からレンタカーを使わず、かつリムジンバスで釧路駅まで行かずに旅を始め、終える人間などかなり稀に違いない。
今回は旅行カバンを新調したのでかなりバックパッカーカニ族らしい出で立ちになって荷物管理が楽になったのは良かった。(おわり)

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【今回の成果】
北の大地の入場券 39→49/86種類(旧日高線4駅を含む数)