アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

帰ってきた台湾旅行(2)[台北西門町]

超短期旅行のため、何をするか迷ったが、再開第一弾ということで無理はせず西門町を攻略することにした。

西門町

阿宗麺線

まず阿宗麺線で食事。有名な店。

ヌードルスープのような感じでサイズは小サイズ60元。大サイズは75元。
ガーリックなどを和えると朝飯としてはちょうどいい塩梅。人気店だがさすがに午前中は空いていた。

阿宗麺線
天天利美食房

せっかくなのでこちらにも寄ってみることにした。
10時開店という情報だったが一向に開店する気配がないので、他をぶらぶらして10時40分ごろに戻ってきたら大盛況になっていた。
蚵仔煮(カキ煮)と魯肉飯(玉子のせ)と青菜湯で合わせて165元。うますぎる。ソースは慣れが必要らしいが難なく食べられた。優勝。

天天利美食房

特に玉子のせ魯肉飯が絶品です。人生で食べた魯肉飯で暫定1位。こりゃリピーターになる。

朝から食べてばかりで何もしていないがこれが食べ歩きというものよ。
私は11月かなり痩せ気味になってしまったので栄養をとることは必要である。

安利美特

これはただのアニメイト巡り。
漢字だらけの日本の作品を見ていると異国に来ている実感が湧く。高雄捷運のグッズもあったが少ないので、やはり現地で買ったほうがいい。

総統府

ようやく今日初めての観光地。
総統府は普段は平日一部時間帯だけ一般客の観覧ができるが、一か月に一日だけ「休日観覧日」というものが設けられていて、普段よりも多くの展示がみられる。たまたまそれが今日なのである。

臺灣総統府


エントランスホールや2階の部屋はこの休日しか見られないということでぜひ寄ろうと決めていた。
総統府自体は外観を見に来たことがあったが中に入るのは初めて。ちなみに一般観覧のときの入り口は正面ではなく北西寄りの門から入る。普通に迷った。

エントランスホール



展示では台湾の国家の成り立ちを学べる。
歴代総統のコメントや肖像があったり、過去に起きたことの写真がありあまるほど展示されていて見ごたえがあった。国体を大事にしているのが感じられた。

国立台湾博物館鉄道部

2020年にようやくオープンした、鉄道に特化した博物館。
懐かしいものが収蔵されていた。どこへ行ってもジオラマは人気なんだな。
あと展示の終盤にある土産コーナーで、台北エリアの鉄道グッズはあらかた揃うのでおすすめ。
この後台北駅の鉄道グッズコーナーにも行ったが、博物館の方が充実していた。

この博物館は庭がおしゃれ

ここまで体力を消耗していて休憩しながら回っていて2時間ぐらい。
博物館を2つ回って旅行らしいことをしていると言えるだろう、と勝手に思うことにする。

 

南門市場

3年前に引き続きまた来てしまった市場。現在移転による仮設期間中だが、仮設とは思えないほどしっかりした造りで違和感がない。
前回来たときは仮設だから一時的に店が減ったり閉鎖されるものと思っていたが、平然と営業していた。

南門市場

もちろん「大連市場」で澎湖島名物花生酥を購入。今やこのお菓子の大ファン。
もはや毎度購入するのが、ルーティンのようになってきている。
疫情前と同様に、あっけなく買えた。

中山の迪化街では買える店がほぼなくなってしまったので、この店の安定感は大きい。

前回の旅行の最後が南門市場だったので、同じことをして、我が台湾旅行の歴史は繋がったのだ!(意味不明)

MRTの駅まで歩くのも面倒くさくなってきて、路線バス253系統で台北駅ヘワープ。
しかし今日は一日中台北市内MRTの3・4駅分の範囲しか回っていない。久々に普通の観光をしている。

南機場夜市

評判のよさげな南機場夜市を初訪問してみる。やっぱり夜市に来なきゃ台北終われんのよ。
南機場夜市は最寄駅の小南門駅からは遠いのでバスで向かうが、本数は抜群に多いし大した距離ではない。

台北からバスで一気に現地へ。

南機場夜市

 

来来水飯店(猪肉大白菜水餃子)

水餃子の店に飛び込む。
人気店だがまだそこまで並んでいなかったので、滑り込みセーフという感じだった。
水餃子は10個から25個まで選べるがこれがまたうまいんですよ。醤油がいい感じに噛み合ってですね。15個を頼んだが、全然多く感じなかった。これはまた来たいなあ。

水餃子屋

出る頃にはめちゃくちゃ並んでいた。この後の混みようからしても、ここで主菜を抑えられたのは非常に大きかった。

 

玉米家

ここ、混んでいるとかなり待たされる。40分近く待って受け取った。ここ最初に行けばよかった。誤算だったがまあ深夜便だからいいや。
やはり夜市に17時に来て正解だった。周りの混みようがこの待ち時間の間にえげつないことになっていたし。肝心のコーンの味は…まずまず。

 

南機場夜市は初めて来たが、非常にコンパクトに店がまとまっていて、全部の店を歩き回ってもおそらく10分もかからない。
私のように足腰がへばっている人間にはうってつけであった。

客層は地元客でいっぱい。
ただ地元客の方々は良い店と悪い店を熟知されているんだろうな…というのがわかるほど、めちゃくちゃ並ぶ店とそうでない店の差がえげつない。
餅屋も食べてみたかったのだがあまりの行列に断念してしまった。15元のためにそこまで並ぶかという列の長さだった。

 

その後は路線バスで「カルフール桂林店」に行って買い物。
ここまでの買い物で相当かさばっていて、あんまり買い過ぎると手荷物の範囲内をオーバーしてしまうので、最低限の買い物にとどめた。

私は高雄市のバカでかい「カルフール成功店」しか行ったことなかったので、非常にコンパクトにまとまっている桂林店は新鮮に映った。
再び西門町の「50嵐」で糖分を体内に入れて歩き回るが、足が限界で龍山寺は次回に持ち越しにした。

西門町はいつも煌びやか

どうでもいい情報だが、西門駅の近くにあるセブンイレブン漢中店はOPENちゃんグッズの宝庫。貴重である。
OPENちゃんは一時期影が薄かったが復権してきているようで、今後の活躍に期待。

 

西門22:15→22:17台北22:52→23:41桃園機場第一航厦2:35→6:40成田空港 MRT MM620

深夜時間帯、MRTは各駅停車環北行きのみ。
皆空港まで行くのかと思いきやほとんど地元客で途中駅で降りていった。眠すぎて寝過ごすところだった。

このピーチ深夜便は旧バニラエア時代にも乗ったことがある。
猛烈に寝不足になる引き換えに、数少ないいいところは空港の手続き何もかもが空いていてスムーズに運ぶことである。
2022/12現在、桃園を午前0~5時に出発する旅客便はこの便だけらしい。

行きと同様に搭乗率は3割程度。
台湾人が圧倒的に多かった。もっと飛び回れ日本人…
いくらインバウンドを声高に叫んでも、日本人が海外に行かないと国際線は増えていかない。

日本の入国手続きで悪名高き「MySOS」は11月で消滅し、「Visit Japan Web」に変わった。
「Visit Japan Web」のいいところは税関の電子申告が附帯している点で、今回初めて使ってみた。
今までの不毛な申告書への記入がなくなったのはストレスフリーになった。
以前よりは楽になったのはいいが、あれだけ制約かけてた台湾が今やほぼ制限なく入国できるのに、日本もできないことないだろう。

こうしてつつがなく3年ぶりの台湾は幕を閉じた。

 

次回も続けたい点

・ahamoのローミングを使用したことにより大幅に通信費を節約

反省点

・歩き過ぎ(2日で6万歩)なので、もっとウォーキング向けの装備を整える
台北の定宿を発掘する
・華語の数字ぐらい理解できるようになりたい(とうもろこし屋の順番待ちを経験して)