アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

サンライズ出雲91号に乗りたいだけの旅

東京22:21→13:07出雲市 サンライズ出雲91号

私にとって6年ぶりの出雲・松江訪問。

この旅行の目的はサンライズ出雲の臨時便である「サンライズ出雲91号」に乗ることだった。
91号は繁忙期とりわけGW・お盆・年末のごくわずかな日にだけ設定される列車で、今夏は2日のみの運転。完全に列車ありきの旅。

サンライズは今まで途中駅での乗下車しかしたことがなく、今回ようやく全区間乗車することになる。

22時7分頃に東京駅8番線ホームに入線した。

サンライズ出雲91号

この列車はサンライズ瀬戸は連結していないため、短い7両編成である。
何やら3号車からホームに扉をまたぐほど、おびただしいほどの列が形成されていて何事かと思ったら、シャワールームのカードを買い求める列だった。
浴びたいけどそこまでしてというわけでもなかったので、あっけなく辞退した。

深夜1時半ごろまでラウンジでダラダラして就寝。今回2号車の個室だったので、3号車にあるラウンジの空き状況をチマチマ確認できたことは大きかった。
91号は定期列車に比べて乗車時間が長く車内は想像以上に退屈なので、飲み物やら何やらを多めに買い込んで乗りましょう。特におつまみ系。
この列車に乗車すると、最終目的地に降りるまで食糧を買うことができません。いちおう3号車の自販機で飲み物は買えるとはいえ、小容量ばかり。

この列車は定期サンライズと異なり運転停車・徐行区間が多い。
何せ東京駅を出る時間が定期サンライズの30分後なのに、岡山駅に着くのは定期サンライズの2時間20分後という体たらくである。

朝起きると姫路〜岡山間を走行していた。そんなに雨がひどかったという感じはしなかったが、京都駅で大雨のため25分ほど遅延していた。
四国に行く特急などを岡山駅で見ると、西日本にまた足を踏み入れてしまった感が沸き出てくる。

独房(シングル)

私の今までの乗車は岡山が最長なので、ここからはサンライズの走りっぷりを満喫していく。
伯備線は単線なので後から遅れを増大していくものと思われたが、意外とスルスル走っていく。遅れを巻き続け、結局出雲市駅に着いたのは定刻5分遅れだった。
松江駅で行き違うスーパーおきが遅れなければ、定刻についていたはず。特別急行なだけある。
出雲市まで乗っていた人はそれほど多くはなかったようだった。

出雲市
出雲市駅13:30→14:06正門前 一畑バス

せっかく出雲市に来たので出雲大社を訪問。一通り参拝した。
腹が減って倒れそう。やっぱり東京駅で仕込みを怠ったのが誤算だった。

出雲大社

 

出雲大社連絡所15:25→15:48日御碕灯台 一畑バス

出雲大社の西側の駐車場の脇に一畑バス出雲大社バスターミナルがある。日御碕のバスは1往復(出雲市駅直通)を除き、基本的にこの連絡所から発着している。
なんでこんな裏口みたいな所なのかと思ったが、電鉄出雲市駅の周りにはほとんどスペースがないためだろう。
出雲大社から日御碕までの間は、日本海を眺めながら急カーブを何回も曲がるような道路。
日御碕の周辺の展望台を観光し、帰りに日御碕神社のバス停まで戻ろうとしたら、蜂の巣があり慌てて別の道を進んだ。

日御碕灯台

 

観光客はいるものの、お盆にしては寂しい感じがした。
日御碕はご当地土産が少ないのでビジターセンターでマンホールカードをもらって記念とした。

日御碕16:50→17:10出雲大社連絡所…出雲大社前17:35→17:52電鉄出雲市 一畑バス一畑電車

一畑電車には特急電車という種別が誕生していて、電鉄出雲市駅までノンストップで移動できた。
車両がほとんど新型に変わってしまって、私が一畑電車としてイメージしていた黄色塗色の車はもう存在しないらしい。乗換があっても、バスより全然早い。観光客の参拝は電車の方が良いとはっきり言える。

電鉄出雲市から徒歩7分ぐらいの場所にある割子3段「羽根屋」という店で食事を取った。割子そば4段を食べたが、成人男性には少し足りないかなというところ。店が忙しすぎて1注文のみだったため追加できず。

当ブログの最初の旅行記が出雲であった。
大学生になって初めて西日本に足を踏み入れた旅行だったので、この土地は何をしても過去の思い入れと比較してしまう。

 

出雲市7:49→8:38松江10:38→11:13米子11:25→12:07生山14:51→15:52新見15:54→17:22岡山17:42→21:36品川(約40分遅れ)

出雲市で寝坊して国鉄色やくも(8号)を見損ねた。
松江駅から松江城へ行く。松江城は10年越しにようやく初めて訪問できて、非常に感慨深かった。とにかく櫓の中が暑かった。

「懐鉄入場券」を集めるために米子駅みどりの窓口に入り浸っていたら、やくもに駆け込み乗車となり非常に危なかった。
また危ない収集モノに手を出しているが、これは絶対に集めきれないと端から諦めきっている。

生山駅でレンタカーを借りて根雨〜黒坂間の有名撮影地へ向かった。5名ぐらい同業の方がいた。あまりいい写真は撮れずじまい。

根雨~黒坂間

「道の駅にちなん日野川の郷」のアジフライ定食が非常に美味しかった。
本来この道の駅はカレーが有名らしいが、お盆期間のために休止中だった。
でもロケーションから見てもメニューにハズレはないものと考えられる。満足して帰路に着いたのだった。

道の駅にちなん日野川の郷