アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

さよなら本四直通・瀬戸内旅行記(1)

2019年3月8→9日(金・土)

3月は大人しくしてるつもりだったが、あれやこれやで結局遠出することになってしまった。
四国から撤退する115系のツアーに参加するためだけの旅です。

■東京22:00→6:27岡山 サンライズ出雲

瀬戸の寝台が満席で、出雲に乗車。稼いだ給与でこれに乗るのが社会人として快感。

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暗証番号などのセキュリティ面は製造から20年経っているとは思えないクオリティ。
東京から岡山まで乗車券含めてシングルで2万円ちょっと。うーん、年に何回も乗るのは少しためらわれる価格。でも寝台としては男女問わず、万人に薦められる空間である。

 

ベッドでごろごろして沼津付近で寝落ちし、和気あたりで目が覚めた。

 

岡山駅に6時台に着いたが、駅のお店はほとんどが7時開店。すき家マクドナルドしかやっていなかったため、すき家で朝定食。 

 

■岡山後楽園

日本三名園偕楽園兼六園・後楽園)の一角。何度も岡山に来てるのに一度も来たことがなかった不肖を拭う。

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なんか年をとるごとに庭園が魅力的に思えてくる。十九歳のときに栗林公園に行ったときはその良さが全然わからなかったが、ようやく日本庭園の風情を感じられるようになってきたのかも。


朝一番で観光客も少なく、まったりと雰囲気を味わえた。砂利道の掃除をしている人に聞いてもやっぱり朝がいいとのことだった。

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■岡山10:11→11:10宇野 ラ・マルしまなみ

アートが売りの観光列車。宇野から行ける直島という離島がアートで盛り上がっているそうで、それがコンセプトの由来のよう。いつもこういう列車に乗ると余計な土産をたくさん買ってしまう。

e5489を使って、関東人でも指定券を買えた。乗車率はあまりよくない。
「ラ・マル」というのはフランス語でカバンという意味で、きちんと車内放送も英語のあとにフランス語が流れる。この車両の名は「ラ・マル・ド・ボァ」(旅行鞄)。


未だ未踏の地、ヨーロッパ…フランス行ってみたいわぁ…

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途中八浜で撮影タイム。この停車は時刻表には載っていないが必ず行われているようだ。
アテンダントの人が3,4人乗っていたが、各々の経験値の差をうっすらと感じた。あっという間の1時間だった。

 

宇野港11:50→12:55高松港 四国急行フェリー

全盛期は1日120往復近くあった宇高連絡船の流れを汲むこのフェリーも、瀬戸大橋ができて、今やわずか5往復しかない。
小豆島航路で使用している船をもってきているとのこと。消滅するのも時間の問題か…

 

1年半ぶりの四国高松上陸。早速うどんを食いに行く。

 

1軒目「岡じま」
箸が進む。コシのある麺。釜玉たまらんなぁ。高評価。

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2軒目「うどん市場 兵庫町店」
安い。普通にうどん食べても300円しない。でもセルフうどんとしては麺のコシは少し落ち、個人的には物足りなかった。

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■片原町14:47→15:04空港通り15:09→15:11仏生山17:11→17:28高松築港 高松琴平電鉄

わずか3日前(3月6日)にデビューしたばかりという京急カラーのことでんを見に行くため、仏生山の留置線を見にいく。まあ仏生山なら前回(↓↓)行った温泉もあるし時間もつぶせるな…と思っていたら、往路、寝過ごす。

zyxwvutakasaki.hatenablog.jp

この日は動く様子がなく、留置線で写真を撮っている人が3,4人程度いるだけだった。クラウドファンディングで完成させたということもあり、かなり話題性が高かった車両で、かつ最初の土曜日だったので遠方から見に来た人も割といたようだ。

いや~温泉に行って戻ってきて留置線にいなかったら面白いな。(実際は戻ってきても変わらずいました)

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まあ、止まっている姿を見られただけでも満足と思って、仏生山を後にした。
翌日にまさか再会するとは、このときは知る由もなく・・・

 

3軒目「連絡船うどん」

高松駅改札内外から入れるお店。高松に来たら必ず寄っている。

いか天うどん500円。麺は普通。つゆが効いている。
後から聞いたところによると「肉うどん」を頼むと肉の量がすごいらしい。

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■高松18:31→19:23琴平19:37→20:04坂出20:24→21:05岡山 予讃線瀬戸大橋線

ダイヤ改正で引退が確定しており、最後の頑張りを魅せる113系電車を乗りつぶす。
かつては瀬戸大橋も渡るなど元気に駆け回っていたが、すでに運用は四国内のみ、しかも高松を発着する運用はわずか2往復にまで減らされており、風前の灯火というか老体に鞭打って走っているような感じになっていた。 

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この電車に乗るのは2度目だが、やっぱり壊れかけたドアチャイムがたまらん。東海道線の生き字引でもある、と知ると親しみもわく。同じことをしている人が10人ぐらいいた。琴平折返しを坂出で降りてマリンライナーに乗り換えて帰る。

高松行きの6000形にも途中で遭遇。四国は本数のわりに車両のバリエーションがやけに多いことも魅力である。

 

駅前のビジネスホテルに21時半に到着し、疲れ果てて22時半には就寝。

 

(2へつづく)