アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

しなの鉄道・最後のスカ色を追いかける(後編)

前回成せなかった台鉄色を見に行き、そしてスカ色乗り倒しを目指し、温泉でゆっくりするためのリベンジ。動機を強くするため、長野に行ってナカジマ会館のそばを食べよう。
結果的にオール在来線で長野に行くことに。 このあまりに支離滅裂な旅程について、良い子は真似しないように。※移動経路は前編とほぼ同じです。

 

2021年7月16日(金)

東京7:18→9:10高崎9:23→9:57横川 高崎・信越

平日ラッシュをグリーン車から眺めるのは最高の優越感。

横川10:10→10:44軽井沢 JRバス関東

JRバス関東のバスは長距離仕様が充てられていてラクだった。

軽井沢11:14→12:45長野 しなの鉄道線

早速台鉄カラーにご対面。しなの鉄道の台湾友好事業の一環で、台湾の自強号カラーが塗装されている。もう2年以上続いている。

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115系(台鉄色)


今回はこれが見たいがために来たという動機だけなので念願かなったという形。

友好友好と言うなら早く行かせろと言う気持ちはあるが、防疫に熱心な台湾に従来のような旅行スタイルで再訪できる機会はそうそう戻ってこないだろう。お茶を濁すしかない。

すぐ後の電車にスカ色が入る予定になっていたので悩んだが、気分だけでも台湾に浸るためこの車両で長野へ行くことにした。
行く前は色々悩むし、いざ実際に来てしまうと毎度毎度長野市まで行く必要があるのかと言う疑問に苛まれるが、こいつなら大丈夫。
上田で客が入れ替わったがそれ以降は混む一方。今後、2両で足りるのか。しかし、自宅を出て実に6時間半も経っている。長野市は遠すぎる。

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参考:台鉄カラー(2017/3 内湾線内湾駅)

実に約2年ぶりの長野駅。在来線改札を出て正面にあるのがナカジマ会館である。この名前ながら、蕎麦屋。本業は不動産業らしい。
なかなかコクのあるスープ、味付けの独特な天ぷらに地元の味と言われるのも頷ける。

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ナカジマ会館 かき揚げそば(390円)
長野13:44→14:38田中 しなの鉄道線

長野電鉄長野駅を少しふらふらして長野駅を出ることにした。うーん、超短期滞在…
以前アルクマのグッズが欲しいから長野に行きたい…と書いたことがあったが、東京のアンテナショップで相当買ってしまい満足したので前言撤回といたします。

帰路の小諸行きはこの日充てられていたスカ色車両である。7月で引退といっていたが、結局8月下旬頃まで走ることになったらしい。

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115系スカ色(長野駅) 左が新型車両


2両編成でかなり混んでいて屋代から上田まで爆睡していた。やはりこの原型モケットシートに慣れているからか。
田中駅では「ゆうふるTANAKA」の風呂に浸かってまったりと過ごした。

田中15:31→16:05軽井沢16:15→16:49横川17:21→17:53高崎17:57→18:00高崎問屋町 しなの鉄道JRバス関東信越高崎線

バスの乗客8名。帰りは路線バス仕様。

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JRバス碓氷線

列車到着の30分前に横川駅に放り出されても全くやることがなく、妙義の山々を見るばかり。

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横川駅


雨も降らなさそうだしせっかくここまで来たのだから、かつて通っていた高崎の某有名ラーメン店に行きたいという意欲が早く帰ることよりも勝ってしまい、高崎の夜に繰り出したのであった。結局家に着いたのは日付を回っていた。

今年は既に相当回高崎・横川に来ているが、初めて新幹線を使わず千葉からの往復を完遂する、かなり無謀な旅だった。
スマホ社会の今は暇つぶしがごまんと揃っていて苦にならないとはいえ、結局移動旅行がしたいだけという前後編でした。おわり。