アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

谷川岳もぐら・ループ号

「リゾートやまどり」ファンとして、大した用事もないのに越後湯沢へ向かう旅。
今年の夏臨は昨年まで快速扱いだった数多くの列車が特急に格上げされたが、この2列車はなぜか快速のまま。

 

熊谷10:43→13:38越後湯沢 快速谷川岳もぐら

大宮から乗るはずだったが例によって出遅れたため、熊谷からスタート。

この列車は土合駅群馬県利根郡みなかみ町)で30分停車する。この「谷川岳もぐら」号自体がこの駅のために仕立てられているような列車である。

まあこのような列車が本来「やまどり」の役割であって、最近の群馬県外ばかり走る「やまどり」の使われ方はあまり納得できるものではない。
本来吾妻線をはじめ群馬を盛り上げるために造られた車であって、山梨や伊豆を馬車馬のように走り回る車ではなかったはず。
様々な事情が絡んでいるのかもしれないが車内に吾妻線のご案内が掲げられているにもかかわらず、ここ数年の吾妻線内を全く走行しない使われ方は首を傾げざるを得ない。

 

話がそれた。土合駅は下り・上りホームが全く違う場所にあり、ただいま着いた下りホームは長大な新清水トンネルの中央にあり、改札口までは摩天楼のような階段を上らなければならないので10分はかかる。
30分の停車時間があるとはいえ、ゆっくり登ると間に合わないかもしれない。下りホームはひんやり涼しく、この真夏にあっては最高に居心地のいい空間だった。

土合駅(新潟方面)

 

 

土合駅の特殊な構造はかつて知る人ぞ知る存在だったが、近年のSNS効果か俄然知名度が上がって、キャンプ施設ができたりカフェができたりしている。
列車の客だけでなく登山のついでにクルマで来て階段を体験している人がかなり多かった。

 

 

越後湯沢15:19→18:32大宮 快速谷川岳ループ

帰路の大宮行きも、土合で長時間停まってくれる。

土合駅(高崎方面)



土合ー湯檜曽間のみどころとして、トンネル内の行き違い設備跡と湯檜曽駅からループ線を見上げられるスポットを車内放送で案内してくれる。上り線のトンネルの中に信号場跡があるのは知らなかった。


ループ線を使いながら下りてくるので、湯檜曽駅の上りホームで電車を待っているとはるか遠くの山の中腹を、これから乗る列車が走っているところが見られる。

山の中腹をぐるぐる回って湯檜曽駅に降りてくる(湯檜曽駅


土合駅ばかり有名になっているが両隣の湯檜曽駅土樽駅も見どころの多い駅。かつて湯檜曽の旧駅跡を訪問したことがあるが、古のロマンを感じられて個人的にはよかった(どうでしょう風)
何度も通っていても知らなかったことが多い。帰路は渋川から深谷までほとんど寝ていた。

 

 

2022年秋からこの2列車は特急化され、車両も「やまどり」ではなくなると8月19日に発表された。最後に乗っておいてよかった。