アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

南東北駅カード巡行

2022年は鉄道開業150周年という節目の年で全国的に様々なキャンペーンが張られているが、そのうちの一つとして東北の陸羽東線で走っている「湯けむり号」がレトロ風に塗装されるというものがあった。
湯けむり号自体は「リゾートみのり」が引退してキハ110系での運行となっている。みのり時代の反則級にシートピッチが広い座席を知る者としては現在の内装はかなりランクダウンして見えるのであまり魅力的に思えなかったが食わず嫌いもどうかと思い、また今週を逃すとヘッドマークが変わってしまうとのことで足を運んでみることにした。

遠出の目的としては、湯けむり号に乗る、駅カードキャンペーンに参加する、東日本のJR線の残存区間を回収し完乗するという三本立ての計画のはずだった。

※前回の駅カード集めで金輪際収集はやらないと高らかに宣言したにもかかわらず、あっさり反故にしていることをお詫び申し上げます。

 

新白河9:52→10:31郡山10:41→11:26福島12:39→13:16白石13:19→14:04仙台 東北本線

新白河駅からスタート

福島でつばさ号(11:35発)に乗り換えて米沢駅を目指すはずだったが、特定特急券の購入に手間取り乗りそこねるという痛恨のミス。しくじった。
この時点で新庄始発の上り湯けむり号には乗れなくなったため、諦めて仙台先回りに変更。福島駅の東口から新幹線乗り場は徒歩10分とかなり遠いのを計算に入れてなかったのが誤算。
なんだかなぁ…二兎を追う者は一兎をも得ずというのを地で行くような行為だと反省。
特定特急券指定席券売機みどりの窓口でしか買えないが、地域の制限はなく関東の指定席券売機でも購入できる。予め準備しましょう。

未乗車区間仙石線常磐線の一部であったが、この時点で帰路米沢回りが確定し、常磐線はまたしても見送らざるを得ないことになった。
実に前回小倉行きのフェリーに乗車して以来の6時前起床をしているため、眠くてしょうがない。

新白河から仙台まで、オール701系。まあ東北らしくていいんじゃないか。

仙台15:17→16:15石巻 仙石東北ライン

仙石東北ラインは以前乗ったとき塩釜付近で運転停車していたが、2018年に解消したらしい。

石巻駅に来たのは実に3年ぶり。今回の駅カード仙台支社キャンペーンではなぜか石巻駅だけは駅から離れた石ノ森章太郎萬画館で受け取るという設定になっている。

石ノ森萬画館石巻駅から徒歩15分)

今回の駅カードは9種類だが新潟や秋田のように収集ファイルなどは発売されておらず、大して宣伝されていないため、集めてる人はかなり少ないのではないかと思われる。

図らずも生まれたこの旅行で唯一の観光タイムであるが、石ノ森氏の作品と言っても、自分は仮面ライダーとかろうじてロボコンぐらいしかわからない。
たまたま既知のかいけつゾロリシリーズ展をやっていたので来た甲斐はあった。石巻駅から徒歩20分弱。展示内容の見学はよほどのファンでなければ1時間あれば十分か。

 

石巻17:53→18:25高城町18:37→18:41松島海岸 仙石線

10年ぶりの松島を尋ねる。松島海岸駅がリニューアルされてもはや別の駅になっていた。日も落ちたあとで、人はまばらだった。

松島

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松島9:34→12:27新庄 陸羽東線「快速湯けむり号」

この度本命の湯けむり号に乗車。

松島から乗った客は2名だった。鉄道150周年ということでレトロラッピング車両である。ラッピング車両というより釜石線で走っていた車を持ってきただけなのだが異色のカラーで映えるので目を引く。小牛田・古川では駅員の方々によるお見送りがあった。
古川では駅カードを収集したが、古川駅の東寄りには「古川李埣」という地名がある。李埣…初見では絶対読めない。

湯けむり号


湯けむり号下り(新庄行き)のダイヤは非常に駅での停車時間が多いため、呑み鉄を満喫できる。鳴子温泉で足湯に入ることもできる。

鳴子温泉駅


鳴子温泉からは乗客が減り、かなり速度が落ちる。新緑の車窓のなか、リフレッシュになる。
あと車内販売で買ったオランダせんべいがうますぎる。やっぱり山形の食は最高だ。
新庄駅では駅カード収集の他、7年前に行けなかった「急行食堂」に一応行ってみることにした。
鳥モツラーメンを食べる。美味いけど、個人的な感想としてはわざわざ食べに来るほどではないかな。王さんと長嶋氏のサインが飾ってあり目を引いた。

急行食堂
新庄13:18→14:02山形14:21→14:59高畠16:02→16:11米沢 奥羽本線

新庄発のつばさ号は、ホームでお見送りという絶滅寸前の文化が健在で素晴らしい。

ここで帰るとまた前回同様駅カード集めだけで終わってしまうため、高畠駅の太陽館という駅の浴場でひとっ風呂。なぜ前回寄らなかったのか。

この設備に300円で入れるとは感涙ものである。温泉に関しては房総が不毛の地過ぎてどこに行っても羨望の思いが湧くばかりだが、置賜地域は一層である。

太陽館 写真のすぐ左に改札口がある
米沢16:23→17:00福島17:16→17:59宇都宮 つばさ148号・やまびこ150号

特定特急券でわざわざ福島駅まで出るという芸を披露。これだけで1,200円近く浮く。小さな旅ホリデーパスを使用していたからこその芸当で、普通乗車券でこんなことはできないので念の為。

板谷庭坂間の下り勾配で左手の山林がいっきに開けて福島の街が見えてくる風景(通称「庭坂カーブ」)が好きである。山形は快晴だったのに板谷峠を超えたら雨雲だらけになった。

やまびこ自由席は7割ぐらいの埋まり。2019年までの混みようを思うとまだまだですねぇ…

今回仙石線に乗車したため、常磐線の一部区間に乗るとJR線完乗となる。フィナーレは近い。(終わり)


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