2020年9月20日(日)
- ■遠軽バスターミナル8:16→8:19遠軽木楽館 遠軽町営バス
- ■南町ビッグワン12:02→12:11遠軽バスターミナル 北海道北見バス
- ■遠軽13:00→16:05網走16:17→19:5520:37釧路 石北本線・釧網線
■遠軽バスターミナル8:16→8:19遠軽木楽館 遠軽町営バス
今日は丸瀬布いこいの森へ行く。
遠軽駅前のトヨタレンタカーが今年3月で閉業してしまったらしく、駅前にはレンタカー屋がない。しょうがないので少し離れた場所にあるワンズレンタカーを利用。そこまでは絶妙な時刻に路線バスがあったので往復活用。
いこいの森へのアクセスは丸瀬布駅からの遠軽町営バス上武利線もあるが、まったく列車と接続が取れておらず使いものにならないのでレンタカーを使わざるを得ない。
丸瀬布いこいの森はキャンプ場を擁する公園だが、ここには雨宮号というかつて開拓時代から昭和中期にかけて森林鉄道として活躍した、北海道の鉄道の歴史を語る上で欠くことのできない小型機関車がいる。
今も動態保存されて走っていて、園内に敷かれた「β」のような形の線路を走行している。北海道遺産に指定されている。乗車券を買うのに15分以上並んだ。暑いなか繁盛しており、キャンプに来た親子たちの遊具として成り立っている姿を見てなぜか安心した。
園内には丸瀬布郷土資料館もあり、雨宮号が現役当時実際に活用されてきた森林鉄道としての姿を写真で振り返ることができる。ただ内容は平成5年頃から全くアップデートされていないようで少し心配だ。
■南町ビッグワン12:02→12:11遠軽バスターミナル 北海道北見バス
セイコーマートでカツ丼大盛りを買ってレンタカーを返し、遠軽駅の待合室で昼食。駅そば屋は店主の死去により事実上の廃業状態らしい。遠軽駅の周りはコンビニもないので、食料の調達に難儀する。
■遠軽13:00→16:05網走16:17→19:5520:37釧路 石北本線・釧網線
時刻表上では別列車だが、上川から通しの車両である。
2両編成だが後ろ1両は北見切り離し。しれっと言うのでいつも惑わされる。
遠軽で降りてきた客の大半が遠軽駅のみどりの窓口へ直行していき、再び乗り込んだ。これは今年7月から販売を開始した「北の大地の入場券」を買う一団である。私もその一行に紛れ込む。皆さん注文時には北の大地の入場券を「大地1枚」などと略しているが、駅員には難なく通じている。
その一団と北見から乗った大勢の客は、美幌で降りた。美幌は停車時間がないのでこの列車を乗り捨てるということだ。本当に全部買う気なんだなぁ。気合が違う。
全道に散らばっている全種類集めるのは80種類近くあり相当骨が折れそうだが、キハ40の限定入場券なら集められそうだという収集癖が蘇り始めた。
沿線は玉ねぎの収穫の最中だった。石北本線でただぼーっと沿線風景を眺めているのは時の流れを忘れるよう。玉ねぎ列車として本州に運ばれる日もそう遠く無いものと思われる。
網走到着後、素早く釧路行に乗り込み座席を確保。遠軽から乗ってきた列車しか接続していないはずなのにすでにかなりの乗客が乗っていた。さすが人気路線。この釧路行も後1両は知床斜里どまり。
~釧網本線乗車の心得~
・ローカル線だからといって座席がかんたんに取れると思うな!(この路線に限らず、北海道の普通列車全般に言えること)
・座席は海側を確保する
・本州の感覚で普通に切符を買うとべらぼうに高い(4,070円)
・平気で運休する。私は過去2回釧網本線に乗り2回とも乗ろうと思っていた列車が運休するという憂き目にあっているので、この路線をまったく信用できない
さんざん汽車旅した人間からすれば、いくら乗るのが好きとはいえどもしっかり途中下車して地場産品を買って観光したほうが後々後悔しない。写真は情緒にまかせて放るなんてことはしない。しっかり撮る。
浜小清水駅で5分の待ち合いの隙をみて駅に併設された道の駅に入場券を買いに行く。結果的に対向列車が遅れたため余裕で買えたが、急いでも3分30秒かかった。行き違いした網走行の異常な混雑ぶりに戦慄く。
塘路で行き違いの普通が遅れるとかで40分遅れとなる。寒い。周りは湿原のはずで何も見えないが満天の星空。
遅れたものの、今日の移動がこの旅行の肝だったので運休等にならずホッとして投宿した。