アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

海の京都・丹後半島(3)<野村克也さん弔いの旅路>

2020年2月24日(月)

■豊岡8:51→9:28網野 丹鉄宮豊線

豊岡市ゆるキャラ「玄さん」グッズをキヨスクで物色したが眼鏡にかなうものを見つけられず。
この旅行で何度となく行き違いなどで目にしている「丹後の海車両」に乗車。乗客は豊岡時点で片手で数えられる程度。
「快速久美浜行きです」とのたまう車内放送を、首都圏人は久里浜行きとついつい聞き違えてしまう。

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コロナの感染が急速に進んでいるとの報。しかし今後の海外行きがとても不安である。(このとき兵庫の感染者数はわずか2名だった)

網野を訪れたのはアミティ丹後にある「野村克也ベースボールギャラリー」を訪問するため。接続するバスがないため相乗りタクシーで市街地へ向かった。


以前から野村さんのギャラリーが開設された暁には訪問したいと常々思っていたが、ノムさん死去の報を見るまで一昨年(2018年)開設された展示の存在を知らなかったのはプロ野球ファンとして情報収集がなっていなかったとしか弁解のしようがない。
5年越しに有言実行できて罪滅ぼしになった。現役最後のオールスターで王選手と肩を組んで仲睦まじく写っている写真に涙腺を刺激された。

 

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浅茂川温泉静の里まで1.4キロ歩いて温泉に入る。湯加減はまあまあ。
この地区を走る路線バスは土休日運休のため、公共交通を利用できないので歩く。丹後ちりめんを織るガタガタガタという音が木造家屋の中からちらほら聞こえた。

 

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帰りもアミティ丹後まで歩いたため、足が棒になりそうだった。アミティ丹後内の喫茶店で昼食。わさびがてんこ盛りの豚カルビ丼を食べてものすごい睡魔に襲われた。

 

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■網野14:00→14:04網野駅14:49→16:01西舞鶴 丹鉄宮豊・宮舞線

宮福線113系電車は、宮津で眺める限り思ったほど混雑していなかった。
途中の丹後神崎ー丹後由良間は絶景だ。

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くろまつ号のコースは昨日乗車した福知山発ルートを除けばすべてこの区間を通るので、雑誌等では必ずと言っていいほどピックアップされる区間。京都丹後鉄道で最も景色が美しいところだろう。

 

■西舞鶴16:33→18:08京都19:39→21:56東京 まいづる12号・のぞみ414号

特急まいづるの乗車率は5割程度。西舞鶴で初めてみどりの券売機プラスを操作。

京都駅伊勢丹地下の551蓬莱で焼きそばを食す。関西に来たらもはや定番のお店。天津飯のとろみに舌鼓を打つ。

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京都駅は改札内も土産が買えるお店が多く集まっているため、躊躇なく改札をくぐってよいことを再認識。

3月で引退となる700系が、本日はこの列車に充てられている。この車両はかつて2001年頃「AMBITIOUS JAPAN!」ラッピングがされていた印象ばかりが脳裏に浮かぶ。さよならグッズを買い漁った。1,2月とあまりお出かけしていなかった反動が災いして金遣いが荒ぶってしまった。

たまたま車販が私の号車にすぐ来たので購入できたが、他の号車から限定品目当てに車販のパーサーを捕まえに行くファンが通路を足早く歩きまわりうっとうしい。早めに買ってよかった。執念に恐れおののく。

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この2週間後(3月8日)に予定されていた、700系ラストランはコロナの影響で中止されてしまった。

結果としてこの乗車は極めて価値のあるものとして記憶に刻み込まれた。

(おわり)