アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

海の京都・丹後半島(2)<天橋立>

2020年2月23日(日)

■福知山10:10→11:53天橋立 丹後くろまつ号 

全国的な流行となっている水戸岡デザインのリゾート列車。今回はスイーツコース。

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アテンダントの人たちが優秀すぎるので、特別な気分を味わえるという一点のみで対価としては十分。ただ一点だけ。アテンダント様、カメラのシャッター半押しは覚えてください…。
丹後コーヒーとっても美味で5回もおかわりしてしまった。

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天橋立桟橋→天橋立ケーブル下

天橋立は5年ぶり2回目だが、前回雑に観光したので、股覗きすらしていない。
今回はきちんと人に天橋立に行ったことがあると自慢できるぐらいでないといかん、ということで両側から股覗きをすることにする。まず南側のビューランド方面へ向かうリフトに乗る。とにかく寒かった。
帰りはモノレール式に乗ったが、速度はリフトに乗っているのと大差ないため、一度動き始めると隣のリフトと並走し続ける。視線を感じて少し気まずい。

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天橋立ビューランドからの遠望

 

次は天橋立観光遊覧船に乗って北側に向かう。乗船中ベランダに出るとカモメに餌をやることができるが、私は船内でくつろいでいた。

傘松公園へのケーブルカーに乗車し北側からの俯瞰。

頂上でバックパッカー風の男女5人に写真を撮ってくれと声を掛けられる。
本人たちが多彩なポーズを取るのに気をとられて背後に見える天橋立を画角に収めるのを忘れてしまい、申し訳ないことをした。ちなみに傘松公園駅のロープウエイ乗り場に土産コーナーとレストランがあるので、ケーブルカーで上がった後でも食事などを堪能できる。

 

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傘松公園からの遠望

天橋立ケーブル下15:24→16:17SL広場西 丹海バス

黒ちくわはあまり美味しくない。丹後半島ではところどころに「海の京都」というテーマのデザイン画があるが、これは水戸岡デザイン風でありながらも別のデザイナーがつくったものらしい。

 

一通り天橋立の観光を終えたので、令和2年3月31日で閉園となる加悦SL広場を訪問する。

昭和60年まで、与謝野駅(旧丹後山田駅)から内陸の加悦地区へ「加悦鉄道」というローカル線が走っていた。廃止後に旧加悦鉄道・カヤ興産の流れを汲む宮津海陸運輸がこの広場を開園したが、2月中旬に今年度いっぱいでの閉園を発表した。

あまりのアクセスの悪さと知名度の低さが仇になってしまったか。実際路線バスで来ようとすると、土日は福知山駅からのバスが走っていないので、与謝野駅側から発着する昼間2往復の便を駆使するしかない。

天橋立ケーブル下バス停から乗った客はゼロ。バスの沿線から現在サイクリングロードになっている昔の鉄路跡を観察できる。与謝野駅から外国人が数人乗ってきて行き先を鑑みても誤乗だとばかり思っていたら地元客のように散逸して下車していった。「SL広場西」バス停からSL広場までは徒歩5分ぐらいで着いた。

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入場券売り場では、閉園したら永久に買えなくなる加悦鉄道オリジナルの垂涎の品が並んでいて、4,000円近く買い込んでしまった。
この三連休は閉園発表が正式に出てから初めての週末だったが、受付のおばさんの馴れた手つきを見ると、同じような行動をしている輩がいっぱいいるらしい。

園内は初めて相まみえる車両ばかりだったがここにしかない貴重なものばかりだ。特に加悦鉄道の象徴的存在のキハ08系を写真に収めることができて満足。

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■SL広場西17:03→17:35与謝野駅 丹海バス

帰りのバスは同業者ばかり10人ぐらい。ウィルというバス停があるが業務スーパーの名前らしい。
丹海バスは200円・400円均一運賃など路線バスとしては奮闘しているが厳しい経営が続いているようだ。この旅行中に、与謝野付近の路線が再編されるというニュースが舞い込んできたので、この与謝線も前途多難なのは自明の理であろうか。

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丹鉄豊岡方面に乗り換えた人は我々だけだった。
豊岡行き普通は、与謝野を出た時ほぼ満席だったが途中駅でどんどん下車していき、木津温泉から先は閑散としてしまった。

豊岡パークホテル泊。ホテルのすぐ横にある「食楽茶房とつ」で、かにすき・たこぶつを吟味し大満足。

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【(3)へ つづく】