■台北→圓山→国父記念館→台北101→東門→行天宮→忠孝新生→台北→桃園→桃園空港→羽田空港
ホテルの部屋に窓がなく、自分の体内時計が壊れる。この気持ち悪い感覚を忘れないようにしたい。
故宮博物院はもっと時間が取れた時にじっくり拝謁することにした。
再び国父記念館で衛兵交代式を見て、孫文コーナーを見学した。
帰りに行天宮駅の近くのマッサージ屋に寄った。太ももの筋肉ががちがちで、何度もマッサージ中悲鳴を上げた。
台北から、帰路につく。
新幹線が最近南港駅まで延伸したので、台北駅は始発駅でなくなり、列車は3分前ぐらいにならないと入線してこない。
そのため、ホームが人で埋まっていた。自由席は乗車率200パーセントの大混雑。板橋駅で混雑はさらにひどくなった。
スキーシーズンの高崎ー軽井沢間で体験したような混みようだが、毎週のようにこの状態であるなら悲惨だ。
高鉄桃園駅に着いても、往路の時にあれだけ止まっていた空港行きのバスが全然来ず、25分ぐらい待ってようやく来た。
バス乗り場の背後で桃園捷運(MRT)がずっと試運転していたが、開業延期を繰り返しており、来年上半期になるらしい。MRTよ早く開業しろという気持ちになった。
行きの時に寄った桃園空港の悠遊カード窓口は開業を見越して作られたらしいので、本来もう開業しているべきなのだが…
成田スカイアクセス線も、なんだかんだで3,4年は延期した例もある。今度来る時には乗れることを期待したい。
手荷物検査で恒例のペットボトル没収。
特に異常なく羽田空港に着き、全行程は終了。
しかし、MM1028便は羽田0時45分着。到着しても京急やモノレールがない。
野宿するか、各方面に出ている深夜バスに乗ることになるのだが、割高であることと、バスに乗ってもその先の自宅までの足がないことから、空港で仮眠を取ると決めていた。
行きとは違いベンチがほぼ埋まっていたので、4階の江戸小町の木製ベンチに横になった。江戸小町の長椅子は、少しでも寝返りを打つとベンチから落ちるので、旅慣れてないとかなり寝づらいと思う。
私はあまり苦にならなかったが、何だかこの椅子で寝られる自分に引いてしまった。同行者には無理をさせて申し訳ないという思いばかりが募った。
なお、羽田空港で仮眠をとれるのはせいぜい5時まで。
5時過ぎになると、どこからともなく団体客が現れてターミナル内を闊歩したり、航空会社の従業員が配置につくために足音を響かせたり、案内放送がやたら流れるようになったりして、安眠する環境が失われてしまう。まあ居心地が良すぎるのもそれはそれで問題だけど。
総じて、台北は沖縄の延長という感覚と、日本がいかに高齢化社会であるかを肌で感じた3日間だった。
(今後の教訓)
・土日をまたぐ0:00~4:00に羽田空港で寝るのは、2016年現在では相当な冒険である
・行きは無理しても、帰りに野宿はやめよう