ここ数週間学生時代を上回るほど旅をしすぎており、もはや非日常でもなくなってきている。
この旅は、毎年恒例となりつつある甲子園に行くという目的のためだったが、今や近畿地方に最も未乗路線が点在していることもあって、乗りつぶしと観光を組み合わせた3泊5日の旅となった。
特に、
・関西地区の103,201系電車を記録すること
・友ヶ島への上陸
は至上命題と位置付けていた。
ただ友人が都合で行けなくなり、またしても一人旅に…
最近は観たい映画が多いし、仕事関係で勉強したいこともあるし、7月に計画を立てていた段階では考えもしなかった方面に興味が向いている。
だから計画の細部を詰めるのも遅々として進まなかった。2-3日目の旅程は、2日前まで決められなかった。優柔不断な一面が出てしまって嫌になる。
一人旅はここ毎月実行しており、また行く意義も疑問だったが、結局その答えを見つけられないまま、後ろ髪を引かれる思いで東京をあとにした。
この旅を終えたら、2ヶ月はどこも行かなくて良い。旅行中はそんな気持ちでいた。
◆東京23:20→5:50京都駅 フライングスニーカー
金がなくて、夜行バス頼み。
◆京都5:54→7:10永原 湖西線普通
113系で湖西線を走るという長年夢想していたことがひとつ叶って満足。
近江舞子以北を走る113系はとても少ないので、稀有な体験ができた。
8両編成だったが、永原まで乗ったのは3人ぐらいしかいなかった。
学生で通勤電車並みの混雑。永原から座れなかった。
長浜ではコメダ珈琲でゆっくりしようと思ったが、あまりに遠いことがわかり、黒壁スクエアを歩いている途中で断念した。
結局駅横のジョイフル(ファミレス)で朝食。駅のエスカレーターから死角で分からなかった。
10時から40分ほど、長浜鉄道スクエアを散策。
◆長浜11:05→11:15米原11:19→11:44高宮11:46→11:53多賀大社前
この日はJRが発売する「秋の関西1デイパス」で移動していたが、この切符はなぜか近江鉄道に乗れる。
◆多賀大社前12:25→12:32高宮12:45→14:04貴生川 近江鉄道線
高宮は鶴見線の浅野駅に似たホーム。
「た↑か↓みや」と読むのか…?どこかの野球選手とは違うようだ。
貴生川まで通しで乗った客は絶無だった。
◆貴生川14:24→14:48信楽14:54→15:17貴生川 信楽高原鉄道線
信楽高原鉄道は私が生まれた頃に大事故が起きたり、数年前には災害で1年近く運休になったことがあった。
大阪から完全にそっぽを向いたような路線なのに、ホントよく生き残っているものだなぁ…
かつて事故が起きた場所は思ったより山間部でなく、貴生川側から向かうと山を下り終えた付近だった。
信楽観光のおばさんグループが多く、1両の車内は往復ともそこそこの客数。
利用されているのは喜ばしいこと。関東では全く聞かないが、平日の昼間でも観光客がいるということは、信楽とは素材の揃った地域なのか?
◆貴生川15:21→15:40柘植15:42→16:35加茂16:44→16:52木津 草津線・関西線
この区間は通算3回ぐらい乗っているのでほぼ寝ていた。
学生時代と比べ、乗車済みの区間だと寝てしまうことが多くなった。
◆木津17:08→17:25宇治17:30→17:54京都 奈良線快速
103系を満喫すると計画段階で意気込んでいても、実際現地に来ると短距離の乗車で満足してしまう。
当初は城陽から始発の103系に乗ろうと思っていたが、前面風景を見ていたら当該列車は221系だったので宇治まで出た。一時新聞沙汰になった「勝手踏切」をいくつも確認した。
この日は疲れていたので、烏丸御池のゲストハウスに早めの入りで宿泊。
烏丸御池駅の大垣書店に「君の名は」の本が山積みされていたのが、印象的であった。
「君の名は」は久々に心を揺さぶられた作品。人生で初めて映画を2回観た。
京都で泊まった「ゲストハウスひつじ家」はドミトリーながら個室気分で寝床を使えたので、とても居心地がよかった。