2019年2月8日(金)
2018年10月から1年間、日本人はミャンマー渡航の際の観光ビザ取得が免除になった。これは好機と、そのニュースを見た勢いだけで企画してしまった旅。
旅の目的は表向き寺院めぐりということにしていたが、実際それだけなわけがない。
ヤンゴン市内部は日本の鉄道路線を退役した車両がごろごろいるという話を耳にしていた。夜行列車にも乗ることにしていたので、むしろそれの方が楽しみだった。
しかし日本との寒暖差は実に30℃近くある上、旅程後半は夜行バスでの移動もあり、体調を維持できるのかとても不安だった。
疑心暗鬼のなか、旅が始まってしまった。
■成田11:00→16:30ヤンゴン 全日空NH813
機内食が出る。海の幸弁当。温かいものが食べられるのがいい。
その他にも、食前酒と食事中のビール・おつまみといろいろ出た。フルキャリアってすばらしいなぁ。
今までLCCばかり乗っていたので至れり尽くせりのサービスに感激で胸がいっぱいだった。文明開化に立ち会ったような気持ちだった。ヤンゴン空港には30分早着。
■ヤンゴン空港17:00→18:30スーレー通り エアポートバス
制度が適用され、ホントにパスポートだけで入国できた。すごい。
私にとってのパスポートはもはやスタンプ帳なので、ミャンマーの入国スタンプを眺めてひとり満足感に浸る。
ヤンゴン空港から「シュエダゴン・パゴダ」に向かうために路線バス(エアポートバス)に乗る。
しかし空港内にはバス乗り場について全くなんの案内もないため、かなり迷った。
まず乗り場にたどり着くことから始めないといけない。
行き方をまとめると下記のようになる。(全て第1ターミナルの話です)
①到着出口から空港の外に出る。
②左に進みケンタッキーのロゴがある前まで行き、着いたら右を向いて道路を2本渡る。
③赤いバスが止まっているところが乗り場。
※ケンタッキーの横にある出入口は入口専用ゲートなので、通ることができません。上記の手順を一つずつこなせばバスには乗れます。
空港に留まっていてもタクシーの客引きに捕まってめんどくさいです(コンビニがあるので、そこに逃げ込めば大丈夫ですが)。
出口手前のタクシー野郎たちの手招きをかいくぐりましょう。また貸切バスが並んでいる島は路線バスの乗り場ではないので注意!
※バスには2系統あります。ピィロードという幹線道路をまっすぐ進んで駅に行くバスと、シュエダゴンパゴダを経由して駅に向かうバスがあります。どのバスにも側面に2系統の路線図が書いてあって、バスの見かけだけではどちらの路線なのか分かりません。
私は前者に乗り間違って駅まで行ってしまい、渋滞にも巻き込まれかなり時間ロスしました。運転士に聞くのが良いです。
また、ヤンゴン空港では日本円の両替ができないという説が通説だったが、2019年2月時点では日本円を両替できる銀行があった。
市街地のほうがレートは良いので、少額なら空港で両替するのもあり。
なお私は万が一のことが怖かったので、成田空港で5000円分のドルを両替しておいた。空港では日本円は両替せず、翌日駅の近くで両替した。
■スーレー通り19:00→19:15フィール タクシー
前述の通りバスを間違えて駅の近くに来てしまったので、流しのタクシーを拾ってミャンマー郷土料理が食べられるレストラン(フィール)に行く。戻るような形になる。10000チャット。ライトアップされたスーレーパゴダが美しかった。
最初にお茶と、お通しの生野菜が出た。
お茶はとうもろこし風味で日本では飲んだことがない味だ。野菜はバンコクでの苦い経験があるので手を出せなかった。
続いてミャンマービールを飲む。少し辛め。
モヒンガーは麺の上にスナック菓子が載っているようなもの。結構油っこいがお菓子だと思えばおいしい。麺は春雨のようなもの。生野菜に気をつけて食べた。
タミンジョーチキン風味(チャーハン)は日本とあまり変わらない一般的な味でおいしい。
そもそもメニュー表がないので店員にいろいろ聞いて頼むしかなかった。12000チャット。
フィールから宿までは思った以上に距離があった。シュエダゴン・パゴダは営業時間を過ぎてしまったので遠目に見るだけにして、暗闇の中を25分ほどかけて歩きホテルに入った。
ヤンゴン全体に言えることだが、全然信号や横断歩道がないのに交通量がとにかく多い。道路を横断するのに結構気を遣う。
宿に入った時点で、日本時間で23時40分を回っていた。早くも疲労の色濃い。
【(2)へ続きます】