とりあえず舞鶴では大戦が絡む記念館等は全てみたいと思っていたので、わりと距離がある引揚記念館だけをバスで、それ以外はレンタサイクルで行くことにした。
まず引揚記念館である。
ここは第二次世界大戦後の舞鶴港のようす、海外抑留者の遺品や生活苦の様子が赤裸々に展示されていた。
ツアーで来たらしきおばさんたち数人が涙していた。
シベリアの記録を見ていると、ソ連は欧米以上にどうしようもない国だとの思いを強くする。
バスで戻り、自転車を借りて、「らぽーる」に入っている昼食をとる。
東舞鶴駅のレンタサイクルは「西村モータース」という自営業の商店がやっている。
駅に隣接したケーズデンキの一階にも、レンタサイクルは西村さんに借りろみたいなことが堂々と看板に書いてある。
この民家一軒に貸自転車業を委ねているというのも、市としてどうなんだろうか…
次は海軍記念館。海上自衛隊管轄の施設なので土日しか入れない。
展示の内容はおもに近代以降の戦史について。入口に掲げられた軍艦旗と東郷平八郎像が最もインパクトがあった。
次はここから第23航空隊の一般開放を見に行く。ここも土日の午後2~3時のみ入場可という観光客泣かせな場所。偶に土日でも休みの日があるので気をつけよう。
この施設は造船所前から北方面にあるのだが、この区間には日中に路線バスがなく、レンタサイクルを選ばざるを得なかった。
地図を見ていて地形的に険しいことは容易に想像できたが、坂道が多く予想通りだった。
所要は🚲であれば海軍記念館から片道15分あれば充分だが、道がキツいので自転車で行くのはあまりおすすめできない。特に雁又トンネル入口・出口付近の急坂がつらい。クルマが無難。
展示内容は、本当に自衛隊(特にプロペラ機)が好きでしょうがない人が見るようなもの。ボリュームはあまりなかった。
帰路は旧中舞鶴駅の蒸気機関車(C58 113)を見学。北吸桟橋の軍艦を眺めながら、歩行者・自転車専用道を通り東舞鶴駅に戻った。
舞鶴観光終了。
125系は初の乗車だが、優先席が多すぎるのと、窓がない席が不自然に散らばっているので、どこに座れば良いのか迷った。
途中学生の乗り降りぐらいしかなく、通しで乗った客は皆無。
自転車の疲れからか、この旅の中で最も眠かった。
◆敦賀17:49→20:13大阪20:18→20:30森ノ宮
セブンイレブンで4杯めの珈琲。買い物をしていたらサンダーバードが行ってしまった。
この新快速電車は米原回りで、湖西線とはうまく繋がらない。乗り通したほうが早く大阪に着く。
敦賀から乗ると、湖西線は昼間より朝夕の方が接続が悪い。県境だから人の流れがないのか?
改装してから、大阪駅はまさに府都の顔にふさわしい佇まいの駅になった。
やはり東京は、人が多過ぎだ。森ノ宮のキューズモールを歩いて、そんな気持ちになった。