◆温泉津8:12→8:19仁万8:30→8:52世界遺産センター 石見交通
今日は石見銀山に行く。
鉄道の駅としては、仁万駅が石見銀山に一番近いが、アクセス機能は専ら大田市駅が担っており、仁万駅からのバスは1日5往復だけ。
仁万⇄大森代官所跡間は、往復ともに私だけだった。
石見銀山は事前にいろいろ調べてもイマイチどこを回れば良いのか優先順位をつけられず、前評判がある大久保間歩ツアーを申し込んだ。
間歩の入口に行くまでは20分近く上り道を歩き、暑くてしょうがなかったが、間歩の内部は13度で寒いぐらいだった。
自然の摂理で誕生した鍾乳洞とはまた違った趣があり、人間の爪痕のようなものを感じられた。
おろち号に続き、この旅はガイドに恵まれている。
仁摩町の地名は、表記が仁万(駅)・仁摩(旧町名)・邇摩(旧郡名)・迩摩(高校)と一定しない。
次の列車まで少し時間があったので、仁摩サンドミュージアムに立ち寄った。ここには一年を計る砂時計がある。
発明のすごさは伝わってくるが、展示はざっと見れば10分で終わってしまうし、「この写真、いつ撮ったの…?」と思ってしまう内容の説明板もあった。
まあ、ミュージアムを造ったときの盛り上がりを感じられるという点では良い。
入館料700円の価値があるかは人によって意見の分かれるところだと思った。
◆仁万14:50→16:48益田 山陰線快速
乗客がおしなべて多く、その3~4割は、ここまであまり遭遇していなかった18きっぷ旅行者だった。
江津~益田間の日本海が映える車窓は素晴らしい。海水浴を楽しむ人たちが見え、夏だな~と思う。
◆益田17:47→18:58東萩 山陰線普通
土日と特定日は下関行きではなく長門市行きだということに、直前になって気づいた。
乗客30人ぐらい。この区間をキハ120の1両で走るのは酷である。
途中幾度となく夕日が映り、先ほどの区間に続いて息を呑むような車窓が続き、果ての地を感じた。
東京からはあまりに遠すぎる…
萩では、「だんだん土屋店」でざるうどん親子丼セットを食べた。
その後、宿の人たちと日付が過ぎるまで飲み会。
酔いが回ってキヌヤという24時間営業のスーパーまでわいわい歩いたりして、楽しかった。
旅行3日目にして、やっと旅をしている実感が湧いてきた。