アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

十勝・日高スローライフ(3)

陸別寛斎10:00⇄10:40下勲袮別 りくべつ鉄道銀河コース

 

2日目、銀河コース。

構内を数往復したあと、ついに限られた者しか体験できない構外運転へ。

本当に細かい動作が多く、鉄道の運転は大変だ。ブレーキのかけ具合は、最後まで、コツをつかめたと思ったら離れていくことの繰り返しだった。構内を100往復しても足りないかもしれない。

ブレーキから手を話す癖と、ブレーキをかける時は圧力計をきちんと見るよう指導された。

ブレーキ200、乗換スイッチは特に忘れてしまう。指差し確認がいかに大事か。わざわざ声に出して確認することは基本中の基本。

構外3往復し、構内を片道と半分走り、修了。

 

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証明書をもらい、りくべつ鉄道の体験は完全履修となった。

 

 

 

正直足寄・陸別エリアに今後来る機会は限られるだろうと思っていたけど、運転体験を終えたあと、今回の反省を踏まえてまたこの地に来たいという気持ちに変わった。

 

実際この体験は結構値が張るので、万人に薦められるものではありません。

でも、鉄道の運転が好きな人には唯一無二の体験なので、ぜひおすすめしたいです。

 

陸別12:00→14:56帯広駅 十勝バス

 

帯広に戻る。

 

薫別で路線バスに乗り遅れたおばあさんを乗せようと、カーチェイスのようなことをやっていたおじいさんが面白かった。

仙美里のトイレ休憩は自己申告制というのをようやく理解した。

 

ちほく線も廃止から十余年が過ぎ、路線バスの車窓からも路盤の痕跡がよくわからなくなっていた。

まあ駅跡はなんとなくわかるにしても、路盤は遠くに見えるあの辺だろうか、と思っていたら、道路至近の草生しているところだったりする。

廃止時期としてはのと鉄道(石川県)と同じ頃だが、あちらの放置ぶりと比べると、やはり雄大なる大地の力が働いているのか、それとも道庁の仕事が早いのか…?

 

私は最末期のちほく線に一度だけ乗ったことがあり、風景などはおぼろげな記憶しかないが、当時はマナーの悪い鉄道ファンが多く、混んでいたのにボックスを占拠していたことだけ、鮮明に覚えている。

まだ中学生だったが、こういう事をしないようにしよう…と感じた。

その思いは今でも同じ。

 

◆帯広駅15:26→十勝川温泉→18:11西2条8丁目 十勝バス

 

先にチェックインし荷物を放り投げて身軽になり、再びバスターミナルへ。

 

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第一ホテルの日帰り入浴を利用した。専用入り口が用意されていることに感嘆した。

 

露天風呂から十勝の青い空と白い雲を見上げて、今後の旅のことなどを考えた。

なんとなく、能登で温泉に入ったときに会った爺さんを思い出した。そういえば、のとじ荘の温泉に入ってから約半年が経つが、自分は成長しているのか・・・?

1時間10分ほど入浴し、適当に外をぶらついて帯広に戻った。第一ホテルの前は十勝川の広大な河川敷が広がっていた。

 

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十勝川温泉行きは往復ともに、乗客5人程度だった。途中の木野や宝来で乗り降りする人の方が多かった。

 

帰路、西2条8丁目で下車し、藤丸6階にあるどうでしょうコーナーを物色し、夕飯は豚丼

この旅行は予算が結構高くついたので雑費は抑えようと思っていたのだが、またいつ来るかわからない土地なので、どうしても買い込んでしまう。

 

この日は全国的な真夏日だったそうだが、十勝地方は24度ぐらいで暑さと無縁だった。一度住んでみたいなぁ。