アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

キハ222さよなら乗車

茨城交通時代から長い間走っていたキハ222という車両の引退イベントが12月6日に開かれました。

北海道からはるばる関東へ来て50年近く走っていたという気動車の生き字引のような列車で、何と言っても大糸線以外では唯一であった青のカラーリングが好きでした。

最近は本線を走る機会も少なくなっていたようでしたが、せっかくなので行ってみることにしました。

 

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(行程)

上野1000→[スーパーひたち15号]→1110勝田1124→1146那珂湊1253→1304阿字ヶ浦1318→1343日工前→勝田1424→1600我孫子

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茨城に出向く前に錦糸町で記念きっぷを買おうとしたのですが案外列が長く、予定していた常磐線普通に乗れなくなりました。

しょうがないので上野からスーパーひたちに乗ることにしました。

取手で降りてときわ路パスを購入し竜ヶ崎線に寄って一路勝田を目指すという計画を一応立てていましたが、この時点であえなく崩れ去ってしまいました。

 

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このスーパーひたちは来年のダイヤ改正で品川まで延伸され、さらに「分かりやすい着席サービス」(自称)を導入することが発表されています。

この「分かりやすい着席サービス」は今年「スワローあかぎ」で実質的に失敗しているだけに、茨城の利用客がどんな反応を示すのか注目したい。

それにしても、この制度にしろSuica騒動にしろ、この会社はいつも同じ轍を踏むんですよね。

殿様商売といわれても仕方がない。

 

 

勝田駅では想像を超える数のファンが湊線ホームに押しかけていました。

350枚限定と告知されていた記念フリーきっぷは私が買った時点で200番台半ばでした。まだ午前中だというのに…

列車に乗り那珂湊駅へ行くと、何かの列に並んでる人たちが駅出口をふさぐかのようにうねっていました。おそらく夜の単行に乗るための整理券と、急行あじがうら号の先行発売に並んでいたのだと思います。

留置車両ではホリプロのお二人がトークショーをやられていましたが、こちらの方が空いていたのはあまりにも意外でした。

グッズ売り場を眺めて、阿字ヶ浦へと向かいます。クリアファイルと101周年記念乗車券を購入。せっかくだから福袋でも買えばよかった。

 

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那珂湊12時53分発の列車からキハ222の営業運転が始まり、車内は大変な混雑となりました。

ただ3両編成のうち、混んでいるのは旧国鉄の2両だけで、湊線のエースであるキハ3710形は立ち客もあまりいないという奇妙な状況でした。

阿字ヶ浦13時18分発の列車では南田さんと久野さんのトークショーがキハ222で行われる予定だったのでそれを聞くためなのかもしれませんが、まあ趣味人なんてそんなものです。

私は那珂湊から阿字ヶ浦までキハ222に、折り返し勝田行ではキハ3710に乗りました。

 

中根駅付近ではこの勝田行を撮影するカメラの放列が見事に形成されていて、車内から感嘆の声が上がりました。

 

最後に日工前駅で撮影し、旅程終了。

 

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