アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

さようなら、475系

9月上旬、18きっぷの消化旅行です。

 

土曜でしたので往路は混んでいて、越後湯沢からのほくほく線でやっとまともな席に座ることができました。

首都圏からの18きっぷ黄金ルートはどれも混雑しがちです。

まあ東海道線は列車が多いのでちょっとやり過ごせばどうにかなりますが、ほかの路線は本数が少ないのでどうしようもない。

見た感じ、乗り換え案内のコピーを持って動いている人が多かったです。

 

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直江津から越中宮崎までは日本海の地平線が見えて、心が洗われるようです。

私は北陸新幹線に試乗したことはありませんが、開業後は恐らく大半がトンネルになるのだと思います。

スピードと車内空間は大幅に向上しますが、車窓のレベルは大幅にダウンしてしまうなぁ。

 

富山ではセントラムに乗り、城址公園の散策。

その後富山ブラックラーメンを食べました。

まあ1回食べれば十分かな、という感じ。

食べた後土産店に行ったらブラックを売りにした商品が並んでましたが、そんなに評判がいいのか、これは…?

やはり日本海側にいるのだから次回は魚介・海産物を食したいと思いました。

 

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時間がだだ余りになってしまったので、隣の呉羽駅に寄り、ここから泊行普通電車に乗ります。今日のメインディッシュです。

北陸新幹線が開業し、在来線が第三セクターになると、旧型車はほぼ一掃される予定になっています。

そんなわけで、ここで撮る写真すべてがのちのち貴重な一枚になります。

その中でも最古参といわれる475系のこの色!

 

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どうしてもこれだけは生で見たいと思って、事前に調べて来ました。(これはA19編成)

来年引退する列車が多すぎるのであまり目立っていませんが、国内最後の急行仕様車にして名車だと思います。

しかし、今走っているのは金沢―糸魚川間のごくわずかな列車だけ。私が9年前北陸に初めて来たときには、米原直江津間全線で活躍していたのに、急激に減ってしまいました。

10月18日に新幹線開業に向けた運用改正があり、475系自体が引退してしまうのではと囁かれているそうです。

しかし何度来ても、この車両は私をもう一度北陸へ行きたいと思わせてくれました。その意味で感謝したいです。

 

 

そういうわけで泊駅まで惜別乗車しました。

泊駅もJRの駅としては最末期を迎えています。

照明がなく、真っ暗でほとんど写真を撮れなかったのが誤算でした。

 

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泊からの折り返しで金沢行きに乗車。

食べるタイミングを逃していた直江津駅の「鱈めし」を吟味し、のんびりしていたらあっという間に終点につきました。

 

最後に、最新鋭の車両の“邂逅”を見送り、夜行バスで金沢駅をあとにしました。

 

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[旅程]

上野626→815高崎824→931水上947→1021越後湯沢1039→1201直江津1312→1510富山1810→1858泊1930→2119金沢2230→648東京