アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

陸羽横断の旅(2)

[(1)のつづき・前半は都合により省略]

 

酒田1430→1830新津1849→1944長岡1957→2114越後湯沢2139→2208高崎2214→2356上野

 

新津行きは、この道中で最も楽しみにしていた列車である。

庄内地方はご飯がおいしく、田畑と日本海が織り成す風景も一級品。東北のなかでもかなり好きな地域だ。

 

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まさに国鉄時代の風景。

 

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JR東日本「行くぜ、東北」キャンペーンのポスターに起用されているのはこの車両ばかりなので、今後もしばらく安泰だろうと勝手に予想。

 

間島で10分停まる。行き違いのためと言っていたのに、何も来ない。

ここまで来るとすでに酒田から2時間以上経っており、さすがに車内には怠惰な雰囲気が充満していた。

でもローカル線はこのけだるさが最高にいい。

 

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新発田~新津間は初めての乗車となった。

平野と夕日のコラボレーション。まさに車窓はテレビより面白い。

 

定時に新津到着。あとは帰るだけである。

架線にえらい数のカラスがとまっていた。

 

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新津から長岡行に乗る。噂には聞いていたが、長野で走っていたはずの115系がつながっていた。

7両編成で来たので壮観だった。

高崎にもこんな長いのは、いなかったな…

 

長岡から越後中里行に乗り換え。

もう気持ちグダグダ。

なんでこんなことしてるんだろ。

 

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寝過ごすとえらいことになるのでツイッターで暇をつぶす。

 

定時に到着。

越後湯沢から先は既に終電が行ってしまったので高崎まで新幹線を使う。

ここまで15時間乗って2370円だったのに、新幹線は29分で3500円だから阿呆らしくなる。でもこれに乗らないと帰れなくなるのでやむを得ない。

今思えば、えきねっとトクだ値で買ってもあまり変わらなかったんじゃないか。

 

まあ要するに時間は金で買えるということだ。

まあ今は亡き「ムーンライトえちご」で寝不足に苦しんでいた頃に比べれば、健全な選択である。

 

久々に着いた高崎はわずか6分の滞在に終わった。

 

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【おわり】