アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

中国・四国ローカル線の旅Ⅱ(4)

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宇多津630→654琴平658→743佃803→858琴平902→919多度津922→1029岡山1110→1243三原1325→1448広1503→1554広島1600→1721三次1730→1846備後落合2010→2134新見2153(+9)→2318岡山

 

早起きして土讃線の駅巡りに行く。

一昨日とは違い、黒川から先は真っ白な風景が広がっていた。

ゼミ旅行のときも痛感したが、東日本に住んでると西日本は暖かいと思いがちである。絶対にそんなことはない。

今回は佃と坪尻に降りることができた。特に坪尻はかねてから行きたかったので嬉しい。

降りてみて気づいたが、JR四国はたとえ無人駅だろうとそこら中の駅に青春18きっぷのポスターが張られている。売る気あるなぁ。

 

坪尻

 

 

駅巡りを終えて、四国を脱出。瀬戸大橋線は慢性的に混んでいる感じがする。

岡山に着いた途端、ものすごい人の数!さすが中国一のターミナル駅だ。

世は帰省ラッシュだということに気づかされる。しかし自分はどこ吹く風、これから西へ。ただの乗りつぶしとなる。

 

瀬戸内マリンビューの指定席をとったのは失敗だった。

この列車の指定席は明らかに家族向けで、一人客にはほとんど居場所がなかった。

そもそも、自由席があるのになぜ指定を取ることを前提に考えていたのかと、今更思いたくなる。指定席をとる必要があるのは複数人で行く場合だけだ。

 

広(快速安芸路ライナー)

 

芸備線は雪の重みで垂れ下がった木々としょっちゅうバキバキと接触

三次行は満席、備後落合行もそこそこ乗ってたが、備後西城でわずか2人に。そして終点でついに1人となった。

降りる時、運転士に「これからどちらに行くんですか?」といわれる。

「新見行まで、けっこう時間ありますよ」

 

 

ついにたどり着いた、2年ぶりの備後落合駅

一言でいうと、怖かった。

ホントに化石のような駅である。

以前はおろち号で来たので人もちらほら居たが、こんな真冬の夜に来る人なんているわけがない。

 

新見行が大雪で来なかったら駅寝だな、とか考えていた。

でもここはもはや自分のための駅。自分のためにJRが列車を動かしてくれてるんだぞ!はははは……

 

備後落合

 

結局新見行は時間通りに来た。もちろん乗客ゼロ。

ここからは一応既乗区間

道後山備後八幡にある「国鉄をご利用いただきありがとうございます」看板の「国鉄を」がシールで消されていた。以前はなかったのに。

 

ふと、なぜこんなところまで来たのかという思いがよぎる。

①時刻表を見て考えていると、ついつい行ってみたくなる

②実際に来てあぁ辛いなぁと思う

③しばらくしてまた時刻表をめくる

 

大学4年間、この繰り返し。何やってんだか…