アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

南高尾山稜ハイキング

運動不足の弊害が出ていると危惧される状況だったため、手軽に歩いて行けそうな場所として南高尾へ。

実施日:2023年7月15日(土)

 

私の住まいは周りに全然山がないが、高尾山は(混んでいることを除けば)都心近傍ながらそれなりの登山ができるうってつけのエリアである。

大勢のハイカーが歩いていくケーブルカー方面ではなく、高尾山入口交差点を左に折れて民家の方に進むと、草戸山方面と書かれた看板がある。

ただこの指している方向はどう見ても民家の裏庭の畦道にしか見えず、雑草が生い茂っている。

草戸山方面入口


民家の庭でホリデーを楽しんでいる人たちに水を差すかのように横をそそくさと歩いて行くと、登山道がいきなり始まる。

時期的に登山をする季節ではないのだがこの日は気温が比較的低めで、かつ一日曇天、雨の心配も少ないという好条件が揃っていたため決行した。出かけた後、8月にかけて何日も暑い日が続いたので間違っていなかった。

まず草戸山。距離が結構あり1時間近く歩いた。基本的に木陰でそこまで激しいアップダウンではないので非常に歩きやすく好感。

ただひたすら歩きたいと思って来た私にとってはうってつけのコースであった。
草戸山を過ぎても同じような感じの道が、延々と大垂水まで続く。そりゃトレッキングも多いわけである。
途中、中沢山の頂上の隅にあるベンチで休憩をとった。

中沢山

天気は好都合だったが、この日は湿度がかなり高くあまり快適とは言えない。
途中の泰光寺山など、どこが山頂なのかよくわからないような場所もあるが、まき道も多くトレラン勢が多いのもわかる。
大垂水峠からはバスで相模湖方面や高尾山口駅へ抜けることができるが、1日3往復しかないので登山客は端から相手にされていないような感じがある。

大垂水峠


大垂水峠からは小仏城山へ抜けていくルートが一般的のようだが、私は「学問の道」を選び高尾山頂方面へ進んだ。
高尾山のすぐ近くなのに誰も歩いていない。雑草がひどく、藪漕ぎのような形で歩いていた。
ところが陣馬高尾山縦走ルートに合流した途端に人が激増した。さすが王道ルート。高尾山頂に来るのは生涯2回目。

高尾山頂


高尾山頂からはリフトで降りる予定だったが、南側の高尾稲荷山ルートが今年初め頃に改修されて歩きやすくなったという情報を目にしていたので、そちらを歩いてみることにした。
歩行路入口から、歩きやすさに配慮された木製の板が大量に敷かれている。これは楽でいい。

稲荷山ルートの約半分の行路に敷かれている木板


あまり登山をしている気分にはならないが、まあいいんじゃないですかね。少なくとも下る分には全然問題ない。

こうして私の人生2回目の高尾山行は終わった。最後京王高尾山温泉に寄ったら入り口が行列になっていた。さすが土曜日だ。
ピーク時間帯が避けられるならそれに越したことはないが、実際登山をやっているとピーク時間を避けるのはなかなか難しいのだ。