アルプススノー社編集部

鉄道メインに変な場所へ旅行に出るブログ

二級ボイラー技士

2月に二級ボイラー技士を受けた。

4分野あり、10問×4科目。すべてで4問以上、かつ24問以上正答で合格。攻略サイトでは、難易度は易とされていた。
昨年11月の神奈川県出張試験会場で初受験したが、あっさり落ちた。わざわざ祝日に神奈川まで足を運んだのにである。
実際に受けると、そこまで簡単な試験なのか…?という感想を抱いた。

前回の反省を踏まえて対策し、今年2月に市原の試験会場で試験を受けた。
しかし分野の1つである「構造」科目に手こずり、4問取れていれば御の字状態か…

結果的には、2度目の受験により合格したのでよかった。前回の電気工事士の失意を少しだけ挽回できてよかった。
合格率は約66%。かなり皆様勉強されているのだなぁ。

後から知ったが、ボイラー技士試験は令和2年頃から問題の出題傾向が変化しているようだ。特に「構造」「取扱い」科目において過去問の使い回しが大幅に減少している。

参考書には書かれているものの今まで出題はされていなかった、絶妙なジャンルを突いてくる印象だった。私は初回受験のときに「取扱」で点が取れず落ちた。

「法令」科目だけは難易度があまり変わっておらず最も高得点が望めるので、ここで稼いで他をカバーする作戦がいい。ただ科目ごとで4問取らなきゃ元も子もない。

 

私はフリマサイトで買った令和2年版の過去問を使い回して勉強していたが、過去問に頼り切りの勉強方法はやめた方がいい。

ボイラー技士の平成27~30年ごろの公表問題を解いていると似たり寄ったりの問題ばかりで、ついつい合格ボーダーに達していると錯覚しがちになる。

しかしあくまでボイラーの過去問は「公表問題」である。本番では見たことがない問題が平然と出てくるので、参考書を隅々まで読み込むことが必要。

 

二級ボイラー技士は単純に試験に合格するだけでは資格を得られない。実務従事しない者が資格申請するには「実技講習」の受講が必要。試験と講習の受講・受験の前後は問われないことになっている。(R4現在)

私は先に実技講習を受けたので、とにかく合格しないと講習受講費(3万円弱)が泡銭になるというのが結構なプレッシャーで、試験を先に受ければよかったと感じた。(このあと受検した発破技士ではそのようにした)

ただ先に本物のボイラーに触れてから試験に臨みたい方もいるだろうし、これは人それぞれだろう。

加えてストレス源なのが、試験そのものより、ボイラー技士含む安衛法の試験は申込方法が超アナログで手間がかかりまくることである。資格自体は増やしたいが、またこの手続きをするのかと思うだけでうんざりさせられる。令和の電子化の時代にいい加減にしてくれ、と感じること請け合いである。

以上。