[翌日]
札幌6:35→7:40深川7:59→8:55留萌 函館・留萌線
11時の留萌行きが恒常的に大混雑しているとのことだったため、朝食をなげうって7時59分発留萌行きに合わせたが、これもかなり混んでいて座席にありつくのがやっとだった。
混雑の原因はやはり8月下旬に留萌線石狩沼田ー留萌間の廃止がほぼ決定事項となり、9月10日に廃止届提出と大々的にニュースで報道されたことが大きい。
個人的には部分廃止はJRが受け入れないだろうと思ったので急転直下のこの動きには驚いた。
私は6年前の部分廃止(留萌ー増毛)の時にも来ているのでどうしても来たいという気持ちがあまりなく、北の大地の入場券がなければ多分来なかった。
すぐ折り返すのもなんだかなー、と留萌駅周辺を少し観光。
まず「お勝手屋萌」で土産を物色。
このショップは留萌地区の土産がそろっている。駅から南に4分ほど歩いたところの建物と、道の駅に店舗がある。品ぞろえは大差ない。
留萌土産って…なんなんでしょうか。とりあえずタコの酢漬けを買った。
次に道の駅へ行って、コーヒーをしたため休憩。最後に旧中心市街地の有楽トンネルという謎めいたトンネルを見学。
もともとこのトンネルがある辺りまでが留萌の港で、このトンネルの中はお店がひしめいていたらしい。
中庭和風スナックヨーコというボロボロの看板のみが残っていて、中には何もない謎の空間。
昭和34年に造られたことと出資者の名前が入口に書いてある。
今は見る影もないが、さぞかし繁昌していた場所だったのだろう。
最後に駅の改札の横にある待合室の中にあるそば屋でにしんそばを食べた。
私が初めて留萌に来た時に食べたこの味が留萌本線の思い出となっている。
もう息も絶え絶えの路線と言っても過言ではないが、よくここまで生き残ったと拍手を送りたい。
留萌12:18→13:13深川13:19→14:25札幌 留萌・函館線
留萌駅の列車待機列に並んでいる時に、思わぬ繋がりのある人とばったり会ってかなり驚き。
12時18分発の普通列車は60人はあろうかというほどの列が形成されていた。さようなら留萌駅。
往復石狩沼田ー留萌間を乗っていて、日常利用と言うか地元利用客は一人二人いるかいないかという感じだった。
特に沼田以北で、実数として何人いるのだろうかと感じざるを得ない。
留萌本線は恵比島駅までの田園風景と恵比島から峠下の山越え、峠下から留萌市街地までの鬱蒼とした雑木林の中をひたすら走る風景に主に分かれる。
峠下駅までは留萌ゆきでは全駅で左側にホームがあり、幌糠ー大和田間はすべて右側にホームがある。
このまま無事札幌駅に戻り旅程終了となった。
本来ならここまでにしてあとは冬にという予定だったのだが春秋航空がまたいらないセールをぶちまけてきたため、まだまだ今季の収集は続くのだった。
【成果】
北の大地の入場券 55→57/82種類