アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

台湾東海岸美食旅(2)【故宮博物院・花蓮鵝肉先生】

2019年9月27日(金)

ぐっすり寝てだいぶ疲れが回復した。バスに乗る前に士林駅前のイカリコーヒー(怡客咖啡)でお茶してまったり。三明治、食べ応えがある。
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■士林9:18→9:45故宮博物院 紅30

苦節6回目の台湾にして初の故宮博物院
故宮に行くバスの本数は多い。

大半の路線バスが故宮の正面の庭園前を通るのでまあ何に乗ってもいいのだが、士林からの場合「紅30」系統だけは故宮の入口正面まで行く数少ない系統であり、注目していた。今回はこだわりを持ってこれに乗ってみることに。

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今までは乗る時だけ、降りる時だけなどバス会社によって支払うタイミングがバラバラだったが、今年7月から台北市内ではルールが統一され、必ず乗車する時と下車する時両方カードをかざすこととなった。
こうなった今、日本人としては運賃収受の方法は国内とそう変わらないし悠遊カードを持っていれば路線バスの活用は難しくない。

・国内と違うのはとにかく乗る意思をアピールしないとバスが停まってくれないことだけ。
・士林のように常に乗客が滞留しているバス停であればバスは(ほぼ)停まってくれるので、系統番号を凝視してバスを逃さないようにすることを心掛ける。
・降りるときはボタンを押して下車する。
・長距離路線バスは降車ボタンがついていないことが多いので乗るときに運転士に申し出よう。
・ここに限ったことではないが台湾では台湾公車通というアプリを使うとバスの現在地がわかるので、系統番号さえわかればバスの位置を掴める。

バス停に降り立って徒歩30秒で故宮の入り口についた。紅30、素晴らしい。

 

なんとこの日は世界観光デーのため入場無料だった。故宮は1年に4日だけ入館無料の日があるのでチェックしてみるといいかも。

個人客なら絶対に音声ガイドは必要。借りてよかった。
陶磁器を眺めているのが意外と楽しくて、あっという間に時間が過ぎた。1つ1つじっくり見ていたら2時間半では全然足らない。入り口のLEDには入場者数1000人と書いてあった。無料日ということで警戒していたが予想よりも混んではいなかったように思う。

翠玉白菜を見て、これで故宮に行ったと言える(肉形石は出張のため見れず)

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何度となくすっ飛ばしていた士林・故宮を今回ようやくおさえて、これでやっと旅行ガイドブックの謳う人並みに台湾に行ったと言えそうだ。

 

 

故宮博物院12:00→12:10士林12:20→12:35台北13:10→14:21礁渓 紅30・台鉄北廻線

ネット予約した台鉄の切符を発券できるのは発車30分前までと気付き、慌てて士林駅前のファミマに入ってファミポートで発券。

紅30は便利だが本数は割と少ないので注意。故宮を出たら土砂降りだったが、紅30なら大雨も回避できる。まあ士林駅側はどうしようもないが…

故宮からわずか30分で台北駅に着いた。初の太魯閣号に心踊る。

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今持ちうる知識で駅弁屋を駆けずり回り、地下二階の空いている弁当屋で駅弁排骨弁当80元を買った。排骨、年々高騰しているような。アツアツの状態で早めに食べるのがおいしい。

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台鉄に乗っている日本人客は大半が瑞芳(九份最寄り駅)で降りる法則。

礁渓で下車し、予定通り礁渓温泉に行こうとするが、あまりの土砂降りで駅の待合室で足止め。とても足湯を楽しめるどころではない豪雨。
20分ほど待機して少し雨脚がおさまったので、悔いを残さないために礁渓森林風呂へ足を運んでみた。
しかし整備工事により11月まで休業中とのこと。えぇ…

休業してるのに、ヒマそうな受付の係員はけっこういた。
雨宿りをするにゃんこに会っただけで寂しく駅に戻った。

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■礁渓16:24→18:24花蓮 復興688次

今や台湾全土で絶滅寸前の青い客車(復興号)に初乗車。最初はガラガラだったが、宜蘭と羅東で大量に乗車、12両編成がほぼ満席になった。

羅東を過ぎてからの海と夕闇のコントラストがとても美しかった。(手ブレだらけなので写真はありません)

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花蓮駅は5年ぶり2回目の訪問となったが、橋上駅舎が完成し、もはや別の駅と思えるほど様変わりしていた。

少し宿で休憩を取り、夕飯を食べに街へ繰り出す。

花蓮は駅と市街地が少し離れている(台東ほどではないが)。駅の近くに宿を取ったので、街なかまで徒歩で25分ぐらいかかる。単に滞在観光するだけなら、繁華街の近くに宿を取るべし。

また花蓮駅から市街地方面に行くバスは、17時を過ぎると激減するので注意。
帰りは太魯閣渓谷から来た路線バスを拾って駅方面に戻った。翌日も花蓮に泊まったが、移動は同じようなかたち。

 

以前にも来た鵝肉先生で夕食。

・鵝肉前段 250元
空心菜[中] 50元

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・魯肉飯25元
・下水湯[小]60元

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台湾ビールを瓶で飲み、晩餐気分全開だった。
鵝肉の前段と後段が何が違うのかは食べ比べをしなかったのでよくわからなかったが、下水湯や魯肉飯が鵝肉の味を引き立たせる。この日が一番主食が充実していた。大満足。

全聯福利中心チャレンジ、撃沈。やっぱりないのか…明日に望みをつなぐ。スタバでマグカップ(280元)購入。

この日の宿:マンシーホテル(「慢時回居」2泊3,900元)

(その3へつづく)