アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

東京出身の悲哀

2014/11/4

東京生まれ東京出身というのは世間体としてあまり良くないのではないかと悩む。

箔がつかない、と思われてるような気がしてしょうがない。

具体的にいうと、地方出身の人は地元に加え、東京に就職するという2枚のカードが切れるのに、その逆はできない。

なぜかと聞くと地方に就職するには、その土地への愛着が必要だとか。

じゃあ東京に就職するときは愛着がなくてもいいのか。

まあ確かに東京は都会だから街並みも刻々と変化するし、実際愛着はなかなか持ちづらい。

そうは思いつつも、地方は土着の人間ばかり採用して何になるのかと、すごく理不尽に感じることが何度かありました。

結局東京は都会を夢見た地方人で成り立っているのだと痛感しました。

まあ私の力が足りなかったといえば確かにそれまでなんですけどね。

そりゃ東京から地方に就職する人なんて絶対数としては少ないし、都会の方が刺激があって楽しいと私も思いますよ。

でも、だから地方はつまらない、都落ちだという考えは古い観念を引きずっているだけのように思うんです。

このまま人口減が続けば、東京出身の人で「先祖が四国に住んでいたから四国の企業である御社を志望した」なんて屁理屈が通ってもおかしくない時代が来るだろうに。

その辺のギャップを語る人が現れないものですかね。

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【振り返り】

就活で東京出身と言うと話が広がらず、面接がうまくいかないことにイライラしていたころの文。

東京出身で上手くやってる人だって山ほどいるので、私が口少なであることのほうが減点対象だったのかもしれません。

ただ社会人となった今は、生まれた土地で働くのが一番の最善策と思います。ゆくゆくは私もそうしたい。