アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

長野やなば・桜吹雪の旅(2)

 

2017年5月4日(木祝)

簗場10:47→11:16信濃大町 大糸線 

4時50分に起き、宿泊者有志で中綱湖の桜の水鏡を観に行く。

釣りしてるのかと思った人たちが皆写真家で、カメラの放列をなしていた。いわゆる「レンズ沼」にハマったような人たちばかり。若干風があり、水鏡は完璧とはいえなかったが、それでも美しき風景だった。

 

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朝飯を食べて宿泊陣に鉄道沼の話を繰り広げたあと、各々散り散りになった。私は特に行くあてもなく、とりあえず青木湖まで歩いてみた。

この日は塩の道イベントが開かれていて、笠をかぶった方々が大挙して歩いていた。

このイベントのスタート地点である青木湖の目の前にヤナバスキー場前駅(臨)がある。この日ぐらい電車を止めても…と思ったがそう簡単ではないのかもしれない。

結局ヤナバスキー場前駅を探見して簗場駅に戻った。5月とは思えないほど桜吹雪が舞っていた。

 

信濃木崎で、千葉から来た特急あずさ3号の待ち合わせ。普段津田沼で見ているものと同じ列車とはとても思えないなぁ…

大糸線信濃大町以北は全線に渡り景色が映えて素晴らしいが、敢えて挙げるなら、仁科三湖が見える稲尾~南神城間(西側)をおすすめしたい。

 

信濃大町で乗り換えるはずの松本行き列車が211系だったのでげんなりし、一本やり過ごして信濃大町で昼飯を食べることにした。

あっさり駅前に二郎インスパイア系ラーメン店を発見し、開店の列に並ぶ。チーズカレーラーメン野菜マシ。さすがに量は本家と比べて抑え気味だった。

 

信濃大町12:37→13:37松本 大糸線

始発から座席がほぼ埋まった。家族連れが多い。ボックスで相対した家族は、23区東部の住民からすると、やたらと意識高い系の話をしていた。大糸線が中央線沿線の延長であることが大きいのか?自分もかつてこの輪の中にいたのになぁ。

安曇沓掛からとてつもない睡魔に襲われた。大糸線はどの区間を取っても風光明媚で、最も市街地寄りの区間ではいつも寝てしまう。

これだけ旅行しているからには、私も少しぐらいは相手に伝わるように路線を語れるようにならなければならないと思う。

 

■新島々14:45→15:15松本 アルピコ交通上高地線

駅名標などで、やたらと鉄道むすめを推していた。新島々下車後、しっかりと旧島々駅舎を目視で確認。

新島々駅の駅スタンプが濃すぎて、ぐちょぐちょになった。

 

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時間が余ったので、松本城を観に行く。中央公民館で無料のレンタサイクルを借りたが、自転車を借りるほどの距離でもなかった。

あまりの混雑で城内に入るのを諦め、郭内のベンチで城を見ながら友人と電話で与太話して終了。

 

■松本17:23→18:28長野 快速リゾートビューふるさと

コンセプトはどうであれ普通電車よりは断然快適なので、結局帰路も信濃大町で指定を購入してしまった。善光寺平の景色はなんど通っても日本屈指の絶景といえる。

 

2017年5月5日(金祝)

善光寺下8:50→8:55長野9:15→11:24津南 快速おいこっと

朝5時50分に起きて、宿泊者有志一緒に善光寺の朝の読経を見に行く。内陣を体験し、あまりの暗さにびびる。おやき(かぼちゃ)と鯉焼きが朝飯になった。善光寺自体は6年ぶり2回目だが、今回はよりディープな寺の姿を確認できた。

大型連休なのに、3割ぐらいの乗車率。

野沢菜漬、木島平村のおにぎり、菜の花の種をもらう。

長野から乗ってましたっけ?と言われる。おもてなしの欠片もない。ある程度前評判は聞いていたが。

途中駅で普通列車と間違えて乗った客が何人かいたが、そりゃ間違えるよなぁ。この座席ならロングシート部分は自由席でもいいと思うが…しかも毎週そんなことが起きているのかと思うと…

連日の早朝起床が祟り、飯山から津南までほぼ寝ていた。自ずと起床時間が早くなるのは、ゲストハウスではよくあること。手すりが窓側にあるおかげで、窓部にもたれかかるとかなり気持ちよい姿勢で寝られた。「おいこっと」の数少なきいいところとして記憶しておく。

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津南は駅の中に温泉がある。というよりは、温泉施設の中に駅があると形容したほうが正しい。

雨が本降りになってきて、いよいよ気分も晴れない。ずっと右手首が痛い。腱鞘炎か?

越後川口行きは「Voiture Amitie」カラー。今回はあたりをよく引く。ツキがある。

 

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十日町14:50→18:16高田 快速越乃Shukura

1年ぶり2回目のシュクラ号。早くも飯山線区間でジャズを聴き、長岡までに日本酒を5杯飲み飲んだくれ列車に。たまらん。飯山線区間に乗ったことで、新潟県の鉄道完乗を成し遂げた。

前回成し得なかった青海川駅に降りることができて満足。

その後少し目を瞑っただけで高田に着いてしまい、危うく寝過ごすところだった。

 

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■高田18:31→19:51長岡 信越線快速

旅のラストは、今や風前の灯となっている115系快速。

直江津駅の数年前の盛り上がりを思うと、かつての仲間が皆いなくなり独り取り残されたこの車両に哀愁を感じる。

今や東日本の国鉄電車最後の牙城であり、末永く頑張ってほしい。

 

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最後まで読破いただきありがとうございました。

全体を通して、長野は空気も澄んでいて暮らすには申し分ないのですが、関東から近すぎて非日常感が薄く、旅行にはあまり合わないなぁと思った旅でした。