アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

長野行き441M普通列車

下諏訪の某有名ゲストハウスに泊まって和むのが第一の目的だったが、常連客飲み会で盛り上がっていたため入るスキがまるで見いだせず、ろくに会話もできず単なる下諏訪湯治の旅と化したもの。

 

2019年12月21日(土)

■高尾14:09→16:57下諏訪 中央本線普通

長野行き441M列車。終点長野まで実に5時間弱走り続ける東日本有数のロングラン列車となっている。

個人的に中央線の新宿ー高尾間はあまり乗りたくないので、ここのところ特急やホリデー快速ばかり使っていた。
中央線を走る211系のロング車とクロス車の割合だが、6両固定編成に関してはほぼ半々であり、運用もまちまち。完全な運ゲースロットとしか言いようがない。そのためクロス車が来て本当にほっとした。

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折り返し列車が着き客が大勢乗り込んだ時点でボックスの空きはほぼなくなった。高尾を出たときと甲府ー韮崎間はボックスに2-3人いる状態だったが、それ以外はボックスに1人程度。

211系の経年劣化した窓は上り列車とすれ違うとガタガタ鳴りまくり。この長丁場を乗り切るために文庫本を持ってきたのに、中身を入れ替えるのを忘れたことに気づき、ただのお荷物と化し床に投げつけそうになった。

 

上諏訪は何度も降りたことがあるが、下諏訪駅で降りるのは初めてだった。

下諏訪温泉を宿で案内され、中華が美味しい店ということで「宝華」で油そば大盛を食べた。つけ麺のような太麺が出てくるのかと思ったが細麺に近かった。あまりに腹が減っていたので余裕で平らげた。

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そのあと、遊泉ハウス児湯に入浴。児湯はめちゃくちゃ熱くて1分と浸かっていられなかったが、露天は気持ちよかった。
風呂は良かったが、相変わらず私は年の瀬にこんなところに来て何がしたいのかまるでわからない。自分を見失っている。静けさに包まれた暗闇の諏訪大社の横を通って宿に戻った。

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2019年12月22日(日)

■下諏訪6:45→9:26東京 あずさ2号

昭和の名歌に歌われた「あずさ2号」が、来春名称消滅するためにお名残乗車。E353系初乗車でもある。

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御名残とはいうものの、このあずさ2号は全く乗る予定になかった列車。東京で他にやりたいことがあったのと、これ以上この宿に滞在していても自分のコミュ障ぶりがグサグサ刺さるだけなので、さっさと退散することにした。
E353系の車内はピカピカの白色LED灯だが、個人的には暖色系にしてほしかったなぁ。その他については快適で文句のつけようがないという感想。
結果としてあずさ2号に乗るための旅にすり替わってしまったが、このところ欠乏気味だった鉄分が補給できたので良しとする。日曜日の朝のためか終着まで空席は多かった。

 

ゲストハウスとは、何人で行くか、入りの時間を早くできるか、常連客との距離のとり方など、些細なことで同宿者との過ごし方が天と地ほど変わってしまう恐ろしい宿泊機関。交流は不確実性がつきものというのを学ばされる。
まあ、安価であるしオーナーはいい人ばかりなので大方楽しめるのではないだろうか。以上は私の性格の問題なので皆様は下諏訪温泉をどんどん訪れていただきたい。