アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

関西ミリタリー史跡と甲子園(4)

◆和歌山6:10→8:50王寺 和歌山線

 

和歌山線を乗りつぶす時は117系にしようと前から決めていた。列車の大半を占める105系に3時間弱乗るのはさすがの私でも耐えられないと思ったからだ。

ただ運用を調べると117系はごくわずかで、「117:105=1:9」ぐらいの割合。117系は運用され始めて14年近くが経つようだが、一向に増えていないようだ。

しかも走っているのが早朝や深夜ばかりで、旅行に使えそうなのは、この列車と五条7:23発和歌山行きの2本ぐらいしかない。今回はこの列車のために和歌山に泊まったようなもの。高田ー王寺間の117系運用はこの1往復だけらしい。そう思うと貴重な列車だ。

 

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岩出ー橋本間はそこそこ学生が乗っていたが、それ以外の区間は1両に10人弱の状態が王寺まで続いた。

まあ、結果的にはまったりしていて存分に楽しめたと言っていいだろう。

 

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◆王寺9:01→9:18高田9:25→10:09奈良10:12→10:20木津 和歌山・桜井線

 

ここから怒濤のように乗り潰す。

王寺から桜井線経由で奈良まで、おそらく乗り間違えたと思われるアジア人がいろいろな人に奈良への行き方を聞いていた。

たぶん快速高田行きが、王寺まで加茂行きと併結されていたため、本来加茂行きに乗れば直通で奈良に行けるところを、分からず車両を乗り違えてしまったのかなと推測した。

桜井線は最初小学生と中学生で激混みだったが、一つ目の金橋でほとんど下車。イオンモールが近くにあるのか…

天理・桜井を過ぎて奈良に着く頃には、私の周辺のロングシートは外国人だらけになっていた。

 

◆木津10:21→11:14放出11:27→11:41久宝寺11:54→12:07放出12:16→12:32海老江 学研都市線おおさか東線

 

捨て身の乗りつぶし続行。

学研都市線の京都側は思った以上に未開発な土地が続いていた。祝園(ほうその)、読めない。

おおさか東線の201系は、あと10年は軽くもちそう。関東からはとうにいなくなってるのに、しぶとい。北部区間(放出~新大阪間)があと数年で開業するが、平然と残りそう。

放出では乗客のために回送にして列車の入れ替えをするなんて、かなり良心的だ。武蔵野線も見習うべき。

 

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JR東西線に入っても連休のせいか客がまばら。やっぱり東京の電車が混みすぎなんだよなぁ…と一人嘆いていた。

 

◆野田13:12→13:25甲子園 阪神

 

ここから甲子園へ。

グリーン上段セレクトチケット特典の弁当はほとんど売り切れ。やっぱり1時間ぐらい前には着いていないとダメだ。

 

試合は阪神が4-1で勝利。

2016年シーズン、タイガースはこの日が甲子園で巨人戦初勝利であった。

ここまでは10試合で1分9敗だった。まったく情けない…

 

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私自身は甲子園で巨人相手に勝った試合を観たのは13年ぶり。

まあその間、1試合しか「甲子園での巨人戦」は観ていないので、統計的には自己満足の世界。

 

◆甲子園→梅田/大阪→新大阪18:10→20:43東京 阪神線・東海道新幹線

 

試合が早く終わったので、さっさと球場を後にする。

去年失敗したので、新大阪の土産屋で職場ばらまき用の土産を素早く購入。

 

新大阪始発のぞみの自由席で帰る。自由席の号車が階段から遠い・・・。

名古屋でほぼ満席になったが、立ち客はあまり出なかった。

 

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7分前を走る「のぞみ44号」(博多始発)の自由席に、デッキまであふれながらキャリーケースを抱えて乗っている人が隣のホームに見えたが、新幹線でそこまでしなくても…

知恵だけで人生は豊かにできるというのは間違っていない。速く移動することだけが人生ではない。