アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

リゾート南房総

1月はほとんど休日に外に出ることがなく、著しい鉄分不足に陥っていたため、このままでは日常に支障が出ると思って計画したもの。遠出することが趣味という状況は、将来的にあまり好ましいことではないとは思いつつも、やはり好きという感情には抗えない。好きなことに給与を叩けるのも、長期的な視点で見れば限られた期間になってしまうのかもしれないと思うことも増え、今年は積極的にやりたいことはやっておきたい。

それにしても、社会人になってこれほどまで時間に対する感覚が変容するとは、見込みが甘かった。大学生の頃にもっとアルバイトをして元手を蓄え、完乗率を上げておけばよかった、と最近夙に思う。そういう後悔があるだけに、繰り返しになるが、今の時期に趣味で満ち足りておきたいという思いは強くなっている。

 

□市川9:15→10:24君津 内房線快速

 

劈頭、11両編成。

 

□君津10:38→12:31安房鴨川 内房線快速「リゾートあわトレイン」

 

ボックスに1名ぐらい。

館山で半分ぐらい降りてしまい、横の座敷で寝ていた。まさに平成の雑魚寝列車。

 

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この列車は江見~安房鴨川間で見える太平洋が唯一の見どころ。

記念乗車証をもらえるのはうれしいが、もう少しデザインが良くなれば…

創英角ポップ体の乱用にしても、千葉支社のセンスのなさは酷いものがある。

 

安房鴨川12:58→13:18上総興津13:46→13:50行川アイランド14:10→14:37大原 外房線普通

 

なばなを配っていたので1束もらう。

 

209系は「走ルンです」とかつて言われただけあって、車内サービス的にどうしようもない車両。車内が若干改装された車端部以外は、乗る価値なし。しかも房総南部は線路状態があまり良くないので、揺れる。

 

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房総半島という土地は、地理的に人が行き交わないので、住んでる人の考えが時代に合わなくなっても、それに気づかずに生きることが許されてしまっている。

あまり共感する人もいないだろうが、私は房総の住民よりも、静岡や岡山の住民のほうがはるかに時代に精通した生き方(タブレットの使用、Wi-Fiの普及等…)をしていると思う。

いまの千葉県は、概ね「君津市千葉市成田市」より東や南に入ると、時代に順応しようとしない人が多すぎて、悲しくなる。

 

□大原15:30→16:24上総中野 いすみ鉄道

 

いすみ351。この日稼働していたのは2両ともロングシート車だった。

ここまでの経路に比べて、観光客がとても多くて賑やかだった。客層もアウトレットにいるような普通の人たちである。オフシーズンに乗客を呼べる路線に成長しているのが凄い。

 

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帰路をこちらにしたのは、「房総横断トコトコきっぷ」という自治体後援で発行している乗車券を使ってみたかったため。

小湊鉄道里山ロッコを運行を始めた段階から使おうと思っていたのだが、トロッコは故障で走らなくなってしまったため、切符のみ使用。

大原駅でアンケートに答えたら、オリジナルの箸をもらった。

 

□上総中野16:25→17:38五井 小湊鉄道線

 

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山奥で1分乗り換えを強いられる。

五井行きでは、ほとんど爆睡して、房総の旅は終了となった。