アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

最初で最後の屋代線

3月16日…

 

 

この日はダイヤ改正前日で、新幹線300系や急行きたぐに・特急日本海に俄然注目が集まる中、私は一人でのんびりと長電を満喫していました。

 

「ぶらり北信濃ひな巡りフリーきっぷ」というフリー切符で長野から湯田中へ、そして須坂へ戻り屋代線へ乗り換え、松代で途中下車。

そして屋代へ至り、しな鉄・JRバス・信越線で帰宅するというルート。

 

それにしてもこの切符、3月3日から4月1日までの発売だというのに、私が行った時には既に原版は売り切れ。

コピー用紙みたいな紙に刷られたものを渡されました。

 

廃線がからむとフリーきっぷも売れるものなんだなぁ…

 

 

長電の魅力といえば、かつて都会で走っていたいろんな車両が見られることではないでしょうか。

 

あいにくこないだまで「成田エクスプレス」で走っていた253系列車は検査で姿を見られずじまいでしたが、今月で実質引退予定の2000系電車などに会えたのは収穫です。

 

 

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まあそれは副産物のようなもので、自分の目的はあくまでも「屋代線に乗り、松代の象山地下壕へ行く」ということ。

そうして着いた地下壕は定休日ということもなく、壕内ですげーとただ感嘆しながら戦前に思いを馳せていたのでした。

 

 

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出会った案内所の人たちはみな愛想がよい人ばかりで、松代という町の温かみを感じた旅だったように思います。