アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

プノンペン→バンコク横断(1)トランジットでプノンペン到達の巻

半年外国に行かないだけで旅行勘は完全に失われており、当時のメモなどを見て必死に思い出すばかり。

この旅行は最初自宅に帰って荷造りしてから羽田空港に向かう予定だったが、直前に職場最寄りのJR駅のロッカーに荷物を突っ込み、直行する方針に変更。予期せぬ残業などがあって、結果として大正解だった。
結局3時間前に羽田空港到着。羽田空港の第3ターミナルにはシャワールームがあり1,500円で利用できる*1。地方人にとってはありがたい設備。

 

羽田空港23:50→6:25クアラルンプール空港 エアアジア D7 523

前回の反省を踏まえ、厚着すぎるぐらいのソフトシェルジャケットとネックピローに身を包み搭乗。
搭乗前は暑すぎるぐらいだったが、結果的には大正解で冷房ガンガンの機内のなかマレーシアまでの道中、存分に睡眠を取れた。離陸前から寝てしまったので機内で何が起きていたのか全く覚えていない。

この便、LCCらしくチェックインや搭乗がグダグダなので大目に見る度量が求められる。

クアラルンプール空港、画になる

 

クアラルンプール空港の安定感はすごい。何でもある。日本系ファミマ、韓国系CU、アメリカ系A&W、フィリピン系ジョリビーなどオールスター。
街には出てないがクアラルンプールに来ているのは事実なので、ようやくマレーシアの首都を訪問したことがあると言い張ることができる。*2

私が楽しみにしていたのはラウンジでの休憩だった。この2年間ほどでトリップドットコムというサイトを頻繁に使用していたため、ランクが上がり、ラウンジの入場権が知らないうちに与えられていた。
今回これを行使し、通常ならプライオリティパスなどでしか入れないラウンジに入れるのだ。

たまたま今回はクアラルンプール空港とスワンナプーム国際空港という二大マンモス空港を利用する*3ので、満を持しての発動となった。

teacher-tomo.com

クアラルンプール国際空港ではTravel club loungeである。クアラルンプール国際空港第2ターミナルは「工」の字型をしており、その左上のPゲートの近くにある。

ぐうたら過ごす


私はこれだけ海外旅行にはまりながらプライオリティパス附帯のクレジットカードを保有したことがないが、束の間の贅沢を味わっている感覚、はまりますね。
多くのインフルエンサーの方々がパスの取得に傾倒するのはわかる気がした。特に食事が取れるのがポイント高い。
マレーシアリンギットは前回の旅行で全両替しており持ち合わせがなかったので、出費なくご飯が食べられるのは大変助かった。2時間近くくつろいでしまった。

 

クアラルンプール空港11:40→12:45プノンペン空港 エアアジアAK538

プノンペン空港は2025年頃に新空港に移転予定のため、現施設は最初で最後の訪問。

プノンペン空港から街中まではクラブで移動。*4一人旅であればグラブトゥクトゥクで十分である。

グラブトゥクトゥク



ただ移ろう風景を見ていて、プノンペンがいかに徒歩観光に向いていないかを感じる。
歩道がほとんどなく実際ホテルの周りだけで歩くのが精いっぱいというか。この町は歩いて観光などできない。
この後もグラブを濫用することになった。旅行中10回近く使った。

早速ホテルにチェックインすると、歩きスマホしているとスマホを取られたりするので気をつけてくださいね、とスタッフに釘を刺される。ここはタイとは違うのだな。

トゥールスレン虐殺博物館

まずはトゥールスレン博物館に向かう。10ドル。
1970年代後半、民主カンプチアクメール・ルージュ」という組織の原始回帰政策による拷問や虐殺で、カンボジアは多くの人材を失い以来数十年にわたり国の発展に禍根を残したといわれる。いきなりめちゃくちゃ重い現実を突きつけられる。


ある程度覚悟して訪問したから影響は軽微だが、この博物館は後半になるほど重い事実を押し付けてくるような構成になっているのでずしりとくる。
写真撮影禁止の場所が多いが、そうであった方がありがたいというような内容。同じ時代を生きていたらどうなっていたんだろうというような憂鬱感に襲われる。
生き残った人たちの一部は一芸に秀でた才能を持っていたからとのことだが、やっぱり何か取り柄のある人間は強いなというポジティブな気持ちを持つのが精一杯でした。

しんみり…

この施設は音声ガイドを外して見学もできるが、音声ガイドを持っていなければ意味がない。
キリングフィールドという観光地をセットで訪れるとより理解が深まるらしい。
「オンカーに従うしかないなんて、人間である意味がない」という言葉は重いね…

72 Restaurant

博物館から徒歩15分ほど南のほうにある食堂。しかしスコール後だったので歩く気にならずグラブで移動。
スープが絶妙にうまかった。ライスもついてきて一石二鳥。おすすめ。

72レストラン
イオンモールプノンペン

イオンの店内にいるスタッフの多さにビビる。学生かと見紛うかぐらいの子ばかり。まあ日本も何年か前までこうだったんだが…食料を補充した。

モール内にニョニュムというカンボジアのお土産屋があります。
まあどうしても用意したいなら、ぐらいかな…
私はせっかくなので買ったけど、わざわざここに来る必要は個人的にはあまりないと思う。

なお、カンボジアはリエルと米ドルの二刀流が浸透しているので、米ドルを持っているなら空港でリエルに換金する必要はまったくないと断言できる。
基本どちらでも払うことができ、米ドルで払っても何故かおつりはリエルで返ってくることが多い。
カンボジア国民は1ドル=4000リエルという換算でレート関係なく動いていることを旅行通して少しずつ学習した。

独立記念塔・シアヌーク

イオンモールの土産を物色して一通り回った後に記念塔を観賞。
独立記念塔はライトアップされ大変美しい姿だったが、この一帯に観光客はほとんどいなかった。カンボジア国内に独立記念塔はプノンペンだけではなく、いくつかあり珍しくもないモノらしい。実際この後に訪れた街でも見ることになる。

シハヌーク


代わりにウォーキングの大群(市民)が公園内を右回りに闊歩していて、邪魔者はどけという感じだった。


記念塔に見とれて歩いていたら、イオンのレジ袋が破けて瓶ビールを地面に落として左手を負傷。
幸いにも大きなケガじゃなくてよかった・・・

この一件もあり、体力の限界を感じて20時投宿。

*1:混んでいることも多いので注意。今回20時45分について1時間待ちであった

*2:今までコタ・バルとジョホールバルしか事実上訪問していなかったため。

*3:この時点では・・・。

*4:空港を出てまっすぐ歩いて行くとピックアップステーション看板がでかでかと表示されていてすぐわかる。