十連休前半で奈良に行き、修学旅行で回るような著名な寺社をめぐりまくっていた。今回奈良を訪れるにあたって御朱印帳を持ってきた。御朱印のために旅するのは初めて。
スタンプラリーのような気分で寺社を巡るのは失礼と思いあまり集めていなかったが、訪問した寺の記録なんてとっていないし、本尊に失礼でなければ思い出として頂戴していいかという考えに転換してきた。
平成31年4月28日(日)
■羽田空港930→1035大阪空港1122→1200門真市1209→1226枚方公園1933→1944樟葉1947→2000丹波橋2010→2046近鉄奈良
▼夕食「三輪焼そうめん」
平成31年4月29日(月)
既に初日で体力をほぼ使い切っていて、アキレス腱が痛いが、スタート。
■東大寺
17年ぶりの東大寺。グローバルな会話があちこちから聞こえる。
しかし初っ端の興福寺ではあまりの御朱印待機列の長さに唖然とし、もらうのを断念。
東大寺でも5人の寺職員が筆を執っていたが、20分近く待った。御朱印どんだけ人気なんだ。
奈良公園のシカは期待通りの数。やっぱり奈良はシカでした。
■春日大社
東大寺から春日大社に行く100円バスの列に並んだが、渋滞のためここから40~50分かかるとバス会社の乗務員に言われ諦めた。なお東大寺から春日大社は、徒歩15分ほどの距離。異常な混みようだ。
■二月堂
若草山麓を通り、二月堂から市街地を俯瞰してホテルに戻った。
▼夕食「吉野葛切りうどんセット」
ホテルで地元の銭湯が薦められていたので、夜はならまちにある「花園新温泉」に入った。看板類がレトロ感満載であった。
平成31年4月30日(火)
平成最後の日は飛鳥地方で迎えることになった。
■長谷寺
近畿の鉄道には疎いので、長谷寺駅があるのも知らなかった。ぼたんが咲き乱れ、非常に画になる寺。
ここは山奥だし道も空いていたので御朱印が難なく取得できるだろうと楽観視していたが、全くそんなことはなかった。この旅行全体を通して日常のキャパを大幅に超えた人出だったように思う。御朱印は6種類の中からお選びくださいと言われる。こういう場面でこだわりが持てればいいんだけど。
特別拝観で仏様の足をさするなどしていたら、結局1時間半近く滞在してしまった。
▼昼食「茶そば」
■飛鳥寺
仏像の手の形は施無畏印(右手)と与願印(左手)といわれ、それぞれ「相手の恐れをなくす」「相手の願いを聞き届ける」というサインだとの僧侶のご説明。
平成最後の日に大化(最初の元号)発祥の地である飛鳥の地を訪れられたのは何らかの考えを持たれてのことでしょう、と問われた。そこまで深い考えはなかったので少し恥ずかしかった。
それにしても自転車で訪問している観光客の多いこと。
■高松塚壁画館
昭和45年ごろに出土した壁画のレプリカが展示されている。
ここまで寺ばかり巡っていたので期待していたが、有料のわりに展示品は多くなく、少しがっかりした。
関空から平成ラストフライトで帰宅した。
御朱印に関しては、飛鳥寺は預け式だったので難なくもらえたが、他は結局ひらパーのアトラクションに並ぶのと大して変わらないぐらい並んでばかりだった。
人ごみが苦手な自分にとって、次はもう少し時期場所を選んでゆったりと廻りたい。