2020年8月29日(土)
- ◆宿毛7:15→9:17窪川 土佐くろしお鉄道中村・宿毛線普通
- ◆窪川9:40→10:34江川崎 予土線「鉄道ホビートレイン」
- ◆江川崎10:43→11:51家地川 予土線「しまんトロッコ2号」
- ◆家地川13:30→13:45窪川 予土線「海洋堂ホビートレインかっぱうようよ号」
- ◆窪川14:54→15:31中村 土佐くろしお鉄道中村線特急「あしずり5号」
- ◆中村17:45→17:54土佐入野18:40→18:48中村 土佐くろしお鉄道中村線特急「あしずり16号・あしずり9号」
- ◆中村9:24→11:06高知 特急あしずり6号
- ◆高知駅前13:15→13:40高知龍馬空港14:55→16:25成田空港
◆宿毛7:15→9:17窪川 土佐くろしお鉄道中村・宿毛線普通
通学列車。中村でほとんど降りたが、中村からも割と乗客が残っていた。この列車は5年前も乗っているが、その時は誰もいなかった。500円で1日フリーの乗車券ができたからかもしれないが、実際どうなんだろう。土佐佐賀まで停車時間を引っ張るダイヤに変わったのは学生への配慮か。
窪川駅にコインロッカーがあったら荷物を置いて行こうと思ったが、見事になし。
◆窪川9:40→10:34江川崎 予土線「鉄道ホビートレイン」
乗客20人で盛況。先ほどの列車からの客もいるが、半分以上は高知からの特急しまんと1号に乗ってきた客だ。
手前味噌で恐縮だが、予土線には「予土線三兄弟」と呼ばれる車両が3種類走っていて、長男がしまんトロッコ号、次男が海洋堂ホビートレインかっぱうようよ号、三男がこの鉄道ホビートレインとなっている。この順番は走り始めた順番をなぞっているが、鉄道ホビートレインはその見た目の斬新さから、なかなか本州の人間には評判である。これだけの改造でも1千万円もかかると知って愕然とする。
予土線はしまんトロッコ号と鉄道ホビートレインの一部の座席を除いてオールロングシートの車両しか走っていないので、やはり一般的な鉄道の旅を楽しむのにはしまんトロッコ号は外せないのではないか。
窪川~江川崎と江川崎~宇和島の間で鉄路が完成した年が大きく違うので、乗り心地が全然違う。宇和島から江川崎の方が古いので遅い。
初めて予土線に乗る方は宇和島側から乗ったほうが後半に快適な区間が来るので、気だるさは感じないような気がする。別に無理に全線一気に乗る必要はないけど。あと、どの車両に乗ってもトイレがないのが結構きついです。
江川崎で予土線折り返し。駅の地元の売店で予土線オリジナルの T シャツを購入した。なにせ乗り換え時間が9分しかないので即断即決。江川崎のトイレの列に並びギリギリだった。
◆江川崎10:43→11:51家地川 予土線「しまんトロッコ2号」
2本目は鉄道ホビートレインからしまんトロッコ号2号である。先ほどのキハ32からキハ54に乗ると、キハ54って車体がでかいんだなと思ってしまう。しまんトロッコ号に乗るのは8年ぶり2回目(前回は「清流しまんと号」)。
しまんトロッコ号になってからしばらく快速列車風の単独運転になっていたが、昨年からまた清流時代の定期列車に併結するパターンに戻った。
団体が乗っていたためほぼ満席状態でくそ狭かった。地元のガイドさんが車窓の変化を解説してくれた。予土線は四万十川に寄り添った時に、左右に様々に川面が移ろう。たいていはどちらか一方側の車窓に偏るのが必然なので、こういう路線はなかなかない。これも開業が1970年代と比較的新しく規格がすぐれているおかげである。この区間を建設した旧鉄建公団の功績と言える。
ボランティアの方々は、去年は十川駅から解説をしていたらしいが今年は江川崎からやっているらしい。以下解説メモ。
・日中はなかなか暑いので川遊びをすることはない
・沈下橋以外の沿線の橋のかけ方は四万十川の景観に配慮されているということであった
・ちなみに十川駅の近くにある道の駅は"十和"で住所は"十和川口"。これだけ聞くと十川が十和と川口の合成地名かと思うが、実は逆で十川と昭和という地名の合成が十和とのこと。ややこしい
・6~7月に線状降水帯で大雨が降り続いた時は沈下橋もその名の通り本当に沈下するほど、水量が多かったらしい
・今回は混んでいたからなのかよくわからないが車内販売はなかった
最後拍手に包まれて土佐大正で解説が終わり、トロッコ乗車も終わった。
途中の家地川で降りてスタンプラリー達成を目指すため、佐賀取水堰へ。
ダムの駐車場にある案内板の解説ボタンを押したらメロディとともに概要(下記)が流れた。
・昭和12年に完成
・平成13年からは河川環境の改善のため夏場の放流量は日本最大級
・高知県西部地域で使われる電気が14%地域の電気の安定供給に大きく貢献している
・発電出力は最大で15700kw
家地川のスタンプは四国電力の事務所の前にある。(家地川駅から徒歩5分程度)
しかし予想はしていたが暑すぎる。先ほどのしまんトロッコ号では、四万十川沿線の自転車でサイクルトレインを利用している客がいっぱいいたが、この陽射しでは素人は漕ぐ気にならない。
しかもこの家地川駅周辺、自販機すら無い。四国電力の勤務者はどのように飲料水を調達しているのか。私が見つけられていないだけなのかもしれんけど。これからスタンプラリーをする人には、家地川駅には飲み物を持ってきた方がいいということを強く伝えたい。
佐賀取水堰の近くにある橋からは佐賀取水堰が一望できここが一番のシャッタースポットと言っていいのではないか。
家地川駅を使って佐賀取水堰に昼間に訪問する効率の良いプランは、事実上この乗り継ぎパターンしかない。まあ取水堰のスタンプはいつでも時間問わず捺せるのでこの列車で来る必要もなかったのかもしれないし、そこまでしてこのスタンプラリーに懸ける人もいないだろうけど。
調べていて分かったことだがこのあたり(高知西南部)はセブンイレブン未開の地。結局家地川駅に12時45分頃には戻り日陰のベンチで涼んでいた。
◆家地川13:30→13:45窪川 予土線「海洋堂ホビートレインかっぱうようよ号」
最後に次男に乗車して締め。乗りつぶしに来ているような客10人ばかり。車内はかっぱのアートが展示されていて独特な空間となっている。
窪川駅で記念品受領し、スタンプラリー終了。記念品は缶バッジ。
(コンプリートの図)
アンケートに回答してしばらく経った後、日本郵便四国支社の方からお礼のお手紙をいただいた。手書きとは恐れ入ります。また来ます!
駅内にある食事処「しまんとえきめしFORM」でようやく遅い昼食。以前こんな店なかったなと思ったら昨年の8月にオープンしたらしい。
四万十まぜそば+ごはん。ほどよく辛くてよい。 そぼろがご飯に合って店員さんのアドバイス通りだった。
◆窪川14:54→15:31中村 土佐くろしお鉄道中村線特急「あしずり5号」
向かい側のホームには今夏から運転開始した「志国高知時代の夜明けのものがたり」号が停まっていて老若男女問わず大人気だった。私ははた旅クーポンの魅力に敗れたので、今回は見送るだけ。
中村駅でいま話題沸騰中の鉄印帳を購入した。また入ってはいけない沼に入りかねない第一歩だ…
◆中村17:45→17:54土佐入野18:40→18:48中村 土佐くろしお鉄道中村線特急「あしずり16号・あしずり9号」
物産館サンリバー四万十と中村駅の売店で大量に土産を購入しクーポンをありがたく使わせていただいた。
その後、満を持してどうでしょうバカなら訪れるべき高知の「いろりや」へ向かった。
(途中の農道で撮影。昨日から遭遇するのは土佐清水市ラッピング車両ばかり)
しかし、まさかの休み……あらまあ…傷心で中村に戻った。
あまり調べていなかったが、繁忙期は麺がなくなると店を閉めてしまうようだ。
物産館横の「いちもん家」を第2候補にしていたが異様に混んでいたので、物産館で惣菜を買い込んで夕食とした。
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2020年8月30日(日)
◆中村9:24→11:06高知 特急あしずり6号
2両でも高知まで足りる乗車率。2000系でスマホを開いてはいけない。振り子に慣れていない東日本の人間は酔う。
ウイリーウインキーというJR四国系列のパン屋が、9月でブランド消滅するためお名残昼食。
酔ったため、はりまや橋だけ見て駅に戻った。しんじょう君、かわいい。
◆高知駅前13:15→13:40高知龍馬空港14:55→16:25成田空港
高知龍馬空港初訪問となり、これで四国4県の空港を制覇した。(おわり)