■新青森6:57→7:03青森 奥羽線普通
この日はストーブ列車と男鹿のなまはげ祭りへ行くことを目的としていた。
しかし天気が想像を超える大荒れ模様で、奥羽本線がダイヤ乱れのうえ、五能線も全く動いていなかったので、五所川原に行く予定を早々とあきらめた。ストーブ列車に乗るのも断念。
というわけで秋田に抜けることを念頭に置いて、臨機応変に動いて行かざるを得なくなった。
新幹線に乗れば盛岡廻りで秋田に行くことはできるが、あまりにも当初のシナリオとかけ離れてしまうので、私はあくまでも奥羽本線経由にこだわった。県境の弘前~大館を通過できれば何とかいけるという淡い期待もあった。
奥羽本線が8時過ぎまで動かないということだったので、一時的に青森駅に戻り、古川市場でのっけ丼を食べた。
■青森7:55→8:39弘前 奥羽本線普通
40分遅れのこの列車で、とりあえず弘前まで行くことにした。奥羽線はボロボロなのに津軽線は平常運行だった。青森ではよくあることらしい。
この列車は時刻通りであれば大館行きに接続するのだが、案の定この状況でそんなことはなかった。
時間が余ったので、雪の弘前城を観光する。
ほとんど休眠状態。
あと3か月もすれば桜が咲いてこの公園が人が埋まるのだろうが、そんなことは想像できないほど一面真っ白だった。
■弘前11:20→大館 代行バス
代行バスは補助席を使うほど混んでいた。爆睡。
大館ではこの日「大館アメッコ市」が開かれていて、秋北バスが駅前から臨時のバスを15分おきに出していた。
ここでも時間が余り、せっかくなので行ってみる。
秋北バスの案内をしていた人たちは、おふざけムードがあって活気に満ちていた。
こういう人、都会にいなくなってしまったなぁ。
アメッコ市は秋田の人であふれていた。
友人曰く「地方の祭りって感じがする」。
こういう場所で日常を過ごしていたら、東京へあこがれを持つのも必然なのかな、と思った。
次に動く予定とアナウンスされていた「つがる6号」に合わせて大館駅に戻る。
この列車が20分以内の遅れで走行すれば、男鹿線に乗り継ぐことができ「男鹿なまはげ祭り」へ向かうことができる。
一縷の望みに賭けて駅へ戻ったが、駅では
「運転士が弘前駅からタクシーへ向かっているので発車が遅れます」
という放送が繰り返されていた。
結局「つがる6号」は50分遅れ。
あぁだめだ…男鹿行の計画が崩れ去った。
■大館15:40→17:25秋田 奥羽本線普通
男鹿が絶望的になった時点で、この列車(「つがる」)にこだわる意味がなくなっていたので、特急料金を払い戻して次の普通電車に乗った。
冬の旅行はなかなかうまくいかないものだ。
向かいのホームには、大雪で抑止がかかったトワイライトエクスプレス(札幌行き)が停まっていた。
この時点で6時間以上停まっていたのではと思われる。