二日目(8/1)
宇奈月757―[黒部峡谷鉄道]→912欅平…[黒部ルート見学]…黒部ダム1505―[関電トロリーバス]→1520扇沢1530―[アルピコ交通]→1605信濃大町1719→1909富士見1933→1942小淵沢2018→2230高尾2231→2325御茶ノ水
朝から大荒れの天気。
雷鳴轟く峡谷になってしまいそうです。
これでも、群馬の突発的豪雨よりは穏やかかもしれません。
普通客車は自分だけ。
カッパを着ないと濡れますよ、と改札で言われましたが、風が弱かったので思ったより雨をよけられました。
欅平駅から黒部ルート見学会が始まります。
この日の参加者で単身で来ているのは自分ともう一人だけでした。
関電の方が丁寧に説明してくれるので基本誰でも楽しめると思います。
専用鉄道や専用バス、インクライン等をいくつも乗り継ぐので乗り物好きは特にお勧め。
関電の説明役の方によれば、黒部峡谷鉄道はものすごく維持費がかかるらしい。
途中の仙人谷ダムでは観光停車してくれます。
専用軌道なのに時刻表が貼ってあって感動!
最後は専用バスに乗車し黒部ダム到着。
立山黒部アルペンルートの途中にあるため、観光客の数が一気に増えました。
これほどの雄大な風景になると写真にしても収め切れていない気がしてついつい何枚も撮ってしまいます。
でもいかに目に焼き付られるかが大事だと思います。
ここでは「黒部ダムカレー」を食べました。
しかし食べた後で財布をよく見ると所持金が信濃大町に下るための交通費ギリギリしかない。
黒部ダムに郵便局はありません。ダムに置き去りなんて御免だ、ここは節制しないとと思い、お土産は大町に下って金をおろしてから買うことにしました。
50周年ということで特設展示をやっていました。
「高熱隧道」や「黒部の太陽」を読んでから来れば感慨もひとしおだろうと思います。
ただ宇奈月からずっと掘削時の武勇伝を聞かされていると、黒部は良くも悪くも関電と表裏一体なのは否めません。
ここから人生初のトロリーバスに乗車します。
今走っているのはここだけですが、かつて東京はじめ都市部にも走っていたことを知る人は少ないのではないでしょうか。
乗務員がしっかりした制服を着ていることからも、これが法制度上電車と扱われていることが汲み取れます。
それにしてもアルペンルートはとにかく交通機関の運賃が高い。このトロリーバスは15分の乗車で1500円。学生にとっては痛い。
信濃大町駅で土産を買いました。
売店のおばちゃんによると、大町市に今年からゆるキャラが誕生したようです。
くまモンやバリィさんのような革命児とデザイン面はいい勝負だと思います。
ただ現在はゆるキャラ全体の数が増えすぎていて、これから人気を勝ち取るのは茨の道でしょう。
その他にも「アルクマ」のぬいぐるみは人気ですぐ売り切れちゃうのよね~といった話をしてくれました。そんなに人気だったのか、あのクマは…(笑)
大糸線は8年前にムーンライト信州で乗って以来。昼間に乗るのは初めてです。
今年になって高崎線でも走っている211系がこの信濃の地にも入ってきました。
数年後には甲州エリアのほとんどが211系になるようです。
おなじみの通勤型車両が地方に回されるパターンですが、まあ時の流れと思うしかないでしょう。
車両もとい座席に文句を言いながら旅するのは、何となく柔軟性に欠けていると思います。ロングシートは良く寝られる、ぐらいに捉えないといけない。
そうこうしているうちに富士見で乗り換え、甲府行きに乗車。
あ、富士見行の網棚に土産忘れた\(^o^)/
超凡ミス。なぜいつも危険を冒して網棚を使ってしまうのか…
旅のエキスパートへの道のりは遠い。
-終わり-