関西電力が主催している「黒部ルート見学会」というものがあります。
これに参加すると黒部峡谷鉄道の欅平から黒部ダムに抜ける約30kmの道程を見学できます。
欅平駅の周辺は登山道が多く、一般客がのこのこと行く場合は宇奈月へ折り返すしかないけど、このルートを使えば一筆書きで旅行が出来るなぁ・・・
時刻表を読んでいてそんなことを考え、当たればいいなという気分で5月に応募したところあっけなく当選してしまいました。
こういうツアーは複数人でいけば面白いのに、いちいち了承を取るのが面倒でハガキに自分の名前しか書かなかったことからやむを得ず一人旅となりました。
一日目(7/31)
高崎710→813水上824→1014宮内1024→1147直江津1312→1456(+14)黒部…<徒歩>…電鉄黒部1514→(富山地方鉄道)→1543宇奈月温泉
寝不足で寝過ごしそうになり宮内で慌てて降りる。
直江津で列車を一本ずらしてしばし休憩。
しかし駅前は相変わらず食事をとる場所に欠けるので、近くのイトーヨーカドーまで歩いて昼飯をとる。
その途中、ふらふら歩いてたら「えちごトキメキ鉄道」の本社を発見。
北陸新幹線開業後に新潟県内の第3セクターを受け持つ会社である。
新幹線の駅名が上越妙高駅に決まったとあちこちの看板に書いてあった。
しかし教授も言っていたが、この名称はいまいち釈然としない。
まあ新幹線駅ができると今までよりも乗客が増えることは間違いないので、開業後に期待しよう。
ここから北陸本線。
糸魚川にて「大糸線は8月中旬まで運転を見合わせております」と放送が入る。
昨年冬に来たときも自然災害で運休していた。
新幹線ができたら、南小谷以北の雲行きはますます怪しい。
安全確認で15分近く遅れて黒部に到着。
JR黒部から電鉄黒部駅まで徒歩15分ぐらいかかったのでギリギリだった。
富山地方鉄道の駅は時間が止まったようだと本で読んでいたが、本当だった。こういう構造のホームは全国でも稀だと思う。
うーん、ちょっと市街地から遠いな…
使う人がいるんだろうか。
宇奈月温泉駅では旅館の送迎担当が改札前にずらりと並んでいてびっくり。
乗客5人しかいなかったのに…ご苦労様です。
~私の宇奈月温泉指南~
・食事は宿でとるのが無難
・温泉も宿で入った方がいい
・大した距離でなくても送迎してくれる
(2日目につづく)