アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

南紀旅行 その2

大門坂から熊野那智大社へ、古道を歩く。

坂道と階段の連続。普段から慢性的に運動不足なのでへとへとになった。

とくに那智大社を目前にして、数十段の階段を目にした時の絶望感は忘れられない。

 

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ただ黙々と古道を歩くのも自分としては面白くないので、紀伊勝浦駅熊野古道押印帳というスタンプ帳を買っておいたのだが、大門坂の途中で早速二つ目のスタンプを押し忘れたことに気付く。

神社と那智の滝を訪ねたあとに再び大門坂でスタンプ台を探し回ったが、見つからなかった。

僕の目がふし穴なのかもしれないが、ここだけではなく那智大社青岸渡寺も非常にわかりにくいところにスタンプ台があるので、皆さんもスタンプ収集には注意しましょう。

 

この日は紀伊勝浦の民宿に泊まった。

 

次の日は大雨。

南紀パスの特権を大いに利用し、紀伊勝浦始発の特急「南紀4号」で新宮へ。これに関してはただ乗りたいだけと言われてもしょうがない。

 

まず熊野三山二つ目の熊野速玉大社を訪れる。

昨日の那智大社までの苦労を思えば、階段もなくとても楽である。

ここでは大雨による自分の荷物への被害が大きかったことしか覚えていない。

 

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次は、瀞峡へのウォータージェット船に乗ることになっている。

このあたりから昨年の台風の痛ましい爪痕がちらほら見え始める。

 

あいにくの天気だったが、無事運行。

途中奈良県をかすめる。瀞峡の景観には大いに満足。

志古乗船所は台風の影響でプレハブでの営業だったが、食堂の営業終了間近に飛び込み、昼食をとる。

 

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志古から、熊野交通でさらに内陸へ進み、熊野本宮大社へ参拝。

2日間で熊野三山をすべて制覇してしまった。

 

今日は湯の峰温泉の民宿に泊まる。

とはいっても湯の峰温泉は通行止めにより路線バスが運行していない(今週6/1ついに開通するそうです)ので、急遽仕立てられた田辺市代替バスで狭隘な道をゆく。この道は土砂崩壊や倒木が多く物憂げな気分になった。

 

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(つづく)