2019年2月10日(日)
■バガン10:38(定刻9:40)→11:00ニャウンウー村
目覚めると、車窓には赤土の台地が広がっていた。
この列車は定期列車なのに、列車が通ると沿線の子供が笑顔で手を振ってくれるのがうれしい。
バガンに近づくと物乞いの子供が等間隔で立っているのは少し切なかった。隣の英国人夫婦、わざとホームのおやじにゴミを渡したりしている。かなり策士と見た…
終着駅には1時間遅れで到着。列車から降りた途端、タクシー運転手の激しい攻勢にあう。
バガンは駅・バスターミナル・空港どれも、村まで5km近くあり、路線バスはないものと思われる。
自分が、機関車の写真を撮るためホーム前方に行ってもずーっとくっついてくる。
駅にとどまっていてもしょうがないので、12000チャット払ってタクシーに乗った。途中の小屋の横で入域料25000チャット払った。
■ニャウンウー村
ニャウンウーに宿を構えたのは動きやすさからも正解だった。
まず、空腹を補うためレストラン街に行き昼食。
オンノカウスエというヌードルスープを食う。少し量は少ないけど、ココナッツスープがまろやかで舌鼓を打つ。スープはほとんど飲んでしまった。
(レストラン︰Bibo)
次に、Eバイクを借りてオールドバガン観光(1日5000チャット)。
Eバイクというのは電動原付のことで、バガン内では自転車感覚で乗れる。寺院が点在しているバガンでは観光に適した乗り物。
ホテルに常備されているものを借りた。ヤンゴンに続いて手配は何でもホテル頼み。ミャンマー人の優しさに甘えていると言われても仕方ない。
旅先でバイクに乗るなんて初めてだ。午後2時スタート。
■アーナンダ寺院→タラバー門
借りたはいいものの右側通行ということもあるので、慣らし運転でとりあえず一番メジャーとされるアーナンダ寺院にたどり着いた。
ニャウンウーからタラバ―門方面は舗装道だが、ちょくちょく穴があったり道がデコボコしているので運転に集中していないとスリップしそうで怖い。
走っていると無名の寺院が道の横にいくつもある。日本と違って前の原付や馬車を追い越したりするときにはクラクションを鳴らしていくようなマナー(?)だったのでとりあえずぶぁんぶぁん鳴らしていた。
アーナンダ寺院は10mにも及ぶ仏像が見どころ。
いつものように東西南北に巨大な仏像があるが腕の形が微妙に違うだけなので、歩き方片手に目を凝らすしかなかった。
※北口から入りやすいですが、絶対外観は南口から見ましょう。
■マハボディーパゴダ・ブーパゴダ
ブーパゴダの後ろに広がるエーヤワディー川は広すぎて海のように見えた。
■タビィニュ寺院・シュエグーヂー寺院
オールドバガンのちょうど中央辺り。
オールドバガンはお店が少ないので、そのへんの露店で飲み物を調達するしかない。
■シュエサンドーパゴダ・シィンビンターリャウン
かつては仏塔の階段に登って、サンライズやサンセットを拝むことができたらしい。
■ダマヤンヂー寺院
シュエサンドーパゴダからダマヤンヂー寺院は狭い道があって抜けることができるが、かなりのダート道である。何度も砂に足をとられて転びそうになった。
ここは規模が大きいし、中に入ると造りかけで放置された跡がいくつも見られる。外観がピラミッドみたいでとても画になる。
■スラマニ寺院→ニャンラパット・ポンドの丘
スラマニ寺院も外観の美しさが目を引く。
この一帯、ダート道が続く。
Eバイクでは遭難に注意と「歩き方」に書いてあるが、グーグルマップにも載っていない道が多いので一つ隘路に入ってしまうと十分ありうる。その点Wi-Fi様様である。
ニャンラパット・ポンドの丘というのは夕陽が拝める丘のことで、寺院の上に登れなくなってしまっている現在ではサンライズ及びサンセットの貴重なスポットとして名を馳せているようである。
ここをちゃんとサンセットの時間に来れるように計算していたのだ!( *´艸`)
しかし、この日は雲が多くて陽が少し見えるだけに終わってしまった。
現地には100人ぐらいの観光客がいた。グーグル先生にニャンラパットと入力してもエラーになって困った。
ここまでで切り上げてニャウンウーの宿に戻った。
午後6時半、ホテルに戻る。暗くなる前に観光は終わらせたほうが良い。街灯が少ないので危険。
マスクもしていなかったので、クルマの砂ぼこりを一身に受けてしまいこの日以降喉がごわごわするような感覚が続いた。
爪も砂だらけ、何度も参拝したため足の裏も汚れて身体がぼろぼろ。
晩餐は、インド料理屋でバターマサラカレーを食べた。あまり辛くない。自身久々にカレーを食べたのでおいしくてナンをおかわりしてしまった。カレー5000チャット、ナンは3000チャット。
ラッシーっていう飲み物を全然知らなかった…人生経験まだまだ浅いわ…
食後、疲れ果ててホテルの部屋に倒れこんだ。
[レストラン夕食:Indian Hat Restaurant]
[宿泊先:ティリミンガラーホテル Thiri Mingalar Hotel]
((4)につづく)