アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

初めてのミャンマー旅行記(4)【ポッパ山に登る】

2019年2月11日(月)

6時半起床。
今日はポッパ山に行く。9時発のツアーを昨日ホテルで予約してもらった。42000チャット。

このシェアタクシー(実質貸切)の運転手氏は人格者だった。

途中で棕櫚酒のお店に連れて行ってもらったり、サレー(別の観光地)も行くかとか気を遣ってもらいありがたかった。

ポッパ山に行く途中の道では、多数の物乞いと遭遇する。
クルマが通ると手を差し出したり、道路にわざとモノを落としたような素振りをして減速させようとしてくる。彼らは貧しい人だ、と運転手氏。

いや〜相変わらず日本では考えられないような光景だな。世界が広がったと勝手に思う。知らない世界がまだまだある。

 

■ポッパ山

ポッパ山というのは、パゴダが山頂にポツンとある岩塊のような観光地のこと。

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700段近い階段をほぼ裸足で歩くことになる。タクシーの運ちゃんには麓で待っていてもらう。

途中に野生の猿がたくさんいて足元はとても汚かった。

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ここに限ったことではないが、観光していると不潔覚悟なシーンがいくつも降り掛かってくるので、こういうのがダメな人は正直ミャンマー旅行は薦められない。

猿は何匹もうごめいているので、歩いているといきなり階段の屋根がドカンと鳴ったりしてドキドキする。

ただ登りきった頂上から見るバガン一帯の風景は格別だった。

 

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寄付するとモニュメントに名前が刻印されるらしいが、日本人も結構寄付してるんだなと思った。何軒もある土産屋はどの店でも並んでる商品が同じものばかりだった。

こんなところまで来ても、日本人と数組すれ違って驚いた。

 

しかし、あのすれ違った人はポッパ山に行ってきましたなんて帰国してから胸を張って土産話ができる人がいるのだろうか…。旅好きの周りにいるのは旅好きなのか?まずバガンという都市の説明から始めないといけないんじゃないだろうか。かく言う私も、バガンの一観光地という説明にとどめてしまった。まあ、土産話が目的ならヨーロッパとか行けばいいんだろうけど。他人に理解されないほど深淵たる旅の世界に、踏み込んでいるのを感じる。

 

 

午後1時半にツアーは終了し、遅めのお昼ごはん。このレストランはミャンマー人の職業訓練の場になっているという。

Burmese(ミャンマーの)というメニューの語句につられて、ミャンマー野菜カレーを食べる。
豆のスープがほんのりした甘いカレー。昨日のインドカレーより味はやさしめだった。日本のレトルトカレーとは似て非なるもの。野菜の味がしみる。
 (レストラン:Sanon)

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■謎の両替所

意外と金を使ってしまったので、懐事情を鑑み安全を期して両替をすることにした。

バガンでも、日本円が両替できる場所がある。詳しくはリンク先をご覧いただきたいが、どうしてここで日本の万札が両替できるのかと思ってしまうような、ただの民家だった。

本当に助かったので、この情報を得た方に感謝したい。ことミャンマーに関しては、事前に知りたくても現地に行かないとわからないことも多い…と思っていたほうが気楽かもしれない。

s.webry.info

※目印としては「エデンモーテル」をグーグルマップで検索して、その右側にある民家。
レートはヤンゴンとそこまで変わらなかった。
Eバイク運転の途中で寄るのが良いと思います。

 

残り時間で、昨日回り切れなかった大御所どころを回ることにする。二日連続のEバイク観光。

 

■シュエズィゴン・パゴダ

ニャウンウー村寄りでは最も大きいパゴダ。土産売り場あり。

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もはや靴を脱いで寺院に入るのになんの抵抗も感じなくなってきた。何度も脱いだり履いたりしているうちに靴下がボロボロになってきた。

 

私は最後まで靴下履きで通しましたが、露店などでサンダルを買ったほうが間違いなく寺院巡りは楽です。

 

ティーローミンロー寺院

 ダート道の途中に忽然と現れる寺院。外観の美しさはスラマニ寺院と互角。他と同じように4体の仏像がおさめられている。あまり考えずに一周して出た。

 

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イタリアンレストランでピザを食べて、ホテルに戻った。16時だからか全然人がいなかった。

(レストラン:シャーキーズ)


バガン観光これにて終了。ヤンゴンへ戻る。

 

■ニャウンウー17:45→18:00バガンバスターミナル19:30(定刻19:00)→... 夜行バス(Bagan Min Thar)

バガンを出発してからの行程がこの旅行の修羅場なので、覚悟してBTへ向かう。

宿でタクシーを呼んでもらって送ってもらう。7000チャット。
やっぱり流しのタクシーを拾うより若干安め。

だいぶ早くに着いたので、非常食の菓子を商店で買い込みバスに乗車した。

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※バスの予約は早めにしておきましょう。
私は当初JJエクスプレス(VIPバス)に乗る予定でしたが、あいにく満席でノーマルバスに変更。

今回はミャンマーバスチケットというサイトで申し込みました。

 

www.google.com


バスは19時30分に出発した。時刻表は19時だったが…19時というのは集合時間みたいなもんなのか?
車内は飲み物(ミネラルウォーター)付で予想したよりは快適だった。 ちゃんと減灯もしてくれた。
しかし休憩時間になるとほぼ強制的にバスの外に出るよう促されるのは少しきつかった。

午後11時に、30分間の休憩がありチキンタミンジョーを食べた。

夜行バスだろうと、追い越したりするときにクラクションを鳴らしまくるのは変わらない。 途中で高速道路に乗ったところで眠ってしまった。

 

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((5)へ続きます)